映画「アイ・ソー・ザ・ライト」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
この映画にはtoikun以外のレビューはまだありません。
アメリカ南部アラバマ州出身のカントリー歌手ハンク・ウィリアムスは、結婚後地元のモントゴメリーのラジオ局の早朝番組で仲間と共に美声を披露していたが、まだまだハンクには大きな夢があった。
それはテネシー州ナッシュビルのラジオ局で開かれている番組“グランド・オール・オプリ”に参加して大スターの歌手になると言うこと。
その歌声は誰もが認めるところだが、ハンクは生まれながらの脊椎の欠陥により背中に酷い痛みを抱え、痛み止めの薬が欠かせなかった。また妻との不仲などもありアルコールにも頼るハンクは、禁忌である“酒で薬を飲む”という“カクテル”をするにまで…。
時代を彩った実在のカントリー歌手ハンク・ウィリアムスが、今イチバン輝く英国人俳優によって蘇る!
公開は10月1日(土)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー!まだ少し時間があるので、興味津津の皆さんは↓↓↓
ハンク・ウィリアムスを知るファンは、公式サイトでハンクを演じるトム・ヒドルストンと外見を見比べてみよう!そしてヒドルストン自身が歌うハンクの楽曲は劇場で味わおう♪
そして映画ファンには有名なムビチケだが、本作のムビチケは“どちらのトムヒ?2種から選べる紙ジャケ風ケース付きムビチケ”と公式サイトに書かれているので、そちらの方も是非♪
少し面白い話を。
トム・ヒドルストン自身が楽曲を歌っていることは公式資料にも載るところだが、そのヒドルストンは英国人俳優である。対してハンク・ウィリアムスはアメリカ南部出身であり、アメリカでみても南部訛りは独特と言われるが、それをイギリス人のトム・ヒドルストンがマスターしてハンクの楽曲を歌っているのだ。
本当かどうか疑問をお持ちなら、エンドロールに流れるそれぞれの楽曲クレジットで、『Performed by:Tom Hiddleston』と表記された楽曲が多々あるのを確認してみるといい。
それだけ役作りを情熱的にこなしたヒドルストン、是非劇場で観て、そして聴いて、ブレイクした大スターを味わってみよう!
公開初日より10日が経った本作ですが大ヒット上映中のようですね!公開少し前には日本のワイドショーやニュースで、トム・ヒドルストンがテイラー・スウィフトと破局したことが流れ、複雑な気持ちにはなりましたが…。
ともかく、映画の良さ・面白さには変わりがないので是非劇場へ足を運んでトムヒをご覧遊ばせ♪
配給:カルチャヴィル、ローソンHMVエンタテイメント
なお、2001年にリリースされた「タイムレス~ハンク・ウィリアムス トリビュート」だが、ボブ・ディランやBECKなど錚々たるミュージシャンが参加しているので、もし手に取ってみたい方はAmazonのリンクだが下記をドウゾ。
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ストーリー・ネタバレ
1944年。アメリカ南部のアラバマ州では有名なカントリーシンガーのハンク・ウィリアムス。酒場のような施設の真ん中に長椅子を置いてハンクは座る。照明は落ちてはいるが、周りにはハンクのファンが沢山座っている。マイクを持つと、類い希なるセンスのカントリー楽曲のハーモニーを聴かせるハンクに、聴衆は盛り上がるのだった…。
早朝に行政施設を恋人のオードリーと訪れたハンクは、職員の促すように結婚の誓いをして、ハンクとオードリーは結婚した。
ハンクの曲を聴く為にバーに集まる人々。ハンクは仲間と共にバンドスタイルで音楽を聴かせるが、この日は少し酒の量が多いようだ。店の端っこに座りソレを見ているオードリーは“ソレ”を心配している。やがてハンクは歌い終わると妻オードリーを紹介して、彼女をステージに上げ、オードリーに歌わせた。実はオードリーも“歌い手として活動できたら”というささやかな願望を持っている。だが1人の客が“夫婦で下手だな”とボヤいた。ソレを聞いて怒ったハンクは客を挑発し、ハンクと客は取っ組み合いのケンカとなった…。
これが“ハンク・ウィリアムス”である。カントリー歌手といえば、どこか物事を心得ているように思うが、ハンクはそうではない。
ハンクが住むウィリアムス家。住むのはハンクとオードリーの夫婦に、リクレシアというオードリーがハンクとの結婚の前に産んだ前夫との長女、そしてハンクの母親リリーである。ハンクとオードリー、そしてリクレシア3人の食事風景を見れば“仲の良い夫婦と娘”かもしれない。だがオードリーは自分が“歌いたがる”のが厄介である。その“厄介”の対象はハンクのバンド仲間だったり義母リリーだったり…。ハンクはオードリーの歌声には悪い印象は持っていないのだが…。それだから、リリーは早朝のラジオ出演の仕事をしているハンクの為に、オードリーを起こさずにハンクをラジオ局へと向かわせる。こう言うことをするリリーだからオードリーとの仲は余り良くない、つまり嫁姑問題があるのだ。
そんなカントリー歌手のハンク・ウィリアムスが明後日にナッシュビルへと行く事になった。少し気分が高揚している理由は、ナッシュビルにあるラジオ局WSMの音楽番組“グランド・オール・オプリ”に出演して、アメリカ中に知られるスター歌手になるという夢があるからだ。局のお偉方と会ったハンクは、地元アラバマでは有名である為にとんとん拍子で“オプリ”に出演できると思っていたが、知名度はまだまだのハンクを直ぐにオプリに出演させることを許さない上層部だった。この時のハンク・ウィリアムスの年齢は23歳…。
1946年。2度目にナッシュビルを訪れたハンクは作曲家であるフレッドと出会うことになった。ハンクの作曲能力に目をつけたフレッドはハンクと契約、ニューヨークにあるレーベル“スターリング・レコード”からハンクがデビューできるようにフレッドは手を尽くした。
1947年。まだラジオで歌うハンク・ウィリアムスがいる。だが彼の住んでいる家は、ハンク達が住みながらも改装中となっている。つまり、改装できるほど金が回っているのだ。新聞を見せる為にハンクがオードリーを呼んだ。それには“売上:9万ドル”という文字が光っていた。
ハンクが朝の番組をやっているラジオ局WSFAのオーナー、ハワード・ヒルから電話が入り、ハンクやバンド仲間、そしてオードリーがラジオ局に集まった。彼らは“オードリーの下手な歌”について話し合った。もちろんハンクは擁護しているがオードリーに怒られてしまう。そしてある日、ハンクの女遊びの噂が広がる…。
1948年2月。ハンクの楽曲印税を勝手に使ったりして散財するオードリーとハンクの仲は冷え切っていた。ある日、病院に送られて入院することになったハンク。友人でもある作曲家フレッドら仲間は訪れるが、オードリーが病院へと来ることはなかった。
実は、ハンク・ウィリアムスは生まれながらに脊椎の欠陥を抱えていて、偶に耐えられないほどの痛みに襲われる。その為に鎮痛剤が増える。そして又、大量の飲酒癖もある。今回の入院は“何の症状の為の入院なのか?”看護師に“もう戻らないよ”と告げて退院したハンク。彼はまだ夢を忘れてはいなかった、それは“オプリに出演して歌うこと”…。
芸能活動の充実が“オプリ出演”を呼び寄せるはずだが、芸能活動に集中できないほどの妻オードリーとの夫婦関係やハンクの身体の問題…。
・ライブに出るとファンの女性を誘って寝るハンク
・酒量も背中の痛みに対する鎮痛剤も多い
・オードリーはハンク自身には関心を示そうとせずに、印税を浪費し、家で苦しむハンクがいるのに、友人と一緒に出かける…
この様な私生活を送るハンク・ウィリアムスが“地方のカントリースター”ではなく、“オプリ”に出演して全米がハンクの声に耳を傾ける日が来るのか!?
ハンク・ウィリアムスはどうやって“ルーツ・オブ・ロック”と呼ばれる程の伝説的なシンガーになったのか?
[ストーリーは導入のみ]
・俳優トム・ヒドルストンが歌う全てのハンク・ウィリアムスの楽曲!(比べて聞いたわけではないが、本当のカントリー歌手のような歌唱力で魅せる!)
・数々の楽曲に彩られる映画、アナタの身体も“のる”!
・そして、物語としては、今ある“伝説”の始まりが“退廃”であったという事実…。
史実を描いた作品は悲劇的であり、感傷的な良作品!
今のところ全国25の劇場での公開が決定しています。公式サイトに劇場と公開日が一覧になっているので参考にして下さい!
トム・ヒドルストンの歌声を聞き逃すなYO!
レビュー・感想・解説・評価
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史実を基にした音楽ムービーの製作・監督・脚本を担当するのは主に製作・製作総指揮として映画に参加してきたマーク・エイブラハム。本作の他にグレッグ・キニア主演の「幸せのきずな」という監督作品がある。T's Theaterでの彼の製作スタッフとしての作品は、「ザ・ハリケーン」(製作総指揮)、「天使のくれた時間」(製作)、「トゥモロー・ワールド」(製作)、「スパイ・ゲーム」(製作)、「13デイズ」(製作総指揮)などがある。
製作の1人、ブレット・ラトナーは監督や製作で知られる人で、「天使のくれた時間」や「ダイヤモンド・イン・パラダイス」などの監督をしている。
キャストを。
・ハンク・ウィリアムスを演じたのはトム・ヒドルストン。「マイティ・ソー」や「アベンジャーズ」(2012)のロキ役で大ブレイクしたヒドルストン。“最も英国に愛される俳優”と呼ばれているそうだ。
・ハンク・ウィリアムスはアメリカ南部アラバマ州出身
・トム・ヒドルストンはイギリス人俳優
・撮影前に5週間スタジオにこもり歌のトレーニングに励んだ
・ハンクにとっての初めての妻オードリーを演じるのはエリザベス・オルセン。「マーサ、あるいはマーシー・メイ」や「少女が大人に変わる夏」など。本作では“歌が下手”だとケチを付けられているが、toikunはソウは思わなかったが…。
・作曲家フレッドを演じたのはブラッドリー・ウィットフォード。古くはアル・パチーノがアカデミー賞を獲った「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」で、彼に首を絞められていたなぁ。他に「パーフェクト・ワールド」の嫌なFBI捜査官や、中国を舞台にしたスリラー「レッド・コーナー 北京のふたり」など。
・母親を演じたチェリー・ジョーンズは「エリン・ブロコビッチ」や「サイン」、「オーシャンズ12」など。
・いずれハンクと結婚することになる黒髪の女性ビリー・ジーンを演じるのはマディー・ハッソン。「ゴッド・ブレス・アメリカ」など。ストーリー欄に彼女のことを記述はしなかったのでアレだが、これから注目しがいのある演技を魅せていた。
・そしてもう一人、ハンクと関係を持つ女性ボビー・ジェットに扮するはレン・シュミット。「デッド・ハンティング」や「我が家のおバカで愛しいアニキ」など。ボビーとハンクが語り合うシーンが後半に出てくる。これは見どころの一つだ。
さて。
公式サイトでも29歳で死ぬと書かれているし、観終わった後どの様な感じがするのか、期待半分、不安半分だった。でもね、鑑賞後の駅までの足取りはとても軽くて、電車に乗ってからもスマートフォンを使ってYouTubeで楽曲を探しちゃった。それだけtoikunは惚れ込んだドラマ。
なお、公式サイトや資料などに、“ドラスティック”な表現があるが、それはあくまで“事実の部分”であって、映画では描かれない部分もあり、ハンク・ウィリアムスをスキャンダラスに描こうとした意図などは微塵もないことを付け加えておく。“非常に綺麗な映画”だ。
T's Theaterは微力ながら応援しまくっちゃうゾ!それくらいの良作品、是非劇場に足を運んで観てみよう!
2016/08/09
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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