映画「シビル・アクション」あらすじ,ネタバレ,レビュー
原題:
邦題:
原題訳:
製作年:
製作国:
上映時間:
ジャンル:
監督:
主演:
あらすじ
2人の映画ファンの口コミ・レビューがあります。(クリックすると下方のユーザーレビューに移動)
やり手弁護士の元に依頼が舞い込む。地域はガンが多く製革工場があった。最初は金にならないと断るつもりだったが依頼人達の姿を見て心が動く“結婚したいリスト”に上がる弁護士。
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- 主要登場人物配役(役名/俳優)
- ジャン・シュリットマン/ジョン・トラヴォルタ
- ジェローム・フェイチャー/ロバート・デューヴォール
- ジャンの親友ケヴィン・コンウェイ/トニー・シャルーブ
- 財務担当ジェームズ・ゴードン/ウィリアム・H・メーシー
- アン・アンダーソン/キャスリーン・クィンラン
- スキナー判事/ジョン・リスゴー
受賞:なし
助演男優賞ノミネート: Robert Duvall
撮影賞ノミネート: Conrad L. Hall
ストーリー・ネタバレ
ジャンは相手の非を立証するために多額の費用をかけて土地調査などを行う。そのことは小さな事務所の財政を圧迫し、財務担当のゴードンは金策に駆け回っていた。ジャンの今までの方法は、告訴はしても裁判の前に和解金をもらって裁判にしないことだった。最初は金のために裁判を始めたジャンだったが、住民達の話を聞くうちに怒りを覚え、せっかくの和解で金を取るチャンスも、裁判で勝って謝ってもらうためにわざと決裂させてしまう。
いよいよ裁判に持ち込まれることになった。そのことは事務所の経営を更に圧迫し、ゴードンがジャン達の不動産を抵当に入れるところまで厳しくなり、スタッフもどんどん解雇していった。また、ゴードンなど仲間からも次第に信頼を失っていく。
ベアトリス社の弁護士は大学で教鞭もとる有能なフェイチャーだった。グレース社は劣性だったが、ベアトリス社は彼のおかげで”非”は立証されずにいた。ジャンの切り札は、遺族を証言台に立たせて陪審員の涙を誘うというものであったが、それもフェイチャーがスキナー判事に提案して、証言が出来ないようにしてしまった。
結局、陪審はグレース社の非を認めた。そして破産寸前だったジャン達は800万ドルの和解金を得たが、それでも謝罪は勝ち取れずにアン達遺族達は納得しなかったのだ。そして仲間は皆、ジャンから離れていった。
障害の弁護士として再び働いていたとき、ふと彼は思った。「探すべきは、有害物質を捨てたのを見た人ではなく、その証拠を消した人だ」と。そしてジャンはライリー製革会社が証拠を隠滅したという決定的な証言を得た。しかし、既に仲間もおらず、控訴をする気力もなかったジャンはその証拠を環境保護庁に送ったのだ。
結末・ラスト
さて、この裁判によって全てを失ったジャン・シュリットマンはと言うと、1年で”結婚したい人リスト”から消え、そしてとうとう破産、数年かけて借金を返し、今は環境専門の弁護士として新たなる訴訟に臨んでいる。
レビュー・感想・解説・評価
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]実話を元にしていると言うことだがどこからどこまでが実際のことが分からないが、本当だったら笑えるし、付け加えたのならなかなかやるなぁという細かいエピソードによって比較的楽に見られる。ひどく重くはなっていない。
淡々と言うか、堅実と言うかそんな感じの印象を受けたので、意外性の面白みはないかも。それでもトラヴォルタからとても強いオーラを感じる。この人はとても目立つ人だとあらためて思った。
ラスト、ジャンの破産の裁判において、判事役としてキャシー・ベーツがノー・クレジットで出ている。ニヤリ。
2000/08/20
by toikun.
映画ファンの口コミ・レビュー
No.1 松尾 さん
レビュー日時:投稿日時:2018/09/04 20:50:53
評価:3点/10点満点中(最低点1点)
★★★☆☆☆☆☆☆☆
ロバートレッドフォード(教授)と生徒の会話の内容が今ひとつ理解出来ず生徒が中途半端に退室していくのも消化不良な感じでしたエンターテイメントに欠けた今ひとつ伝えたい事が理解出来るものの面白みのない仕上がりでしたね。
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No.2 dreamer さん
レビュー日時:投稿日時:2024/11/27 22:41:33
評価:8点/10点満点中(最低点1点)
★★★★★★★★☆☆
この映画「シビル・アクション」は、敏腕の弁護士が、ある工場が廃棄した化学物質によって生活水が汚染されたとして、マサチューセッツ州の小さな町の住人が起こした集団民事訴訟を手がけた顛末を描くノンフィクション小説の映画化で、「シンドラーのリスト」の脚本で知られるスティーブン・ザイリアンが脚色し、自ら監督を手掛けているんですね。主演の弁護士役にジョン・トラボルタ、同僚にウィリアム・H・メイシーら、また企業側の老獪な弁護士にロバート・デュバルを配した、実力重視のキャスティング。訴えられた2つの巨大企業を始めとして、全てが実名で登場していると言われています。そういうわけで、「アクション」と言っても、アクション映画ではなく、環境問題を扱った裁判ものの社会派映画なのだ。原題は「集団民事訴訟」のことなんですね。そう聞いて想像されるのは、貧乏な民権派弁護士が、頭の切れる貪欲な企業側の弁護士を打ちのめして、ハッピーエンドというような、娯楽裁判映画だ。しかし、この映画は、そんな想像を見事にはずしてくれる。主人公は有能な弁護士で、彼の小さい事務所、裁判に持ち込む前に訴訟相手の企業から、よい条件での示談を引出すことで大きな成功を収めている。表向きはともかく、金のある企業を標的に金を毟り取ることができるかどうか、それが全てというようなものだ。恰幅のよいトラボルタが、高価なスーツに身を包み、ポルシェを走らせる。その姿は、そしてその姿勢は、ある種、悪役っぽくすらある。その彼が、あるきっかけから集団訴訟を手がけることになる。これが思うようにことが進まない。彼が人情にほだされ、勝ちにこだわり始めると同時に、敵側の老獪な戦術にはまり、ドツボにはまっていくというほろ苦い展開が待っている。主人公と、その仲間たちは破綻の瀬戸際にまで追いつめられる。実話だからいい、フィクションだからダメという区別をするつもりはないのだが、やはり一方で、こういう「実話」が転がっているアメリカという国は、実に面白いと思う。この映画、話が面白いだけではない。これはまた、「役者」の映画でもあるのだ。善とも悪とも判然としない、グレイなエリアで法律を職としている人々を、なかなか面白いアンサンブル・キャストで魅せてくれる。もちろん、トラボルタを支えるウィリアム・H・メイシーの金策ぶりも良いのだけれど、圧巻は企業側を代表する弁護士を演じるロバート・デュバルだ。裏も表も知り尽くした大ベテランで、むしろ誠実そうにすら見えるこのデュバルの演じる男。事件にのめりこんで次第に熱くなるトラボルタの方と違い、冷静で、客観的であり、老獪を絵に書いたような戦術を用いる。これをユーモアたっぷりに、とぼけた演技で見せる様は、この作品一番の見物であろう。実話を脚色させてナンバーワンの名手、スティーブン・ザイリアンの脚本と演出は、特に前半のテンポが良く、シリアスな内容とユーモア感覚がしっくりいっている。脚本家出身ながら、監督としても全体を見通した構成がきっちりできるところがいい。後半はやや沈む展開で、筋運びも少しもたついてくる。あまり後味のよい終わり方ではないので、映画の印象を弱くしているのは事実だろう。このような社会派映画は、実に面白いなと思って、製作者の中に、「大統領の陰謀」や「候補者ビル・マッケイ」等の社会派映画に主演していたロバート・レッドフォードがいることがわかり、なるほどなと納得しましたね。
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『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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