映画「ディック・トレイシー」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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アメリカの架空都市。様々なマフィアが覇権を競う。その中の大物を追う刑事はハメられながらも相棒の子供と共に敵を追いつめる。
ウォーレン・ベイティが人気コミックを実写化。アカデミー賞受賞・ノミネート等で高い評価を得た作品。
数々のアカデミー賞スター共演作だ!
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説明:
ストーリー・ネタバレ
アメリカ。犯罪が蔓延るこの街にディック・トレイシー刑事がいた。彼は恋人テスに愛想を尽かされそうになるほど悪を倒す事に情熱を傾けていた。特に数々のマフィアの中でトップのビッグ・ボーイ率いるヤツラには。
ある日トレイシーは時計を万引きした子供を見つけて追いかけた。その子供が行き着いたのはバラック。父親と言うべき存在の男に乱暴されているところをトレイシーは助けた。その男は子供の親ではなかった。家族はおろか名前さえもなかった子供。自らを“キッド”と呼ぶ彼をトレイシーは側に置く事を決めた。
恋人テスも一緒にキッドの事を可愛がった。だが法律では孤児は少年ホームに行かなければならない。法の番人であるトレイシーもその事をキッドに諭すが、キッドには受け入れがたい事だった。その為逃げようとしたりした。
…トレイシーが子供と遊んでいてもマフィアは動き続ける。ビッグ・ボーイは部下を使ってライバルのリップスを“沈め”、彼が抱えていた美人のイカしたシンガー、ブレスレス・マホーニーを手中に収めた。そしてブレスレスや他のダンサー、シンガーを使って表向きは“エンターテイメントショー”を見せる会員制クラブ、裏では賭博を行う店を造った。
トレイシーはいつも通り“強権”でビッグ・ボーイの部下達を引っ張りビッグ・ボーイの悪事の証拠を得ようとするが、“先立つ証拠もない為”に何も得られずに釈放するしかない始末だった。
だがトレイシーは諦めきれずビッグ・ボーイのクラブに行き、彼を逮捕した。そこでトレイシーはブレスレスと初めて会った。“誘う”ブレスレス、戸惑うトレイシー。だがビッグ・ボーイを有罪にする決め手が欲しい為に、悪事を証言するように頼むのだがそれもなくビッグ・ボーイは5度目の逮捕から釈放された。。
トレイシーはテスを愛しているが言葉には出せない奥手な男。Always 腹ぺこキッドと共楽しく過ごした後に結婚の申し込みを…だが出来なかった…その時銃撃されるがキッドの機転で助かる3人だった…。
街を仕切るマフィア界は群雄割拠。そこでビッグ・ボーイは他のボス達を集めて“マフィアを集めて会社のようにしよう”と持ちかけた。もちろん社長はビッグ・ボーイ。ボス達は口々に拒絶ずるがビッグ・ボーイは外に出た一人のボスを殺して力を見せつけるのであった。
そして挙げ句ビッグ・ボーイは憎きトレイシーを買収しようとした。勿論トレイシーはそんな男ではない為に危機に陥るがキッドがまたしても助けるのであった。
蔓延るマフィア、ビッグ・ボーイを挙げる為にトレイシー等が率いる“部隊”は違法な事にも手を出した…もちろんこれまでも違法なものはあったのだが、ビッグ・ボーイのクラブの天井に署員を“常駐”させ、次々とビッグ・ボーイの部下達を挙げていった。快進撃。だがそれも続かなかった。バレたのだ。
そしてテスは本当にトレイシーに愛想を尽かして街を去りキッドだけが残り、顔のない奇妙な男までうろつき始めた。
その顔のない男、ビッグ・ボーイに金と引き替えにトレイシーをやっつけると持ちかけた、ピアノ弾きの88キーズを通じて。最初は応じられなかったビッグ・ボーイも万策尽きてその男に頼むのであった。
顔のない男の策略によって殺人・収賄の容疑を着せられたトレイシーは逮捕される。英雄一転…ラジオの報道は激しかったがトレイシーを信じる彼の仲間達が機転を利かせて無罪放免となった。
ピンチはそれだけではなかった。テスが顔のない男に誘拐されたのだ。それを知ったトレイシーは必死に探す。だがその“誘拐”、どうもビッグ・ボーイをハメたものだった。ビッグ・ボーイは知らずとテスの監禁場所に来てしまった。それを見ていたトレイシー。“誘拐・監禁罪”、立派な犯罪だ。
ビッグ・ボーイは逃げる為に“本当に”テスを人質に取った!
巨大な歯車廻る倉庫。最期の戦い。
トレイシーとビッグ・ボーイの対峙。だがソコには顔のない男もいたのだ!3つ巴!キッドの閃光が走る!顔のない男はビッグ・ボーイに撃たれるが、トレイシーはビッグ・ボーイを“正当防衛”、葬る事が出来た。
結末・ラスト
トレイシーが顔のない男の“仮面”を取ると、ブレスレスであった。男の振りをしてまでビッグ・ボーイを倒したかったのか、それとも“謎の人物”として街を牛耳ろうとしたのか分からない。息を引き取ったブレスレスだった…。
レストランで食事をするトレイシー、テス、そしてキッド=“ディック・トレイシー・ジュニア”。口下手なのは変わらないトレイシー。何時ものように事件での召集だ。だけれど行く前に指輪を渡したトレイシー。テスはニッコリ微笑むのであった…。
メトロポリタン銀行に急げ!トレイシー!
レビュー・感想・解説・評価
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Chester Gould(チェスター・グールド)の人気コミック『ディック・トレイシー』の実写化。
監督・主演を務めるのは「俺たちに明日はない」等数々の作品でオスカーにノミネートして「レッズ」でアカデミー監督賞を受賞したウォーレン・ベイティ。俳優のみならず監督業などにも進出する印象はtoikunの中には「普通の人々」でアカデミー監督賞を得たロバート・レッドフォードの先輩格的なイメージがあるベイティ。余りクリント・イーストウッドの様な印象ではない。何故だろう!?実在のマフィア、バグジー・シーゲルを演じた「バグジー」はアカデミー賞二冠に輝いた。
横道に逸れたが今作のキャストを紹介するとホッペタが落ちるくらい“美味しい”。箇条書き形式で挙げます。
・本業歌手のマドンナ。
・今作の怪演でオスカーにノミネートしたアル・パチーノ。後の「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」で念願のオスカーを得ている。
・「クレイマー、クレイマー」と「レインマン」のオスカーウィナー、ダスティン・ホフマン。彼のメイキャップだけは鼻の高さはマシマシしていないだろう…。
・端役ながら「ゴッドファーザー」のオスカーノミニー、ジェームズ・カーン。「ミザリー」のヒットメーカーの作家さんなど。
・「誘惑のアフロディーテ」のオスカーウィナー、ミラ・ソルヴィノのお父さんと言えば若いファンには分かりやすいだろう、ポール・ソルヴィノ。(失礼な紹介、許して欲しい。)「ザ・ファーム 法律事務所」ではマフィア兄弟の一人…。
マンディ・パティンキン、シーモア・カッセル、チャールズ・ダーニング等お父さん方。
最近見た「デンバーに死す時」の子沢山ギャングパパに「ザ・ロック」でショーン・コネリーに嫌気がさしているFBI(だったよね!?)のウィリアム・フォーサイス。
枚挙に暇がない。挙げるのはラストにする。
序盤のベイティ=ディック・トレイシーに近づいてくる警官役にコルム・ミーニイ(まだまだチョイ役さんだったのだろう、でも最近レビューした「完全なる報復」では準主演クラス…ファンとしては嬉しいことである)、そして警察署での書記官役に「ミザリー」のオスカー主演賞女優キャシー・ベイツ。(同作でジェームズ・カーンと“真の”共演である。あぁ、怖い怖い。)
スゴイ特殊メイクなのでジャンルにSFと入れそうになったが、そう言う描写は出てこないので諦めたtoikun。アカデミー賞の評価も相まって名作と称える方も多いだろうがtoikunにはキツかった今作。toikunはSFというジャンルが苦手な部類に入るのだが、その理由が俳優の顔が余り見られないという事がある。
例:宇宙人が多かったり…。
で、今作のメイクによって表情、あまつさえ個々の俳優が認識できないほどであるのに分かるわけがない。コミックが原作なのだからしょうがないのであろうが…グチでした。
マドンナが歌う・踊るでミュージカル的な要素はGoodである。ゴッサムシティ・ヨロシクの“セットセットしたセット”も許せる。
まとまりのないレビュー…ってかレビューにもなっていない文章かも知れないが、スミマセン。
パチーノの怪演は後の「バットマン」でのジャック・ニコルソンの怪演につながる…ってワケでは無いけど、こう言う役を評価するアカデミー協会は素晴らしいと正直思う。ジョーカー繋がりでヒース・レジャー、安らかに。
あぁ、リーアム・ニーソンの「ダークマン」は今作と同年なのね…。
2015/11/05
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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