映画「パーフェクト・カップル」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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アメリカ大統領選挙の季節がやって来た。州知事のジャックは立候補した。劣勢な立場を変えるために新米を雇いやり手の選対部長などと一緒に頑張る。だが支持率が上がってきたと思ったらマスコミのあら探し。女好きの彼のスキャンダルが持ち上がる。それは10代の娘を妊娠させた疑惑まで…。
選挙戦はどうなるのか?ジャックを支える人たちのそれぞれの思いが交錯する。
監督は「卒業」でアカデミー監督賞を得たマイク・ニコルズ。ベストセラー原作を元にジョン・トラヴォルタが魅せる。彼はビル・クリントンにそっくり!?エマ・トンプソンやキャシー・ベイツ、ビリー・ボブ・ソーントンと言った個性派が脇を締める。
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ストーリー・ネタバレ
アメリカ大統領の民主党指名選挙。南部の州知事ジャック・スタントンも立候補。劣性の選挙戦を有利にするために新米のヘンリーを加える。ジャックの政策は識字率向上と失業対策。熱心に有権者に語りかける姿にヘンリーは感動する。しかし、彼はかなりの女好き。妻のスーザンも爆発寸前なくらいだが、世間体は良く見せているのだ。
支持率が上がるとマスコミが彼のスキャンダルを探し始める。そこで呼ばれたのが知事夫妻の長年の友人であるスキャンダル潰しのプロのリビー。ジャックの電話が盗聴されスキャンダラスに編集されたテープが公開されると、ヘンリーと協力してそれを見事につぶす。だがスキャンダルは終わらない。ジャックの友人夫妻の10代の娘が妊娠し、それがジャックの子だと主張する。忙しいジャックはヘンリーと選挙対策部長のハワードを夫妻の元に送り、子供が本当にジャックの子供かどうか”羊水検査”をするようにたのむ。マスコミはおもしろおかしく取り上げた。結局結果は血液型が一致せずにシロと言うことになった。
あるとき、対立候補が病気のために選挙に降りることになった。その候補がジャックという人物を批判してきたことに、彼も怒って同様な手段で反撃していたときだった。ジャックはもっと正々堂々やれば良かったと後悔する。しかし、その対立候補は後任として元知事のピッカーを押すことになった。彼の人柄の良さに人々は感動し支持率をぐんぐん上げていくのだ。そこでジャックはリビーにピッカーの過去を調べるように指示する。
調べ始めると出るわ出るわ。彼が知事を辞めた理由はマリファナのせいだとか、彼をおとしめるには十分な材料だ。しかし、リビーは考えた。この材料を夫妻に使って欲しくないと。正々堂々やって欲しいと。彼女は夫妻にこの資料を渡すと、ジャックたちは早速使おうとする。それにリビーは失望したのだ。昔は荒削りだったが人間らしい選挙戦を戦ってきた彼らが変わってしまったことを嘆いて、自分の思いを伝える。それでも使おうとするジャック。そこで彼女はジャックの過去のことも調べていて、それを話すのだ。例の妊娠事件に対する血液検査でのジャックの血液は彼の叔父の血液だったと。つまりは、子供の父親はジャックであろうとなかろうと、関係を持っていたことを意味するのだ。そのことにヘンリーも失望する。そしてリビーはもし資料を使うならこのことを公開するとジャックに詰め寄り出ていく。
帰りの車の中、リビーはヘンリーを送っていった。別れ際、ジャックに「血液検査のことは公表するつもりはない」と伝えてくれとヘンリーに頼み、資料とメモも渡す。一夜開けてその後、彼女の自殺体が発見される…。ヘンリーは愕然としてジャックへの信頼を失う。彼女の葬式で本当に悲しむジャックたち。メモには「くそったれ」と書いてあった。目が覚めたジャックはその資料を持ってピッカーの所を訪れ、「公表しないから、なんとかマスコミにかぎつけられないようにして、選挙で良い勝負をしよう」と告げる。いっしょに行ったヘンリーはそれを聞いても彼への信頼は戻らないままで、選挙対策委員の辞意を申し出る。引き留めるジャック。「戻れ」というが、がんとして首を縦に振らないヘンリー。
結末・ラスト
そして、いよいよ予備選挙の日がやってきた。やれることはすべてやった。正々堂々やった。その彼の周りには支えてくれた妻、友人、選挙対策参謀などが結果を待っていた。そこにはヘンリーの姿もあった。みんなは知事のがんばり、自分たちのがんばりを讃え合うのだった。
レビュー・感想・解説・評価
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Joe Kleine(ジョー・クライン)の全米ベストセラー小説の映画化。大統領選挙の舞台裏を描いたドラマだ。この映画、クリントン米大統領をモデルにしたと言われる。監督を務めるのはダスティン・ホフマン主演「卒業」のオスカー監督マイク・ニコルズ。ニコルズが監督し、ハリソン・フォード主演、らぶ~☆になってきたアネット・ベニング共演の懐かしの「心の旅」をレビューした。変な補足となるがアネットは添え物だったが彼女の「ハサミを持って突っ走る」は非常に良かった。同作はブラッド・ピットが出演はしないが製作をし、彼の元カノグウィネス・パルトローも助演している映画人の意欲作。興味を持ったならあらすじを見て作品自体を鑑賞して欲しい。
脚本を担当しアカデミー脚色賞にノミネートしたエレイン・メイだが彼女の俳優としての姿を見たければウディ・アレン監督作品「おいしい生活」という作品に出演しているのでドウゾ。
スタントン知事を演じたジョン・トラヴォルタは髪の毛を白くしてまるで彼みたい。
奥さん役は「ハワーズ・エンド」でアカデミー主演賞を得て、ことごとくtoikunは退屈だと言っている「いつか晴れた日に」でアカデミー脚色賞を得たエマ・トンプソン。彼女もクリントンのファーストレディーのヒラリーばりに気丈に夫を弁護する。
他の主な出演者は選挙対策の専門家のリチャードにアンジェリーナ・ジョリー(アンジー)の元旦那で今や×5(でも故エリザベス・テーラーさんの×7(+旦那さんが1回死んでる)にはかないません…有名俳優で一番×が付いてる人って…!?)、「スリング・ブレイド」でアカデミー脚色賞を得ている演技派ビリー・ボブ・ソーントン。彼は「幸福の条件」じゃあ役名のない端役。有名になる前ですが発見☆
リビーには「ミザリー」でアカデミー主演女優賞を受賞してこの役でオスカー助演賞にノミネートされたtoikunの大好きなキャシー・ベイツ。
そして、ヘンリー役にエイドリアン・レスターなど。
描かれ方として、見るものが対策委員として見れるように、ヘンリーの心情を中心に描いた映画だと思う。実際、ジャック知事には感情移入は出来ない。知事のだらしない描かれ方やいかにも今の政治の演説をおちょくった様な演出は、ヘンリーの目から見るのは良かった気がする。
実際の選挙はもっとどろどろしたものなのだろうと想像すると、ちょっと気持ち悪くなるがそれはいいや。この映画、トラちゃんの映画ではなくてレスターの映画である。
うむ、事ある毎にマイケル・J・フォックスがこの作品に出ていたなぁ…と思い出してしまうのだが改めて彼は出ていない。マイケルが出ていたのは「アメリカン・プレジデント」である。確かマイケル・ダグラスを支える役だったような…レビュー書いてないです、スミマセン。
マイケルと大統領繋がりなら「マーズ・アタック!」もあるなぁ…確かピアース・ブロスナンが顔だけで身体が犬になっていたような…!?
さて、原題の「プライマリー・カラーズ」。これは色の「3原色」という意味である。また、プライマリーは”予備選挙”という意味がある。そして”本来の”と言う意味があることからカラーズの”特色”と併せて、スクリーン誌では”本来の性格”と訳してある。マーヴェラス!この訳こそがこの映画を表す言葉として一番ふさわしいだろう。
2000/01/03
2015/08/31
2016/04/05
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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