映画「ブラザーサンタ」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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無邪気な弟に冷や飯を食わされた兄。大人になった今、弟はサンタ・クロース。結婚もしているし順調。自分は未婚だし警察のお節介になるしで嫌になっちゃう。この差は何なの!?別にサンタなんてやりたくないし!?
ヴィンス・ヴォーンとポール・ジアマッティの今ではコメディ・カテゴリを代表するような俳優の共演作。
ジアマッティとケヴィン・スペイシーの「交渉人」とは上下が変わった“役柄”、見比べては面白い!?
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ストーリー・ネタバレ
むか~し、むかし。サンタクロースを“営む”クロース家にニックというそれはそれは可愛い子供が生まれました。パパとママはとても可愛がりニックのお兄ちゃんフレッドはひねくれ者に育ちました…。
現代、アメリカ。サイレントナイト♪ホーリーナイト♪が連日“鳴り響く”。
一人のひねくれ者の中年男がいた。名前をフレッド・クロースと言う。恋人ワンダを愛しているがイマイチ“ソリ”が合わず、クリスマスは大嫌い。孤児の少年スラムと付き合ってチョット親まがい!?でも法律上は育てられない。保護局に引き取られてしまう。
そんなフレッドの更に悪い事に、コスプレサンタにチョッカイ出したものだから警察に逮捕…保釈金の為に久しぶりに弟ニックに連絡を取った。本物のサンタクロースをしているニックにとっては今の時期大忙し。それでも兄を思うニックは遙々“北極”から保釈金を払ったのだった…彼の妻アネットは大反対だったが…。
釈放されたフレッドの元に空飛ぶトナカイを操るエルフのウィリーが現れた。ニックの使いでありフレッドを北極へと連れて行った。
北極。サンタクロースであるニックは勿論、プレゼントを造るエルフ達も猫の手も借りたい状態であった。フレッドが何を思って北極に来たかって!?純粋に弟のお手伝い?イヤイヤ自分の“オカシナオカシナ”事業の資金を得る為。何だかな~、フレッドは“プレゼント工場”で働き出した。
現代のクリスマスにおけるサンタクロースの“プレゼントシステム”とはこうだ。子供達がプレゼントが欲しいと手紙を書くと北極のニックの元に送られる。その子を“水晶のような”千里眼システムで見て“良い子悪い子”評価をして、良い子だけにプレゼントを届ける。プレゼントは全部エルフ達特製☆市販のものでやってたら幾ら予算があったって足りゃあしない。
フレッドにとって退屈な職場であったのだが“イロイロ”変えて、それにエルフ達も順応、職場が明るくなる!
こんな北極だけど、ニックは母であるママ・クロースを呼び寄せていてフレッドはそれが気に入らなかった。彼にとっては“グレた”引き金となった人物だから…。
だけれども、この北極の地に“サンタクロース協会”の能率向上委員クライド・アーチボルド・ノースカットがやって来たからさぁ大変。ニックがピリピリなのは何故!?
クライドにはサンタの人事部な地位であり、“解雇”もできる。それにどれだけ能率的に働いているかについて五月蠅い男。ニックやエルフ達は普段のバカさ加減を見せずに一生懸命働いたがフレッドは空気を読めずに失敗ばっかり。これにはクライドも呆れる始末。
“3ストライク=1アウト”でニックは解雇、北極プレゼント工場は閉鎖ってクラウドは言い渡したけど、そうそうと1ストライク…。
トナカイの操縦士ウィリーも勿論工場で働くエルフだ。彼はエルフの自分にとっては巨大な人間サイズの女性シャーリーンに恋をしていた。彼女はニックの秘書であり、この北極プレゼント工場のプロマネみたいな役割。ソンナ彼女はウィリーに興味が無いのか分からないが彼の名前を覚える事が出来ずにウィリーはガッカリの毎日。フレッドはウィリーの恋を応援。ダンスを仕込む。
クリスマスまで後少し。
ニックとママ・クロースはハチャメチャなフレッドの為に精神科医を呼んだり、何とワンダを呼び寄せたり…。ワンダにとっては“優しい奴ら”なのか“可笑しな奴ら”なのか分からないがビックリの世界。でもね、フレッドは彼女がナンパされる瞬間を千里眼を使ってみていたから冷たくしてしまうんだ。それが原因でワンダは帰ってしまう…。
ストライクカウントは2となっていた。
フレッドは子供達を良い子だ、悪い子だと判定していく事に酷く疑問を感じていた。だから子供達全員を良い子だと“判断”する。それを知ったニックは多分人生で初めてだろうな、大ゲンカ!腰を痛めてしまった…。
クライドはこの事に目を付けた。ニックはサンタクロースを解雇された!そして工場も閉鎖…。元々クライドの目的は能率を向上させるものではなかった。真の目的は…だった。だから“邪魔”などしたりしたのだ。
アメリカに帰ったフレッド。フレッド自身は兄だが兄にコンプレックスを抱く人達の集会に参加したり…。スラムの事が心配だったり、ワンダも…。
フレッドは決意する!
もう一度北極へやって来たフレッド。今度は“自費”でだ。エルフ達を鼓舞して工場を再開させる。余り動けないニックもそれを見ていた。
クリスマスまで数時間。ハイテクなプレゼントなど作っている時間は無い。ローテクだけども子供達をホッコリさせるプレゼントを造るエルフ達。
さぁ、みんな寝静まった。プレゼントを届けなきゃ。でもニックは無理。ニックとエルフ達はフレッドを“サンタクロース”に“選び”、フレッドは空飛ぶトナカイで出発した!
ウィリーの“運転”のもとに家々を訪ねるフレッド。どこからって?もちろん煙突からだよ!煙突から落ちて痛いし、お礼のクッキーは全部食べないとイケないし…散々な状況だがそれを楽しむフレッド。
だがクライドがそれを邪魔する!彼は子供の頃に“悪い子”とされてスーパーマンのマントを貰えなかったから。でもね、それを覚えていたニックは説得&マントを渡した。クライドは邪魔を止めた。
さぁ、フレッド・“サンタクロース”・クロース、朝まで時間が無いぞ!スラムの元にやって来たフレッドは自身とは明かさず犬のプレゼントを特別にあげて、以前自分が教えたサンタクロースについての偏見を訂正した。喜ぶスラムの姿があった…。
北極に朝日が差し込んだ。
心配するエルフ達の元にウィリーが帰ってきた。彼は同じく待っていたシャーリーンに“キスをプレゼント”した。それを見ていたフレッドがいた…。
喜ぶ子供達の姿を千里眼で見る皆。フレッドとニックはわかり合う。
そしてフレッドは最期にワンダにプレゼントを渡す。空飛ぶトナカイでの世界ツアー。でもね、ワンダが一番喜んだプレゼントとは…。
結末・ラスト
雨降って地固まる。
クライドはニックの元で働く事になり、“システム”も改善!
フレッドとワンダは結婚!
そして今年もアナタの元には“サンタクロース”からのプレゼントが贈られるのであった、チャンチャン。
レビュー・感想・解説・評価
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とても夢のあるお話をコメディックにアナタにお届け。
Jessie Nelson(ジェシー・ネルソン)とDan Fogelman(ダン・フォーゲルマン)の原案を「シャンハイ・ナイト」や「ウェディング・クラッシャーズ」などコメディ作品が得意なデヴィッド・ドブキンが映像化・監督した今作。
原題タイトルロールを演じるのは「ウェディング・クラッシャーズ」でもドブキンと組んだヴィンス・ヴォーン。彼の作品レビューは「サイコ」、「ザ・セル」、「Mr.&Mrs.スミス」だけだけど、良い俳優さん。
そして弟の本物のサンタクロース役に「シンデレラマン」のオスカーノミニー、ポール・ジアマッティ。「交渉人」でtoikunを魅了した演技派。今のところ彼の作品でレビューしているのは「誘惑のアフロディーテ」、「フェイク」、「プレイベート・ライアン」、前述の「交渉人」、「ペイチェック 消された記憶」。toikunの大好きな俳優。(…出演作を挙げるシステム作りたい…。)
以下、箇条書きで。
・「ダメージ」、「愛しすぎて/詩人の妻」の2回のオスカーノミニー、ミランダ・リチャードソン。
・「スパイダーマン」、「スパイダーマン2」、「スパイダーマン3」の「スパイダーマンシリーズ」や「ハンガー・ゲーム」シリーズのエリザベス・バンクス。
・「ナイロビの蜂」のオスカー助演賞女優レイチェル・ワイズ。
・T's Theaterでは何度こう形容したのか分からない、本当に大好きなキャシー・ベイツ。「ミザリー」のオスカー女優であり年齢も年齢だけに出演作品も数多、T's Theaterでのレビュー作品もそれなりにあるが、挙げるとすれば「母の贈りもの」、「黙秘」、「パーフェクト・カップル」、「アバウト・シュミット」等か…。(「ミザリー」と同年の「ディック・トレイシー」にチョイ役出演しているが、みなさん、発見できたかな?)
・最期に「ユージュアル・サスペクツ」と「アメリカン・ビューティー」での2つのオスカーを持つ男ケヴィン・スペイシー。ジアマッティとは「交渉人」で共演している。何か印象が「モンスター上司」だったのだが今作の方が先の作品なのね…。スペイシーに関しては「摩天楼を夢みて」、「隣人」、「セブン」、「L.A.コンフィデンシャル」、「ペイ・フォワード 可能の王国」(是非!是非!)をどうぞ☆
エルフ達をジョン・マイケル・ヒギンズやリュダキス等、普通の上背のある役者をデフォルメしている今作。ショートピープルの人達が出演しているものかと思われるが違うみたい。(こう言う書き方をしてもtoikunにはショートピープルの人達への偏見は全く無い。気分を悪くされたら申し訳ない。)2010年の技術を考えると出来ないはずが無いのでダンシングベイビーor初代プレイステーションみたいな違和感ある動きはわざとなのであろう。気にはなるのだが…。
クリスマスシーズンを意識して陽気な音楽とダンスで盛り上げる演出は恋人同士で見ていれば盛り上がる。順当な演出。
誤解を恐れず書くとすれば、昨日レビューした「ディック・トレイシー」での孤児は白人であり今作の孤児はボビー・J・トンプソン、アフリカンアメリカン。往々にして“AAの人が孤児で粗暴なイメージ”ってのが映画でついているtoikunは“今作もか…”等と辟易。これはtoikunの勝手か!?でも終わるまでニコニコする映画であって欲しかった。もし気になったのであれば「大統領の執事の涙」等を見てみるのも良いだろう。日本人が怒ったとされる「ライジング・サン」での日本人の描かれ方は、それでもメガネ役ではなかったのだがね(日本人とのハーフを演じたティア・カレルは除く)。
とまぁ人種問題を感じてしまったtoikunは少数派だと思いたい。そして如何にもコメディって感じの演出は続き、「ユージュアル・サスペクツ」でスペイシーと共演したボールドウィン兄弟の四男スティーヴン・ボールドウィン(上から順にアレック・ボールドウィン、ダニエル・ボールドウィン、ウィリアム・ボールドウィン)、シルヴェスター・スタローンの弟フランク・スタローン、米国元大統領ビル・クリントンの弟ロジャー・クリントンが本人役で出演。ニコリとさせてくれる。
5senses全てで見る者を楽しませてくれると言ってイイ素晴らしさ。クリスマスシーズンにピッタリの良作だ!
2015/11/06
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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