映画「SPUN/スパン」あらすじ,ネタバレ,レビュー
原題:
邦題:
原題訳:
製作年:
製作国:
上映時間:
ジャンル:
監督:
主演:
あらすじ
1人の映画ファンの口コミ・レビューがあります。(クリックすると下方のユーザーレビューに移動)
違法な薬物メタンフェタミンにハマってしまった青年ロス。それを売ってくれる売人の友人スパイダー・マイクの家に行くと、そこには若い女性ニッキーとクッキー、そしてゲーマーのフリスビーがいた。皆、ヤク中…。ある時フリスビーが警察に逮捕されてヤクの密造をする男の逮捕に協力するように求められて…。
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]
ストーリー・ネタバレ
This story is written by たくや. Modified by toikun.
違法薬物であるメタンフェタミンにハマっている青年ロスは、売人のスパイダー・マイクの自宅に買いに出掛けた。スパイダーは、既にヤクに決まっている様子で、ロスが誰にもつけられていないか、一人で来ているかを異常なほどしつこく確認した後に彼を家に入れた。
ロスはまた出直すと言うものの、“いいから待て”と言われ、家の中にいる女の子ニッキーを紹介され、ニッキーの横のソファーで待つことになったロス。他にスパイダーの家にはジャンキー仲間の青年フリスビーもいて、ずっとゲームに夢中。この時点で、ニッキーとフリスビーもすでに、キマッている様子である。スパイダーが焦ってドラッグを探している中、ロスは少しビビりながらもニッキーとおしゃべりをするのだ。
その最中にまたもや来客がある、“サーカス酒店”で働いているジャンキー二人組や、近所の太った少年だ。ドラッグ探しでそれどころではないスパイダーはその二人組たちを追い返す。ところがスパイダーの自宅にかかってきた電話に勝手に出たニッキー。そして誰からの電話かを何度も確認するスパイダーの彼女クッキー、キマリすぎて警察がいると疑心暗鬼になっているフリスビー、薬が見つからない自分の事も含めてスパイダーはずっと激怒している。
そんなドラッグが見つかりそうにないスパイダーを見て、ニッキーがロスに“私がクスリを売る”と持ち掛けていた。そんな中、ニッキーが、少し前にスパイダーが自転車で出かけた時にクスリを落としたんじゃないかとスパイダーに話し、スパイダーは道に探しに戻ることに。その間、誰も家に入れず誰も家から出るな!と怒鳴り家から出ていく。
クッキーとニッキーに、ロスは彼女の話をする。以前に少しだけ遊んだエイプリルという女性がニッキーと同じストリップ店で働いていることを知ったロス。ここでニッキーあてに、彼氏でありメタンフェタミンの密造人でもあるコックから電話が入る。コックは、スパイダーがまたクスリを落としたことを知り呆れてしまった。今回でスパイダーがクスリをなくしたのは3度目である。
キマッているメンバーで楽しくおしゃべりをしているとスパイダーが帰ってきて、全員を追い返そうとするものの、ニッキーがロスを引き留めた。フリスビーはゲーム中にもかかわらずロスにリセットボタンを押されてしまい激怒するものの、叩き出されてしまう。クッキーは心配するが、激怒モードのスパイダーは怒鳴り返し結局二人は罵り合い、大喧嘩してしまう。
ロスが、“ニッキーにクスリをもらえる”という話をスパイダーに伝えると、それは“クスリを自分で精製している男コックだ”ということを知り、ニッキーは、ロスを“車を持っている便利な男”とコックに紹介し、ロスとニッキーは一緒にコックのところに行くことになった。
スパイダーは、クッキーと仲直りのセックスをすることになる。ロスは、コックからニッキーの送り賃として、1パケ分のクスリをもらい、ニッキーとコックの足として働くことに。ロスは、もらったクスリを早速、少しスニッフィングし、車で自宅に帰る。自宅に戻ると隣のイカツめの女性がロスをチラ見していた…。
母親から“今度そっちに行く”という留守電、“エイプリルからは出勤しているから店に来て”という留守電、元カノのエイミーからは“貸した金を返せ”という留守電が入っていた。元カノの電話を聞き慌てて電話をするロスだったがエイミーは出なかった。
ロスはエイプリルの店に遊びに行くことにする。店でも家でもしっかりとクスリをキメ、家で“一緒にクスリをキメよう”とエイプリルを家に連れ帰ることに。エイプリルとロスは、がっつりクスリをキメ、手錠をしたり、体に粉を付けてスニフしたりノリノリでキメて情事を楽しんだ。その後コックから、ニッキーを犬の病院に送ってほしいとの電話が入り、コックの家に行くことになったロス。そこでロスは、エイプリルを手錠で拘束したまま、そして騒がれないように目と口にガムテープをして放置して出かけることにした。もちろんエイプリルは、嫌がり暴れるが爆音で音楽をかけ、“すぐ戻る”と告げ行ってしまう。
そのころ、ニッキーは犬の具合が悪いと大騒ぎのパニック状態。犬は、メタンフェタミンを精製している部屋の中で生活しているため、クスリの副流煙でぐったりしている状態。ロスのボルボ車の中でもパニック状態のニッキーはクスリをキメ病院に。受付の女性や客がキマっている“風俗嬢丸出し”の恰好のニッキーを見てあきれるものの、医者は美人のニッキーを見て流れで犬を引き受けてしまう。ロスは、ニッキーを待っている間、またエイミーに連絡するものの留守電になってしまい、科学者の助手だと嘯いた。
スパイダーの家に居たヤク中でゲーマーでもある青年フリスビーは、かなり太目の母親と二人で暮らしている。しばしば、食べ物を持ってきて欲しい為に“愛している”と語る母親に息子への愛情は果たしてあるのか…!?
コックとニッキーの家にロスがまた呼び出され。“ニッキーに手を出したか?”とコックはロスに詰め寄られ、コックにビビり完全に彼のペースに巻き込まれることに。ニッキーは店に出勤し、コックとロスは買い物に出かけることになった。
まずクスリ精製のための錠剤を買いにいき、クスリが嫌いそうなおばちゃん店員の勘繰りを冷静に流しコックは錠剤をこれでもかと大量に購入した。その後、ビールを買いにサーカス酒店を買いに行った二人。そこでは、先ほどスパイダーに追い返された女性二人組が別の売人ともめていた。コックは、うるさい売人を簡単にぶちのめし、店員から好かれてしまう。次に二人は、ポルノショップに行くことになる。コックは、“自分好み”のビデオを一本買った。最後にニッキーの店に行くことに。ロスはその間も元カノのエイミーに電話がしたくて仕方がない様子。
そのころ、フリスビーの家の前に胡散臭い警官二人組が張り付いており、警察密着のテレビ中継の中、コックと間違えられ逮捕されてしまうフリスビー(汗)
ニッキーの店についたロスはエイミーに電話するもののまたもや留守電。店でふとエイプリルのことを思い出し留守電でエイプリルに話しかける。また、隣に住む“あの女性”は騒がしいロスの部屋のことを不審に思い盗み聞きをしていた。
ニッキーとコックを送り、次の日の朝になりロスはやっとエイプリルが待つ部屋に帰った。不審に思っている隣人を軽くあしらい、エイプリルとキメてまた情事を行ったロス。またニッキーは犬のこと名前で呼ばずにを大事にしていそうにないコックに怒ってしまう。コックはそんなニッキーを気にせず、“自分好みの女性”の“新聞広告”を読みデリバリーの風俗嬢を呼んだ。
その頃、フリスビーは警官二人組に、“おとりになる協力の脅迫”をされていた…。
クスリでキマっているニッキーは少し機嫌がよくなり、コックといちゃいちゃするものの、家に来た風俗嬢を見て追い出してしまう。激怒したニッキーはコックの家から出ていくことを決心。情事を楽しんでいたロスのところに、コックから電話が入り、ロスはまた出かけることに。今回もエイプリルは手錠をして目と口にガムテープをされて放置をされてしまう…。
ロスは、コックの家に着くと、スパイダーに出来たクスリを運ぶことと、キマり続けているニッキーをどこか好きなところへ送っていくことを命じられる。ロスとニッキーはスパイダーにクスリを届け、さっそく極上のネタを楽しむことに。ロス、ニッキー、クッキー、スパイダーでがっつりキマリ過去の話をしている最中もロスは元カノのことばかり考えていた。
クスリも落ち着き、ロスとニッキーがスパイダーの家を出ようとするタイミングで、警官二人にフリスビーが連れられてきていた。ロスとニッキーが家から出ていくものの、フリスビーは“二人のことは知らない”と警官に話しスパイダーの家に行くことになる。その頃、スパイダーとクッキーは情事をしていたが、クッキーは““大”が久々に出そう”と、いいタイミングでトイレにいってしまう。ムラムラがおさまらないスパイダーは“電話でのコト”に気が行って電話をしてしまう。クッキーがトイレから出てくるとスパイダーは“盛り上がっており”彼女は激怒してしまう。
そんなタイミングでフリスビーが家にやって来た。スパイダーに怒っているクッキーはフリスビーと腹いせにコトをしようとするが、フリスビーの服を脱がすと体に無線機がつけれられていた!クッキーは、警察にスパイさせられていることを気づく。激怒したクッキーはスパイダーを呼ぶとスパイダーは全裸でアソコに靴下しているを状態で出てくる。みんながパニックで大慌ての中、“裏切り者””と怒ったスパイダーはフリスビーのタマを銃で打ち抜いてしまう!裸でアソコに靴下をした状態のスパイダーとクッキーは逮捕される。その頃、コックもヤクの精製に失敗し、住んでいたモーテルを爆破させてしまう。ポルノショップに一時的に逃げ込むもものの、そこで逮捕されるコックだった…。
ロスとニッキーは、クスリをキメながらドライブをしていた。ニッキーは自分の子供や友達に会いにラスベガスに帰ることをロスに話す。ロスは、元カノのことやエイプリルを監禁したままで出かけていることを話す。そこで、エイプリルを解放するために一旦ロスの部屋に戻るとエイプリルはもういなくなっており、部屋が荒らされている状態であった。
一方、コックは金を積んでくれた知り合いがいたらしく、拘置所から出られることになる、隣に“売人スパイダー”を残して。コックは、お礼の電話をして男に会いに行くことに。車が必要なため、またまたロスを呼び出した。ロスとニッキーは電話に出るものの、ニッキーはコックを怒鳴り散らす。一方、コックは金を積んでくれた知り合いがいたらしく、拘置所から出られることになる、隣に“売人スパイダー”を残して。コックは、お礼の電話をして男に会いに行くことに。車が必要なため、またまたロスを呼び出した。ロスとニッキーは電話に出るものの、ニッキーはコックを怒鳴り散らす。が、結局ロスはコックのところに行くことに。が、結局ロスはコックのところに行くことに。
コックはサーカス酒店の裏部屋に通してもらいそこでロスを待つことに。ニッキーとロスは、ペットショップで犬を受け取り、ラスベガス行きのバス停にいく。長い間二人でクスリをキメて仲良くなった二人は別れを惜しむキスをしたのち、別れた。
ロスは、コックの待つサーカス酒店に。そこでまた売人が二人組の女性と言い合いをしていた。今度は、ロスの隣人がエイプリルを連れて現れ、売人はまたもやぶちのめされてしまう、最初はコック、今度は女…。ロスはここで、みんなが逮捕されたことを知る。町まで行き、コックと一緒に彼を留置所から出してくれた男のところに会いに行くことに。
結末・ラスト
コックが、その男のところに行くと、その男は二人の若い男をはべらかしていた。コックのことを“本物の男”と呼び“愛している”と語るその男から、コックは金と、ヤクの精製に必要な道具を受け取る。その頃、ロスは、エイミーに電話をし、20分後に公園で待っていると告げた。コックは、ロスを6か月分のクスリで運転手として雇うことに決めた。
ロスは、エイミーのところに会いに行く。エイミーはしっかり来てくれたものの、クスリをキメているロスをみて信用できないと去ってしまう。
ロスとコックは新しい精製場所に向かう。運転はコックがしており、その車の中でロスは寝てしまう。コックは“語って”いたのだが…。時を同じくしてスパイダー、ニッキー、クッキーも、みんな気持ちよく寝ていた…。
二人を乗せた車は新しい精製場所のトレーラーハウスに到着した。コックは一人家に入っていくと直ぐにその家は爆発して亡くなってしまった…それは彼の母親が息子=彼の事を居なければ良かったと言ったように…。
レビュー・感想・解説・評価
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]リンクについて
~~~(矢印と破下線のリンク)は、T's Theaterでレビューしている映画作品や紹介している俳優等、全て内部リンクです。
後にデニス・クエイド主演の「ホースメン」などの監督をし、本作が劇場用長編映画初監督作品となるジョナス・アカーランド監督が描くドラッグ&セックス。ユーモアはブラックに、そしてエロティックさも苦く…。
意外にキャストが豪華な本作の出演を。
・女の子を何故か監禁することになっちゃう主人公ロスに扮するのは「グランド・ブダペスト・ホテル」などの若手俳優ジェイソン・シュワルツマン。
・ラストには自殺なのか事故or事件なのか議論を呼ぶところかも知れないが自殺だとtoikunは思った…そんなコック=ザ・コック=The Cookを演じるのは後の「レスラー」で何とアカデミー賞にノミネートしちゃったミッキー・ローク。レビュー作はドン・ジョンソン共演の「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」やジョン・グリシャム原作の「レインメーカー」、オールスターな「シン・シティ」など。硬派と軟派が入り乱れている感じの印象だ。
・コックの彼女ニッキーに扮するのは32歳という若さでこの世を去ったブリタニー・マーフィ。ブリタニーは「シン・シティ」でロークと共演している。
・顔にブツブツが出来ているというのは実は“ある病気”を現すのでは?そう思った青年フリスビーを演じるのは可愛いフェイスのパトリック・フュジット。劇場用長編映画デビュー作の「あの頃ペニー・レインと」を2015年に初めて観たtoikunはとても感動しNo.1に選んだ。他に「ゴーン・ガール」など。
・ストーリー欄に記述があるが、“凄い格好”をみせるスパイダー・マイクという男に個性派ジョン・レグイザモ。「ザ・ファン」や「ボーダー」でロバート・デ・ニーロと共演。あぁ、恥ずかしいですわぁ。
・そのスパイダーの彼女クッキー役に「アメリカン・ビューティー」で世界が惚れたミーナ・スヴァーリ。
・裸体が非常に印象的なエイプリルという女性にモデル出身のクロエ・ハンター。
・“厳つい隣人女性”役に「スカーフェイス」や「トレインスポッティング」のデビー・ハリー。
・男性警官コンビにはピーター・ストーメアとアークエット兄弟姉妹の“女優”アレクシス・アークエット(笑)
・そして謎の権力者に扮するのはジュリア・ロバーツのお兄さん…と言っては失礼な、「暴走機関車」のオスカーノミニー、エリック・ロバーツ。
さて。
ドラッグとセックスをユーモアに…ってのはテリー・ギリアムの「ラスベガスをやっつけろ」に通じるものがあるなぁ、出演者の豪華さも。しかもどっちも真の意図が分かりにくいという。そして本作のラストはフュジットの「あの頃ペニー・レインと」に通じるものがあった(音楽のノリも)。まぁそれは出演者が関係なくなるが「ハサミを持って突っ走る」にも…。
とても卑猥すぎて描写がアニメになっちゃったもの、レグイザモの色々、本作がドラッグに関するものであり“どんな映画か”気になって興味を持ってもこれには辟易しちゃう人が多いかも?
邦画でもドラッグを扱った作品は多くあるけど、アッチは日本より酷いと想像するがこれが現実だったら怖いんだけどなぁ…。アカーランド監督の真意は“ドラッグ止めろ”だろうが描写は“興味”に近しく感じる(汗)はてさて、どうなんでしょうか?
あぁ、中学生以下には観せられないなぁ…激しいっす。
2016/11/24
by toikun.
映画ファンの口コミ・レビュー
No.1 たくや さん
レビュー日時:投稿日時:2016/12/03 14:34:20
評価:8点/10点満点中(最低点1点)
★★★★★★★★☆☆
ドラッグを決めているとき独特の雰囲気がすどい素敵でした。あの無駄にあせるとことか無駄に楽しくなるところ、謎に仲良くなるところとかいいですね。最後までドラッグを楽しんで、ドラッグに踊らされてドラッグとともに生きていく主人公たちの”普通”が印象的で、こんな人生もあり?かなとおもいます。
ホームページ
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
ホームページ
コメント:
(コメントをどうぞ。)
T's Theaterへのお問い合わせフォームはコチラ(別ページで開きます)