映画「ボーダー」(2008)あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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NYのベテラン刑事コンビ。連続殺人を担当、被害者は悪人。犯人は警察の内部にいるのではと思う2人。驚愕の真実を前にした刑事は…。
名作「ヒート」以来の競演となるロバート・デ・ニーロとアル・パチーノ。彼らが魅せる!今度の“悪い奴”は!?
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ストーリー・ネタバレ
全世界の中心、アメリカ・ニューヨーク。その輝かしい面があればまた、その裏の犯罪の酷さも”世界の中心”かもしれない。
ニューヨーク市警のベテラン刑事タークは相棒のルースターと長い間組み、ニューヨークを守ってきた。そんな彼らの前に殺人事件が覆い被さった。被害者は相当の悪党。犯人はポエムを書いた紙を現場に残した。それだけでは殺人事件は終わらず次々と起き、どれも被害者は”超の付く”悪人、そしてポエムが残された。市警のデカ長ヒンギスはタークとルースターのコンビだけではなく、ペレズとテッドの相棒やタークと関係を持つ女刑事カレンも捜査に送り込んだ。
彼らが捜査を続けても殺人事件は止まらない。被害者はどれも悪人でポエム付き。そんな中で彼らは警察の中に犯人がいるのではと思い始める。だがタークはそれを遮った。
やがて素振りなどからペレズとテッドのコンビはタークが犯人ではないかと疑い始め、デカ長ヒンギスに言ったりもするが証拠がない。タークの相棒ルースターとは言うと、長年のコンビ歴もあってタークのことを疑わなかった。それどころかタークの疑いを晴らそうとカレンに情報を流すように言った。
タークとペレズ・テッドコンビの仲も相当悪くなった。
ペレズとテッドは地元の麻薬犯罪の親玉スパイダーを司法取引によって利用してタークの本性を暴こうとする。ペレズとテッド、そしてルースターはスパイダーの居る建物に潜んだ。ルースターはタークの無罪を晴らすため…!?
作戦はうまくはいかなかった。タークは事を分かっていたのだ。ルースターはペレズ・テッドコンビを帰す。そして建物には悪玉スパイダーにターク・ルースターコンビ。そこでなんと何の威嚇もしないスパイダーをルースターが射殺したのだ。驚くターク。そしてタークに銃口を向け、精神科医からもらったメモ帳に書いた自分の気持ちを声に出して読むように命令した、録画はされている。タークもルースターも前々から悪人に対して”正義に基づく裁き”が行われない事が不満となっていた。やがてタークが微罪で出てきた男をハメて重罪で刑務所にたたき込んだ。タークを尊敬していたルースターが”変わった瞬間”だった…。
結末・ラスト
尊敬する相棒の裏切りによっておかしくなり十数件の悪党に対する殺人事件を行ったルースター。
以降、重罪のワリに微罪で出てきたり無罪で出てきたり、はたまたイカれた不良グループを計10数名を殺したルースター。火をつけたのはまさにタークであったのだ。スパイダーが死んだ建物にはタークとルースターそして真実を知ったカレンが現れた。逃げるルースター。追うターク。
お互いが銃口を向け合う中で助かったのはタークであった。もしかしたらルースターはタークに止めてもらいたかったのかもしれない。そして上官による取り調べが行われ事件は解決した。わだかまりは残ったかもしれないが…。
レビュー・感想・解説・評価
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「88ミニッツ」や「フライド・グリーン・トマト」の監督で知られるジョン・アヴネットが監督した犯罪ものスリラー。アヴネットについては以下の作品をレビューしている。「卒業白書」(製作)、「飛べないアヒル」(製作)、「D2 マイティ・ダック 飛べないアヒル2」(製作)、「D3 マイティ・ダックス 飛べないアヒル3」(製作)、「レッド・コーナー 北京のふたり」(製作・監督)など。
映画ファンにとってとても人気があり、toikunにとっても名作である映画「ヒート」に続く名優ロバート・デ・ニーロ(「レナードの朝」、「バックドラフト」、「コップランド」、「ウワサの真相 ワグ・ザ・ドッグ」、「ジャッキー・ブラウン」、「RONIN」、「アナライズ・ミー」、「サン・ルイ・レイの橋」、「グッド・シェパード」など)とアル・パチーノ(最近レビューした作品に「ディック・トレイシー」、「天国の約束」、「訣別の街」がある)の共演作(競演作)である。正確にはクレジット的に「ゴッドファーザーPARTⅡ」、「ヒート」以来の3回目になるだろうか。「ゴッドファーザーPARTⅡ」では役柄上、同じ画面に映ることは無かったが。なお、デ・ニーロは前述「ゴッドファーザーPARTⅡ」と「レイジング・ブル」でアカデミー賞を受賞。パチーノは「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」でアカデミー賞を受賞している。
なお「ヒート」ではクレジットはパチーノの方が上位であるが、今作ではデ・ニーロの方が上である。
他のキャストを箇条書きで紹介する。
・中年刑事コンビの1人にジョン・レグイザモ。最近ハリソン・フォード主演、toikunの中で非常に大きな存在となりつつあるアネット・ベニング共演の「心の旅」をレビューしたのだがチョイ役の強盗を演じたレグイザモはまだ駆け出しだった。そんなレグイザモは「カリートの道」でパチーノと、そして「ザ・ファン」でデ・ニーロと共演している。レグイザモの他の出演作でレビューしているのは「ダイ・ハード2」、「エグゼクティブ・デシジョン」など。
・レグイザモのバディにマーク・ウォルバーグの兄として有名な(失礼!)ドニー・ウォルバーグ。彼はメル・ギブソンの「身代金」や「シックス・センス」、「クロッシング・デイ」などに出演している。
・“悪い男”を演じるのは今の名前は50セント、ミュージシャン兼俳優なマルチな男。昔はカーティス・ジャクソンやカーティス・“50セント”・ジャクソンとか…。後の「フリーランサー NY捜査線」や「ラストベガス」でデ・ニーロと共演することになる。
・今作と同年製作の「フローズン・リバー」でアカデミー主演女優賞ノミネート、これまたマーク・ウォルバーグの名前を出すが彼主演の名作「ザ・ファイター」でオスカー助演賞を得たメリッサ・レオ。メリッサは「ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」や「みんな元気」でデ・ニーロと共演。現在「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」、国防長官を演じた大ヒットアクションムービー「エンド・オブ・ホワイトハウス」、そしてその続編となる「エンド・オブ・キングダム」をレビューしている。同作は日本では2016年5月に公開されて大ヒットを記録した。ただ「エンド・オブ・ホワイトハウス」で北朝鮮テロリストにひんむかれてキャミソール(?)姿になって全米にその姿が放送された長官=メリッサが続編で登場するとは思わなかったなぁ…。
・女刑事を演じるのはカーラ・グギーノ。「ボーイズ・ライフ」でデ・ニーロと共演する彼女。他の出演作品は「スネーク・アイズ」、「スパイキッズ」シリーズ、「シン・シティ」など。
・「ランボー」の保安官役が忘れられないブライアン・デネヒー。彼については「シルバラード」など。
・最期になるが格闘家兼俳優のオレッグ・タクタロフ。彼は「15ミニッツ」でデ・ニーロを“殺して”いる!
「ヒート」の時は全世界的に思いっきり盛り上がった感があったのだが、今回は余り盛り上がらなかったかな。それでも中盤から終盤にかけての逆転は面白かったな。
ただビデオの録画シーンであるものと現実のシーンに行ったり来たりでこんがらがった。う~ん。
うーん、結局終盤には今作と「ヒート」の逆転になるわけだが、演出としてデ・ニーロが光った。
しかし彼らは何時まで警察などでドンパチをするのであろうか…。
『righteous』とは『正当な、正義の』という意味である。
なおなおの追記をする。「ヒート」では“本当に共演しているの?”っていう声が実際にあった。同じフレームに映っていないのである。こう言う声があったのはデ・ニーロとパチーノの仲が悪いと噂があったから。同じイタリア系なのにねぇ。だけれども、近年のアカデミー賞でもプレゼンターとして一緒に出ていて、その時に「ゴッドファーザー」のテーマ曲がかかったりして、ファンとしてニヤリってした。多分、2013~2015年の回のはず。実際問題、彼らの本当の仲って言うのは想像するしかないので、“創造”しちゃうんだよね。2大スター、おもしろいもんです。
2013/01/20
2015/11/24
2016/10/01
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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