映画「イン・ハー・シューズ」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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水と油のような関係の姉妹だが実は親和性の高いローズとマギー。姉妹は喧嘩をして妹マギーが祖母を訪ねて素行が少しだけ改善されて…。
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ストーリー・ネタバレ
アメリカ。
ペンシルベニア州フィラデルフィアに2人の姉妹ローズとマギーが住んでいた。姉のローズ・フェラーは弁護士という世間一般で言うところの地位の高い職業なのだが、働きづめの生活を送る理由は弁護士という職種が忙しいからではなく、休んだことにより失うであろうモノが大きいと思うから。妹のマギー・フェラーは読書障害を抱えているが他は健全…というワケではなく、彼女は仕事が長く続かずに酒を飲んではその日暮らしをして姉ローズや父親マイケルを困らせていた。
ローズとマギーは幼い頃に母親キャロラインを失っていた。マイケルはシデルと再婚をして継母となったシデルに育てられた2人はシデルをよく思わないことは一致していた。だって自分の娘ばかり気にかける継母シデルだから…。姉妹は仲良く継母に立ち向かっているのか!?なーんて事もなくローズはマギーのことが世話が焼けることを嫌だと思いマギーはローズが何か嫌だと思っていた。
いつものように妹であるマギーが姉のローズのアパートにやって来た…イヤイヤ転がり込んだという方が正しいが…と思うと、マギーはローズが好きだと思っていた同僚の弁護士ジムと寝てしまった。その事でマギーとローズは大ゲンカとなってしまい、結果ローズが自分の家からマギーを追い出すという形になるのだ。
行く当てのないマギーは以前父親の家で亡くなった母親の両親=マギーにとっての祖父母が送ってくれた彼女やローズが見ることのなかった多くの手紙の束をデスクの中から見つけたことにより祖父母を頼りにとフロリダへと行く。祖父アイラは3年前に亡くなっていて祖母のエラが出迎えてくれ彼女が入所する老人保養施設=老人ホームにやって来たマギー。エラは娘が死んだこともあるし娘が精神的に不安定だったことを娘婿マイケルに責められてフロリダへ夫と共に移り住んでいたのだ。そして毎年欠かさずに夫アイラと共にローズとマギーに宛てて手紙を送っていたのだが、それをマギーの父親マイケルが見せなかったということも分かる。まぁ手紙はマギーが実家を漁っている時に見つけたので親が見せてくれなかったのはその時に分かったのだが…。
フロリダで最初は遊んで過ごしていたマギーだったが金もなくてエラの金に手を出そうとしたところを見つかり彼女に言われて老人施設で働くようになるマギー。またローズはというと、同僚ジムが裏切った=妹マギーと寝たことで事務所に居づらく休職して犬を散歩させるアルバイトなんかを始める。ローズはマギーのことは“とても手を焼いている”と言うが居なくなってみるともの悲しくてマギーの携帯に電話をするが携帯は解約済みでマギーの居所がつかめなかった。そんなローズの心の隙間を埋めてくれたのが同じ事務所で働いていたサイモンだった。食事から始まって次第に恋に落ちていくローズとサイモン。そして付き合い始めてからからそう日が経たずに婚約までするのだがマギーのことをひた隠しにしていることをサイモンに“隠し事をしている”と思われ婚約解消となってしまう。
フロリダのエラはローズがどうしているのか心配だった。だからマギーに内緒でローズに手紙を出したのだ。それを見たローズは祖母であるエラが生きていることが分かったのでフロリダに会いに行くのだった。
結末・ラスト
ローズがエラの部屋のドアを開けようとするとそれにマギーが出て“出くわす”ローズとマギーの姉妹。ケンカをしてはいたが、エラのお陰もありローズとマギーの関係は元通りになる。マギーは姉ローズが自分の知らぬ間に婚約していた事に驚くがローズとサイモンの仲を元に戻そうとサイモンに電話をして彼もフロリダに来る。そしてなんとかローズとサイモンのヨリも戻ったのだった。
フィラデルフィアに戻り、いよいよ結婚式ということになった。今まで確執のあったエラと娘婿マイケルの関係も修復されてローズは心から祝われる。そしてマギーからの詩にとても感動するローズ。マギーは読書障害を老人ホームの元教授と接する事によって克服したのだ…。
ローズは新婚旅行へ行く為にサイモンの運転する車に乗り後ろを向くと路上で手を振るマギーの姿があった。姉ローズの姿が見えなくなるとダンス会場となった式場に戻るマギーは踊りふけるのであった。
レビュー・感想・解説・評価
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先日「愛と追憶の日々」をリレビューしてから本作のシャーリー・マクレーンをもう一度観てみたくなって…。
Jennifer Weiner(ジェニファー・ウェイナー)の小説“In Her Shoes”を元にしたコメディ。本作はロマコメでもあるが姉妹のドラマ、そして姉妹を見守る祖母のドラマというドラマ要素の強い作品。
メガホンをとるはジェームズ・エルロイの原作を元にした「L.A.コンフィデンシャル」を監督してアカデミー脚色賞を受賞するなど高い評価を得たカーティス・ハンソン。ハンソンは同作でアカデミー作品賞・監督賞にもノミネートしている。他にトム・クルーズ主演の馬鹿げた青春コメディ「爆笑!?恋のABC体験」なども監督しているところが驚きか。
製作にはリドリー・スコットの名前もある。彼は「テルマ&ルイーズ」、「グラディエーター」、「ブラックホーク・ダウン」でアカデミー監督賞にノミネートしており、製作・監督を担当した「オデッセイ」ではアカデミー作品賞にノミネートしている。
キャストを紹介する。
・トップクレジットの妹マギーに扮するは大スターキャメロン・ディアス。コメディの王道を行くキャメロンだが本作は毛色の違うコメディ。ジョニー・デップ主演の「ラスベガスをやっつけろ」では色気のあるテレビレポーターで楽しませてくれ、後は「チャーリーズ・エンジェル」と「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」なんて往年のテレビシリーズを映画化した作品でも魅せてくれた。
・姉ローズに扮するは「シックス・センス」のオスカーノミニー、トニ・コレット。同作では幽霊の見える子供=ハーレイ・ジョエル・オスメントを持つ母親役として好演していた。他に事件の目撃者を演じた「シャフト」という作品も。
・もう一人タイトルの前にクレジットされた主演とされるエラを演じたのは「愛と追憶の日々」のアカデミー主演賞女優シャーリー・マクレーン。“本作での彼女の記述”をしたくなったので再レビュー。同作の後日談を描いた「夕べの星」という作品にも出演している。
・本作のヒーローと言うべきか…ローズと結ばれる事になる弁護士サイモンに「英雄の条件」のマーク・フォイアスタイン。
・レフコウィッツという女性を演じたのはフランシーン・ビアーズ。「僕たちのアナ・バナナ」や「スリーメン&ベビー」など。フランシーンは本作の陰の立て役者と言って良い程素晴らしい印象を残した。
さて、前の感想。
「L.A.コンフィデンシャル」などのカーティス・ハンスンが監督したロマンスありのドラマ。水と油の関係に見られながら、表裏一体の姉妹ローズとマギーに扮するのは、トニー・コレットとキャメロン・ディアズそして二人の祖母エラの役でシャーリー・マクレーンが出演する。
トニーとキャメロン二人とも良い役を演じている。個性あふれるマギーに個性を殺すローズ。今まで二人が映画の中で演じてきたバックグラウンドがよく現れているのではないかと思う。ちょっとトニーに失礼かな?
題名の“靴”が劇中随所にアクセントとしてちりばめられ、またそこに目がいく演出で巧いなと思った。原作が良いのかな?脚本が良いと感じられる。
シャーリー・マクレーン、実に71歳での枯れた演技「夕べの星」でも素晴らしかったがあれから9年経っても元気な姿を見せてくれるのがとても嬉しいのだ。
2007/03/23
さて数日前に「愛と追憶の日々」を観た後の感想。
何か「愛と追憶の日々」の主人公オーロラとダブって見えた本作のシャーリー。同作では孫は男の子2人と女の子1人という設定でそれが本作と違うのだが“後日談”て思ってもオモシロイかも。まぁ「夕べの星」で孫娘を演じたジュリエット・ルイスを観ていると違うモノになるが…。
家族内の登場人物がみんな不器用だよねぇ。“実は手紙は継母が隠しちゃってお父さんは知らなかった…”っていう物語しても展開が変わり面白かったカモだが…お父さん=ケン・ハワードのエラを見る目はまるで「愛と追憶の日々」のジェフ・ダニエルズのソレと…って思えて笑えた。
ホンワカする本作、toikunの母親は彼女の姉妹と仲が悪いんだけど、そんな家族関係の方に観て欲しいなぁ…と思う。
2016/05/16
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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