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映画『THE BROTHERS McMULLEN』「マクマレン兄弟(ブラザー・マクマレン)《aka ブラザーマクマレン》」<1995年:アメリカ>

ATTENTION:T's Theaterでは映画作品のあらすじだけでなくストーリーのネタバレを結末まで記載しています。映画レビューはストーリーの下方にあるので映画をご覧になっていない方はお気を付け下さい。

映画「マクマレン兄弟(ブラザー・マクマレン)」あらすじ,ネタバレ,レビュー

作品データ

IMG from Amazon

原題:

THE BROTHERS McMULLEN

邦題:

マクマレン兄弟(ブラザー・マクマレン)

原題訳:

マクマレン家の兄弟たち

製作年:

1995年

製作国:

アメリカ

上映時間:

ジャンル:

ドラマ ロマンス

監督:

エドワード・バーンズ

主演:

ジャック・マルケイ エドワード・バーンズ マイケル・マッグローン

あらすじ

この映画にはtoikun以外のレビューはまだありません。

NYに住む3人兄弟。兄は妻がいるが子供を作りたくはない。次男は女を愛したことがない。末弟は信仰心が影響し結婚に踏み切れない。そんな彼らの妻・浮気相手・新しい恋人・元カノとのラブストーリーの結末とは!?

若手映画人の登竜門サンダンス映画祭で最優秀作品賞を受賞した優良作品。エドワード・バーンズが一躍時の人になった記念すべき映画だ。

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詳細作品データ[写真画像付き]IMGs' COPYRIGHT notations

主要登場人物

Main Cast:メインキャスト:役名:
Jack Mulcahyジャック・マルケイマクマレン家の兄弟の長男ジャック・マクマレン
Edward Burnsエドワード・バーンズマクマレン家の兄弟の次男フィンバー・“バリー”・マクマレン
Mike McGloneマイケル・マッグローン(マイク・マッグローン)マクマレン家の兄弟の三男パトリック・マクマレン

アカデミー賞

Winner:受賞:
Noneなし
Nominee:ノミネート:
Noneなし

スタッフ(製作・監督・脚本・撮影・音楽)

Producers:製作:
Edward Burnsエドワード・バーンズ
Dick Fisherディック・フィッシャー
Director:監督:
Edward Burnsエドワード・バーンズ
Writer:脚本:
Edward Burnsエドワード・バーンズ
Cinematographer:撮影:
Dick Fisherディック・フィッシャー
Original Music:音楽:
Seamus Eganシーマス・イーガン

キャスト・出演者

Cast:キャスト:役名:
Jack Mulcahyジャック・マルケイマクマレン家の兄弟の長男ジャック・マクマレン
Mike McGloneマイケル・マッグローン(マイク・マッグローン)マクマレン家の兄弟の三男パトリック・マクマレン
Edward Burnsエドワード・バーンズマクマレン家の兄弟の次男フィンバー・“バリー”・マクマレン
Connie Brittonコニー・ブリットンジャックの妻で高校教師のモリー・マクマレン
Maxine Bahnsマキシン・バーンズバリーと付き合うことになる女優を目指すオードリー
Elizabeth P. McKayエリザベス・P・マッケイジャックと不倫をする女性アン
Shari Albertシャーリー・アルバートパトリックの彼女でお金持ちのスーザン
Jennifer Jostynジェニファー・ジョスティンパトリックと良い雰囲気になる女性レスリー
「マクマレン兄弟(ブラザー・マクマレン)」トレーラー

ストーリー・ネタバレ

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アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク。

この地に住むマクレーン家はアイルランド出身の一家。かなり酒飲みで自分勝手だった父の死で母はアイルランドの思いを寄せる人の元へと旅立った。母は好きな人がいるのに長男を身籠もってしまったために父と結婚したのだ。そんなこのニューヨークの地に上からジャック、バリー、パトリックの三兄弟が残った。

5年後。

長男ジャックは33歳となり高校のバスケットボールコーチを職業とし妻モリーと郊外に家を買って暮らしている。そこへ25歳となり映画の脚本化をしている次男バリー、大学生の三男パトリック、そしてバリーの元カノみたいな…アンが集まってモリーの誕生日を祝っていた。目下の三兄弟の悩みと言えばパトリックの将来。パトリックはアパレル会社の社長をしている男の娘スーザンと付き合っているのだが、どうも彼女は“結婚”の二文字をちらつかせるし卒業したら同棲もしなくちゃいけないみたい。パトリックはとても敬虔なカトリック教徒で…でも婚前交渉をしてしまっているが…。その事でバリーは弟パトリックに“別れろ”とアドバイスをする。実はバリーは今まで女性を本気で好きになったことがない。彼のアドバイスはどう弟に響くのであろうか…。誕生日パーティ後アンを自動車で送ったジャックは何と彼女にアプローチされてしまう。妻モリーを愛する堅物なジャックはその誘いを断ってアンを降ろして走り去った…。

バリーは現在新しく住む場所を探していた。当たりをつけたアパートを訪れるもそこはオードリーという女性に借りられてしまっていた。10分前に会う約束をしたのに…オードリーに文句を垂れるバリー。これがバリーとオードリーの初対面となった。またパトリックとは言うと彼女のスーザンと一緒に彼女の親が用意してくれたアパートに行くけれども信仰心や彼なりの考えが邪魔をして同棲を断ってしまったのだ。

そんなバリーとパトリックはジャックとモリーの住む家に押しかけてきた、“せめて新年が明けるまで…”そう言う2人をジャックとモリーは受け入れるのであった。

兄弟2人が居候という状況でも、子供が欲しいモリーはジャックに“コト”を行うことを持ちかけるが、ジャックはその為に“コト”はしたくない、彼は子供が欲しいとは思っていないのだから。

とある時バリーが街中を歩いているとオードリーと再会した。アパートの前での初対面からは時間が経っているためにお互い気付かずにはいたが話しているうちに気付いた2人。CMのオーディションに向かう途中だったオードリーは女優を夢見る女性だった。オードリーのことが気になったバリーはデートに誘うが彼女は結婚しているという嘘をついてその場を去った。

ある晩、浮気などしたことがないという堅物なジャックの言葉をバカらしいと聞いていたバリーがいた…。

高校からの行き帰り時にジャックはアンと再会した。偶然の再会ではなくアンがタイミング良く待ち伏せていた。あの車での送り迎え以来の対面の2人。アンはジャックに再度アプローチをしてキスまでするがジャックは愛する妻モリーのためにも立ち去ってしまうのであった。

パトリックに恋人スーザンのことについてアドバイスをするバリーは“職場で別れを告げれば騒がれないだろう?”とアドバイス。パトリックはその通りスーザンの職場=彼女の父が社長をするアパレル会社にやってきて別れを告げた…いや正確にはスーザンの方から別れを切り出したのだ、煮え切らないパトリックに愛想が尽きて。思い通り別れることになったモノの何か合点のいかないパトリックだった。

映画脚本が上手く書けないバリーはちょっと前に仕事を任せてくれた男マーティに会いに行った。少し自暴自棄になったバリーの脚本執筆が進めば…そう思ったマーティの仕掛けによりバリーとオードリーは出会うことが出来たのだ。また会うことが出来た2人は何か“恋のようなモノ”に落ちる…少なくとも“ソレ”を恋だと思うオードリーではあったが…。

スーザンと別れたパトリックは昔馴染みの女性レスリーと再会した。旧交を温め合う2人に何時しか恋心は…。

こんなマクマレンけの兄弟の3人。

長男ジャックはアンと身体の関係を持つことになった。その事を敬虔なカトリック教徒の弟パトリックに助言を求めるジャックだが当然不倫は弟にバレる。そしてまた妻モリーにもコンドームがバレて信頼を無くしてしまう。

そしてそのパトリックはと言うとスーザンとヨリを戻そうと思ったのか彼女に会うが何と自分の子を身籠もったと告げられる。子供のことを思って一緒に暮らそうと言い出すパトリックだが、この歳で子供を育てたくないとスーザンは中絶という言葉を口にする。パトリックはその事をレスリーに相談してまた彼女と違う方面で仲良く…!?だが再びスーザンに会ったパトリックは流産したと告げられてしまう…。そんなパトリックはレスリーとカリフォルニアへの旅行を計画し…。

次男バリーはオードリーと付き合うようになって脚本執筆が軌道に乗った。その脚本が有名女優を主演として映画化されることになったが、バリーはこの役をオードリーに…と考えていたよう。今までまともに女性を愛したことのないバリーがこの好機を愛のために逃してしまうのか…。彼はオードリーと暫く距離を置いた。

女性関係がうまくいかないマクマレンの三兄弟。だが恋・愛の女神は彼らに微笑みかける…。

結末・ラスト

ガレージで思いっきり話したジャックとモリー夫婦は仲直り。パトリックはジャックが恋のキューピッドとなりレスリーとカリフォルニアへ旅立った。

そしてオードリーに別れを告げられたバリーはと言うと、彼の失いたくないという思いが伝わって仲直り&抱きしめ合うバリーとオードリーであった…。

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レビュー・感想・解説・評価

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マクマレン兄弟(ブラザー・マクマレン)
toikunの評価:8/10★★★★★★★★☆☆

1995年に製作をされた今作はサンダンス映画祭最優秀作品賞を受傷するなど非常に高く評価されtoikunも当時ビデオで鑑賞して感銘を受けた作品。2016年に“再会”できて嬉しい。初レビュー…。

監督を務めるのは今作が初監督作品となったエドワード・バーンズ。製作総指揮のクレジットを眺めてみるとエドワード・J・バーンズという名前が出てくるがエドワード・バーンズの父である。

以下挙げるべきキャストを…。

・堅物お兄ちゃん→浮気男を演じるのはジャック・マルケイ。主にテレビシリーズで活躍する俳優。

・とても面白く描かれる“敬虔なカトリック教徒”を演じるのはマイケル・マッグローン。1996年のバーンズ監督作品「彼女は最高」や「ボーン・コレクター」など。

・次男を演じるのは監督のエドワード・バーンズ。今作で一躍時の人になった。その後はスティーヴン・スピルバーグの戦争大作「プライベート・ライアン」ロバート・デ・ニーロ共演の極上スリラー「15ミニッツ」などに出演して魅せてくれた。ただ「ホリデイ」「幸せになるための27のドレス」では悲しくなったtoikun。それでも最近レビューした「バーニング・クロス」はtoikun的に久々のバーンズ万歳!だった。

・当時エドワード・バーンズと噂のあったマキシン・バーンズが女優オードリーを演じる。マキシンも又「彼女は最高」に出演している。

うむー。

思わず今作を見たくてビデオを買っちゃったよ!ちょっと高かったけど昔を思い出して満足満足!

ちょーっと切り離したら三兄弟のオムニバス的要素のある作品。その兄弟それぞれの物語が長男の家で兄弟が話し合うことによって映画として繋がっていく。

クレジット的には3番目だったエドワード・バーンズは自身の役柄も含めて三兄弟を平等にそれぞれ光らせた。最後にフォーカスされるのがバーンズだったのは、まぁ監督だったしねぇ。

音楽としてあれはバグパイプだよね!?な音色が流れてアイルランド?スコットランド?なーんて思ってしまうがアイルランドが出自である一家の物語。この“アイルランド”って言うのが作中で重きを置かれているんだか中途半端なんだか…とは感じるが。別にアイルランドじゃなくても良かったんじゃない?ただバグパイプみたいな音楽で彩りたかったからでしょ?なーんて穿った見方も出来なくはないですが。

変な補足事項となるがアイルランドが舞台の映画として現在T's Theaterでは「マイケル・コリンズ」「麦の穂をゆらす風」をレビューしている。どちらも北アイルランド紛争を扱った戦争映画。他にレビューしている作品でアイルランド関係は「デビル」ではブラッド・ピットがIRA闘士、「ジャッカル」ではリチャード・ギアが収監中のIRA闘士、そして「ギャング・オブ・ニューヨーク」ではレオナルド・ディカプリオがアイルランド移民の主人公を演じている。

さてと。toikunはバーンズが好きなんですが今度は「彼女は最高」を鑑賞・レビューしてみようかな!?

ロバート・レッドフォードが始めたサンダンス映画祭。タイトルは忘れたけれども、イーサン・ホークが妻=女優がサンダンス映画祭でグランプリを獲って…でも妻と仲間の俳優との関係に怒って…なんて作品もあったような。もしかしたらイーサン・ホークじゃなかったかもしれないけれど…。

そんな映画祭で高い評価を受けた作品、アナタはどう感じましたか?

なお、このページでの今作の邦題は「マクマレン兄弟」、そして「ブラザー・マクマレン」と2つ表記している。昔は「マクマレン兄弟」でレンタルしたような思い出があるのだが…!?

2016/02/19

by .

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『映画ファン』さんのレビュー・評価

投稿日時:20??/??/?? 15:59:46

4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆

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