映画「ドラフト・デイ」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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NFLドラフトを24時間後に控えたGM。父が過去監督したチームを再建するために男は首をかけて一世一代の賭けに出た!ファンも求めるスーパールーキーの悪い噂から『1を3』に!
ケビン・コスナー主演のチョベリグ感動作!90年代「ボディガード」や「パーフェクト・ワールド」など大スターだったけど、お年を召して更に輝いてきました!野球映画じゃあないですよ(笑)
NFLドラフトという日本のプロ野球ドラフトと全く違うシステムなのだが、“コレがややこしいのでは?”と思って鑑賞に二の足を踏んでいらっしゃる方、大丈夫です。映画作品で紹介はないけれど見ているウチに理解が出来ます。金でも“来年や再来年の枠”を提供しても良いんですって!GMコスナー
GMコスナーの一世一代の賭けにアナタもノってLet's Bet☆
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ストーリー・ネタバレ
NFL=ナショナル・フットボール・リーグ、アメリカ四大スポーツの中でも屈指の人気を誇ると言われるスポーツリーグ。そのドラフト会議を24時間後に控え各チーム補強のために最後まで必死になっていた。
クリーブランド・ブラウズGM=ゼネラル・マネージャー、サニー・ウィーバー・Jrもその一人だった。2年前まで彼の父親サニー・ウィーバー・Srが監督をしていたこのチーム、オーナーのアンソニー・モリーナに手腕を買われてGMになったサニー。そんな彼が狙うのはQB=クォーター・バックのボー・キャラハンだ。ウィスコンシン大学のキャラハンは大学時代に素晴らしい成績を残し、NFL全32チームが獲得を目指していると言われるほどの期待の新人。暴行事件を起こし“嫌な”注目を浴びてしまうがサニーは欲しいと思う選手。ピリピリしているサニーはチームで働いている自身の彼女アリにきつくあたってしまう。
そんなサニーに朝一番に電話したのがシアトル・シーホークスのGMトム・マイケルズであった。現状、ブラウンズは指名は7番目。それまでに指名されてしまえば獲得できないのである。トムは足元を見て無茶なトレードを吹っかけた。一度は交渉決裂かと思えたが今度はサニーがトムに電話、条件を受ける旨を言うもののトムは更に吹っかけた、“向こう三年間の一巡指名権を寄越せ”。
球団事務所に着いたサニーはチームのコーチ、ヴィンス・ペンや職員達と話す。“全体一位の指名権を取れたからボー・キャラハンを獲得できる”、皆盛り上がるのであった。だが“3年連続の一巡指名権の放出”には不満の声が上がる。それでもサニーは今まで2年間チームを強く出来なかった事から今年にかける意気込みが強く彼をそうさせたのであった。耳ざといアンソニーからは早速歓迎の電話が入る。だが現状ボー・キャラハンという選手のことを完全には把握していない。サニーは職員に“身辺調査”を支持した。
ピリピリしながらもルーティンワークを…そんな時ボー・キャラハンの代理人クリス・クロフォードから電話があった。強気なクロフォードは電話をキャラハンにかわる。サニーは人となりを知りたくて質問をぶつけるも無難な回答。電話後“ブラウンズ内定”を喜ぶキャラハンがいた。
今度はこれまた注目株のLB=ラインバック、ボンテ・マックと話すサニー。自分を売り込みたいボンテ、キャラハンを1試合4度もサックしたことをアピールする。ボンテは実は姉を亡くしていた。姉には2人の子供がいてボンテが面倒を見ていた。その為どうしても大金を得ることが出来る上位指名を狙いたかったのだ…。
クリーブランド・ブラウンズ。このチームには主体となるQBブライアン・ドリューが既にいる。怪我などもあったもののオフも肉体改造に頑張りトレーナーにアピール、トレーナーもその事をサニーに伝えた。だが指名するのはQB…、ドリューに会ったサニーは“キャラハンを取るならオレをトレードに出せ”と言われるものの複雑であった。
一方、サニーを探しに来たヴィンスはアリに対してきつく当たる。ヴィンスはやはりチームのことを考えると“問題のありそうな”新しいQBを育てるよりも実績のあるドリューでいきたいと思ったのだ。これでもアメフトフリークのアリはせめてもと言い負かした。
他のGMも動いていた。バッファロー・ビルズのGMマックスがサニーに電話をかけて“交渉”を持ちかけた。RB=ランニングバックが欲しい、旧知のヴィンスが電話したのだ。その事で彼と話すサニーだが対立してしまうのであった。
アリと話して本当にアメフトフリークらしい意見を聞いてサニーは球団職員と今一度キャラハンのプレーを振り返る。その試合はボンテに4つのサックを喰らった試合。口調からしてサニーの考えはキャラハンよりも…のように思えた。
そしてその考えが深くなるような自体が訪れる。キャラハンのことを調べていた職員からキャラハンには人望のないこと、そして考えに誠実性がないことを告げられるサニー。サニーは確かめるためにキャラハンに電話するもそれを裏付ける答えが返ってくるのだった…。
こんな忙しい状況下であったがサニーを彼の別れた妻アンジーと訪ねたバーブは、時間がないのにサニーの父サニー・ウィーバー・シニアの遺骨をまこうと言いだした。冗談ではないサニーだったが、父親を尊敬する職員等はバーブと共に遺骨をまいた。そしてバーブはサニーに“父の思いが込められた紙”を手渡すのであった…。
さぁ選手のみならず全米が見守るドラフト会議だ!
トレードで全体一位指名の権利を得たブラウンズに10分間の時間が与えられた。クリーブランド・ブラウンズは一体誰を指名するのか?コミッショナーが読み上げたのはボンテ・マックであった!様々な思いが交錯する!球団職員から責められるサニー。サニーの思いを確かにしたのは、“ボンテ・マックを獲れ!”という父の“遺言”だった。
ドラフト会議はまだ続く!
今度はトレードで6位の権利を得たサニー。引き替えは向こう3年間の二巡指名。これにはヴィンスや職員等は呆れてしまう。3年間の一巡指名と二巡指名の放出である。思わずヴィンスは辞めると言ってしまうがサニーがそれを引き留める。そしてざわつく皆に“Everyone, please shut up!”制するサニー!怒るオーナー、アンソニーがやって来るもアリが止める!
結末・ラスト
6位の指名をしなければならない、残り10分!7位の指名権を持つシアトル・シーホークスのトムと交渉!“向こう3年間の一巡指名の返還、そしてPR=パントリターナーのデイヴィッド・パットニーを寄越せ!そうすればウチはボー・キャラハンを指名しない。お次であるキミのものだ。”
決まった。サニーはこれまた有望なレイ・ブラウンズを獲った!結局、サニーはキャラハンを指名しなかった代わりに2人の有望新人と1人の実力者を獲ったのだ!これには皆一転大喜び、サニーを称えるのであった。
ドラフト後。妊娠を告げたアリと抱きしめ合うサニー。彼女はバーブにも受け容れられた。
開幕を迎えたNFLの球場。お腹の大きくなったアリと共にチームを見守るサニーがいた…。
レビュー・感想・解説・評価
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映画ファンを熱くさせる作品が現れた!このスポーツドラマを監督するのは製作した「マイレージ、マイライフ」でアカデミー作品賞にノミネートしたアイヴァン・ライトマン。映画を見始めた1995年前後以降、90年代は非常に“お世話になった”コメディー作品を得意とする監督だ。現状レビューしている作品は「ゴーストバスターズ2」(製作・監督)、「ディスタービア」(製作総指揮)のみなのが悲しい!ホント笑える良い作品が多いのに!
以下、キャストを箇条書きで。
・製作・監督・主演した「ダンス・ウィズ・ウルブズ」でアカデミー作品賞・監督賞を受賞し主演男優賞にノミネートしたケビン・コスナーがチーム復活を願うGMを演じる。最近「ボディガード」をレビューしたが90年代、彼は大スターだった。低迷はしたものの復活を遂げたコスナー。toikunは今年、彼の助演作である「カンパニー・メン」と「エージェント:ライアン」どちらもお爺ちゃんに近いおじちゃんとして良い年の取り方であり良かった。全盛期は「パーフェクト・ワールド」の脱獄囚も良かった!
・GMの恋人役に「ダラス・バイヤーズクラブ」などのジェニファー・ガーナー。夫ベン・アフレックとの離婚が発表されたが彼が主演だったんですよ、「カンパニー・メン」、へー、そういう繋がりかぁ…。なお2016年11月には「メン・イン・キャット」というコメディ映画でケヴィン・スペイシーの妻として登場するジェニファー。
・「フロスト×ニクソン」のオスカー主演賞ノミニーの大ベテラン、フランク・ランジェラがコスナー演じるGMのチームオーナーを演じる。ランジェラの出演作「デーヴ」と「ジュニア」もライトマンの監督作品。現状T's Theater内では迷作「カットスロート・アイランド」のみ掲載中。
・GMの母親役には名女優エレン・バースティン。「アリスの恋」のオスカーウィナーであり他に「ラスト・ショー」、「エクソシスト」、「セイム・タイム、ネクスト・イヤー」、「レザレクション/復活」、「レクイエム・フォー・ドリーム」の5作品でオスカーにノミネートしている。
・コーチを演じるデニス・リアリーは「華麗なる賭け」のリメークピアース・ブロスナン主演の「トーマス・クラウン・アフェアー」では良い役だった。他に「デモリションマン」、「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」など。
・チョイ役であるがロザンナ・アークエットが顔を見せる。コスナー助演の西部劇「シルバラード」に出演しているがそんなに絡みはない。他にクエンティン・タランティーノの快作「パルプ・フィクション」に出演している。同作はジョン・トラヴォルタ復活作品としても知られているしブルース・ウィリスやその他スター共演など非常に良い映画!
・怪我をしたことでチームのドラフトに大きな影響が出たクォーター・バックのブライアンを演じるトム・ウェリングは、TVシリーズでのスーパーマン=クラーク・ケントとして有名であり、2014年製作の本作、ウェリングの次回作は2016年の「きみがくれた物語」だ。有名小説家ニコラス・スパークス原作の、とても考えさせられるドラマ映画であり、医師として登場するウェリングだ。
・最後に一番良いところを掴むドラフトを待つ男ボンテ・マックに扮するチャドウィック・ボーズマンは2016年秋に「キング・オブ・エジプト」で知恵の神さまを演じる…と知恵の神さまはトト様です。
さぁ、どーせウチみたいな弱小サイトの映画紹介なんか殆ど人が来ないから、良い映画は思いっきり褒めてやる!(奇特な方、ウェルカム!)
toikunはアメフトなんか知らないんだが非常に引き込まれた。ドラフトって言う題材で思いっきり映画的に楽しませてくれるのである。それが脚本に則った素晴らしい演技にあり、主に2つの画面を映してそれを交差させるというカメラワーク?編集?、普通の映画何だったか…「スネーク・アイズ」だったかな?でもあったのだが、今作みたいな“画面から出る”って言うのはアンマリ見たことなくて“スゲー!”って思った。躍動感が増すよねぇ。こう言う題材だから使える手法だよね。
キーとなる一番人気の“彼”について、余り映画内で追い込まなかったのは(=性格的に悪質的なことをこれでもか?って程は表さなかった)“映画がキレイになった”という点で良かったのかも。ドラフトに選ばれる選手と、チーム内の中心選手、彼らとの人間ドラマがどちらもキチンと描かれて作品に厚みが出ている。
偶然だが最近「ザ・エージェント」を再レビューしたtoikun。同作もアメフトが主テーマ。トム・クルーズ演じるエージェントと選手の交流。ドラフトにかけられる選手もベテランも出てどちらとも人間関係がある。視点が違うモノの幾分か似ている印象は持ったtoikun。
…toikun、最初今作、野球の映画だって思っていました。だってコスナー野球が好きだから。「さよならゲーム」とか「フィールド・オブ・ドリームス」、「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」があったから。偏見ですかねぇ…(苦笑)
ハァ、いつかケビン・コスナーにアカデミー演技賞を与えたいよ!toikunでした!
おう、“相手方”のオーナーを演じていたシャイ・マクブライドさん、深夜の今アメリカドラマ『HAWAII FIVE-0』って見ていたら出演しているよぉ!
2015/12/18
2016/08/04
2016/09/01
2016/10/21
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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