映画「絶対×絶命」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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刑事のフランク・コナーは妻に先立たれ、唯一の息子マシューは重度の白血病に苦しみ一日も早い骨髄移植を必要としていた。だが提供者は見つからない。あきらめきれない彼はFBIに忍び込みコンピュータで適合者を捜すことに。そこで彼はピーター・マッケイブと言う、IQ150を越える凶悪な囚人が適合することを知る。フランクはピーターに会う。1度は断るものの、何を思ったか受け入れるピーター。
厳重な警備のもとマシューの入院する病院に着き、いよいよ骨髄液の採取というところでピーターは逃走し病院内に立てこもる。それを見ていたフランクは息子のために必死でピーターを追う。警察も追う。だが、どうしてもピーターを殺せないフランクは、彼をかばう行動をして警察を混乱させたために病院を出されてしまう。だが、ピーターを殺させるにはいかず病院に戻るフランク。
何度か2人は対峙するも、フランクにとって自分は弱みであると知っているピーターはマシューを人質に取り、そしてやがて彼をおいて病院の外に逃げ出す。フランクもパトカーで彼を追跡、橋の上で再び向かい合う2人。そこへ警察のヘリがやってきてピーターに発砲してしまうが、身を挺してかばうフランク。
やがて、逃走に力尽きたピーターは橋から川へ落下、フランクは彼を追い飛び込み見事にピーターを救出。そして…
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ストーリー・ネタバレ
アメリカ。サンフランシスコ市警の刑事ジョン・コナーに家族は息子のマシューしかいない。その最愛の息子は白血病再発という父親ジョンにとっては耐えきれない状況であった。テレビでドナー登録を呼びかけてもマシューに適合するドナーは現れない。業を煮やしたジョンは同じ刑事のネイトと共に深夜FBIの施設に忍び込み、FBIの所有する膨大な犯罪者リストを検索するという“リスク”を冒してとうとうマシューに適合する骨髄液を持つ凶悪犯ピーター・マッケイブを見つけた。この男ピーターは凶悪殺人、暴行、脱走未遂などを犯しており学はなかったがIQ150という頭脳明晰な男。ジョンは上司である警部キャシディにこの情報を知らせて協力を求めた。
ピーターの収監されている刑務所にやってきたジョン。何をしでかすか分からない凶悪性を持つピーターは椅子に縛り付けられたままでジョンと面会。その頭脳からジョンの嘘を直ぐさま見抜いてジョンがFBIから違法に自分の情報を得たことを知ったピーター。自分の妻が死んだことを言い、そしてどうしても息子のためにドナーになって欲しいと畳み掛けるジョンに対してピーターはアッサリ断りを入れた。だが面会が終わり出て行くピーターを見るジョンの目はまだ諦めていなかった…。
希望を捨てていないジョンは入院しているマシューの元にやってきた。まだ息子には何故入院しているのか理由を伝えていないジョンは白血病の再発を告げ、また適合する骨髄ドナーがいることも伝えた。と、そこに刑務所のピーターから電話があった!“息子に会わせろ”と言う凶悪犯ピーター…。
息子マシューを連れて刑務所を訪れたジョンはピーターと面会。骨髄をくれてやると言ったピーターに大喜びをしたマシュー。その後ピーターは“些細な特別待遇”だけをジョンに約束させるのであった。果たしてこれがピーターにとっての目的なのか…!?
ピーターの申し出を受けて“お上”に掛け合ったジョン。州知事は自分の票稼ぎをしろと暗に言ってきたがジョンにとっては息子マシューのことが大事であるため受け入れる。
刑務所でタバコが吸えるようになったピーターは囚人仲間の“調達人”にアンプルを頼み、また“親指を抜ける”ようにして密かに何かの準備を始めた…。
さぁいよいよ骨髄移植の日。
ピーターは人里離れた立地の刑務所から街中のマシューの入院する病院にやってきた。厳重な警備の目がピーターに注がれる!ピーターの骨髄液を採取するのはマシューの主治医でもある女医サマンサ。彼女の指揮する医療チームの元でピーターの骨髄液が…だがそうは問屋が卸さなかった!刑務所で手に入れたアンプルのお陰で麻酔で眠ることのなかったピーターは見守る警察官たちを倒して逃げる。騒ぎを聞きつけたジョンはピーターを追う!
途中、銃弾で傷ついたピーターは自分で手当てなどをするがその後ジョンと相まみえる!そして警官もピーターに銃を構えるが拳銃を捨てたジョンが割って入りピーターは逃げ出した。ジョンは息子のためにピーターを殺させるわけにはいかなかったのだ。この事でキャシディにより病院から連れ出されてしまうジョン。離れるわけにはいかないジョンは強引に病院に戻った。
滞りなく骨髄移植が行われるハズであった為にマシューの“免疫”は最低限のものになっていた。些細な感染がクリティカルとなる状態。そのマシューの容態を案じて彼の病室へやってきた主治医サマンサがピーターによって連れて行かれた。一足遅く病室にやってきたジョンはその事を知る。
とてつもなく厳重な警備を突破して逃げるために病院内で“非常事態”を起こそうとするピーター。やってきたジョンであったが逃げられてしまう。
ピーターは隣にある刑務所に屋根伝いに逃げ込んだ。そして看守を脅して刑務所内の“実権”を握ろうとするピーター。彼の思惑通りに看守たちは1箇所に集められた…。
ジョンはサマンサを連れて同じく屋根伝いに刑務所へ。刑務所内の病室でピーターの骨髄液の採取を試みようと思ったのだ。警察官たちは非常事態のためにピーターを殺そうとするが殺してしまえば骨髄液の採取は出来ないためにジョンはその邪魔をする!
警部キャシディをはじめ警官たちはみなジョンがピーターの軍門に降ったものと考えていたが、彼らの危機をジョンが救ってキャシディの考えだけは変わった。
再びピーターとの対峙となるが殺すことの出来ないジョン。ピーターはマシューを人質にとって姿をくらましてしまう!そして凶悪犯ピーター・マッケイブはマシューを置いて一人外に逃げだそうとしたがマシューがど突いた!凶悪犯は何を思ったのか…マシューに報復することなく逃げ出した…。そしてやってきたジョンは病院外へ逃げ出したピーターを追う!
結末・ラスト
上司キャシディの名を騙るなど頭を使ったジョンはピーターの乗るトラックを思う方向へ誘導!そして上がってしまった橋で再び対峙となったジョンとピーター。そこにはキャシディの乗るヘリコプターもやってきてピーターにライフルの銃口が向けられる!ピーターも又ヘリに向け発砲!
被弾したピーターは刑務所に戻るくらいならと橋から飛び降りる!だがピーターを救ったのはジョンだった。ピーターを引き上げたジョンの姿を見た警部キャシディはお咎めの前にピーターの救急車にジョンを乗せた。
こうして病院にやってきた重症ピーターの骨髄は採取されてマシューに移植された。マシューの容態を聞いたピーターは何を思ったのであろう…再びその牙を剥こうと…
レビュー・感想・解説・評価
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17年ぶりにワンサカ追記だよ!まずは1999年のショボーイレビュー…。
マイケル・キートンとアンディ・ガルシア主演のアクション。キートンが凶悪犯ピーターを、ガルシアが諦めを知らないフランクを演じる。
2人とも、とてもイメージにあった役柄という感じで、適役だと感じたのが第1印象だった。この映画、設定上どうしても刑事が悪人をかばわなければならないという奇妙な関係になる。それもガルシアが演じたせいなのかキャラクターなのか、とてつもなくかばい、ある意味友情関係をも感じさせるものがある。一番興味深かったのは、キートン演じるフランクのキャラ。凶悪犯ながらも、けっこう本気で子供のことを心配するのである。凶悪犯が似合い(と言っては何だが)、こういう人を思う気持ちを持ち合わせるキートンのまさしく適役だといえるのだ。
1999/05/09
キャスト紹介など改めまして2016年の追記レビューを…。
「運命の逆転」でアカデミー監督賞にノミネートしたバーベット・シュローダー監督作品。シュローダーには他に「ルームメイト」という悪女ものの良作品もある。なおシュローダーは俳優として「王妃マルゴ」や「マーズ・アタック!」への出演もあるという。今度は確認してみるゾ!
・主演の刑事を演じるのは「ゴッドファーザー PART III」のオスカーノミニー、アンディ・ガルシア。まぁまぁ彼の出演作品はレビューしているのでコチラからドウゾ…って感じだけど「デンバーに死す時」何かは文字通りの彼!他に挙げておくとすればオールスター映画「オーシャンズ11」、「オーシャンズ12」、「オーシャンズ13」のテリー・ベネディクト役であろう。
・知的な凶悪犯を演じるのは「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のオスカーノミニー、マイケル・キートン。同作の映像を見ると…ファンタジーって思えそうだけど違う。ただラストのエマ・ストーンの視線の行方を想像するとファンタジーともジャンル分けできるが…。2015年のアカデミー賞で監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥに促されて舞台に上がってスピーチまで“させられて”いたけどチョットばつが悪そうなキートンだった。また「バットマン」ではバットマンを演じたけどジャック・ニコルソンの方がトップクレジットだったんだよなぁ。他にケネス・ブラナー監督作品でオールスターキャスト!なシェイクスピアもの「から騒ぎ」やクエンティン・タランティーノ映画「ジャッキー・ブラウン」など。
・上司の警部を演じたのは当時は気にも留めていなかったブライアン・コックス。2000年代後半に入ってコックスに重きを置くようになったtoikunはリレビューした「ロング・キズ・グッドナイト」でも普通に演技を見られて嬉しかった。やっぱりキッカケは「ボーン・アイデンティティー」、「ボーン・スプレマシー」だった。そして「RED/レッド」、「RED/リターンズ」の元KGBは涙が出るくらい嬉しかった。そして2006年の「ハサミを持って突っ走る」は2015年にレビューした映画の中でベスト3に入った。なお同作は出演はないがブラッド・ピットが製作をしている。そう知ると見たくなるでしょ?更に…以前ブラピと付き合っていて別れたグウィネス・パルトローも出演していると聞けば…ねぇ☆お店で手に取ってみて!
・女医を演じたマーシャ・ゲイ・ハーデンは「ポロック 2人だけのアトリエ」のオスカーウィナー。他に「ミスティック・リバー」でもアカデミー賞にノミネートしている。
・そして病気の息子を演じたのはジョセフ・クロス。いやぁ彼、前述「ハサミを持って突っ走る」の主人公を演じていたんですよ!実在の作家オーガステン・バロウズを!ラストで顔を見せたバロウズ本人との“共演”は微笑ましかった!ジョセフ・クロス、彼もプッシュしていこう!んで、「ブラックサイト」の犯人役で驚いたtoikunがいました!
さて。
ほぼ全体的な感想・レビューは1999年の記述と同じなのですが…こんれまあ適役ですわガルシアそしてキートン!よく“配役が逆なら…”って2大スター共演の時に考えて見るモノだが、今作に関しては逆は想像できない。キートンがもしここまで息子を思う刑事だったら…笑っちゃうけどなぁ☆キートンさんゴメンね!
緊迫した展開の中で唯一ユーモアセンスを感じたのは女医=マーシャが屋根を渡る時に足下が空くんで、それを刑事=ガルシアが呆れたトコ。思わずニコリ。
そしてまた目を向けるべきところとして凶悪犯の子供への眼差し。描写として凄い考えるシーンなどがあってとても人間くさい。それが凶悪犯でも何でも御座れなキートンだったからこそ見る者は喜んで思いを巡らせるのであって。ティピカルな演技派だよねぇ。
なお、レビューはしていないがキートンには「クローンズ」というコメディの良作がある。画面に沢山キートンが出現!するよ!あぁもう一度見てレビューしてみよー!
…映画とは関係ないですが、チョット書いておく。
toikunは2000年くらいだったかな、当時住んでいた千葉県で骨髄ドナー登録をした。ドナーカードは上の画像となる。氏名とセンターの電話番号はホワイトアウトさせてみた。
1年に一度くらいだったか住所確認という手紙が来る。
別に登録しているから、カードを持ってるからエライって言う訳じゃあない。ただ苦しんでいる人が助かる可能性が上がる。よろしければコチラから日本骨髄バンクへアクセスしてみて下さいな。
偶には映画から興味を持って行動に移してみても良いんじゃないかと。強制じゃあないです。ただ世のため人のため…。
と、またまた映画とは関係なくてドナーカードについての追記となります。
toikunはドナーカードに登録した当時は何の病気も患っては居なかったのですが、時を経って糖尿病になってしまいました。2017年、更新の時期となって、最寄りの組織に出向きまして糖尿病を告白したところ、ドナーカードの末梢となりました。糖尿病は簡単に言うと、血管芽モロにダメージを受ける病気です。そんなダメージを受けた臓器を患者さんに移植するには相当のリスクがあります。(外科医は糖尿病の患者さんの手術をしたがらないと言います、出血が止まらないから…。)という事で、登録抹消となり、数日後に以下のハガキが送られてきました。
<表面>
<裏面>
願わくはずっとドナー登録を継続できて、万が一にも患者さんの役に立てればと思っていたのですが、自分の悪い身体を移植することは相手にとってはリスクでしかありません。抹消された時には少し涙が出ました。
ドナー登録はとても勇気が要ることだと個人的には思っているのですが、少しでも沢山の皆さんが本作という映画を観たりして興味を持って頂ければと存じます。
最後にもう一度、記載します。日本骨髄バンクはコチラからドウゾ。
2016/02/19
2016/03/04
2017/09/29
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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