映画「めぐり逢えたら」あらすじ,ネタバレ,レビュー
あらすじ
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建築家サム・ボールドウィンは愛し合った妻を亡くしてから、何か傷心した気持ちになっていた。サムの一人息子ジョナは、そんな父の姿を見ていて、何とか立ち直らせて新しい妻を見つけてあげようと、ラジオの相談番組に電話する。成り行き上、自分も電話で出演してしまったサムの誠実の人柄に全米中の女性が感動し、交際希望の手紙が数々舞い込むことになった。アニーもそんな感動した女性の一人だった。
彼女にはウォルターという婚約者がいたのだが、どうもサムのことが気になっていた。記者である彼女は、同僚のベッキーの励ましによって、取材と称して彼の住むシアトルに行く。道を隔てて顔を見合わせるも、挨拶だけに終わってしまう2人。だが、サムは名前も知らない彼女に何か感じていた。一方、ベッキーがアニーの書いたサムへの手紙を投函し、それがサムの家に届く。
同じような手紙にうんざりしていたサムは、アニーのことを気に入ったジョナの気持ちも考えずに出かけてしまう。どうにかして2人をあわせようと考えたジョナは、父のふりをしてアニーに手紙を出す。内容はバレンタインの日にエンパイアステートビルで会おうという内容。そして、どうしても行こうとしないサムを見て、一人で旅立ちビルに行く。
それを知ったサムも追いかけビルに到着。また、アニーは自分の気持ちを抑えられず、すべてをウォルターに告白し、婚約を解消しビルに急ぐ。だが、アニーがついたときには展望室には誰もいなかった。しかし…。
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説明:
ストーリー・ネタバレ
アメリカ・シカゴに住む建築家のサムは愛する妻マギーをガンで失った。それは一人息子ジョナが6才の時であった…。
サムは妻を失った後ろ向きの気持ちから抜け出そうとジョナと共にシアトルへと移り住んだ。あれから18ヶ月後…。
ジョナは8才になり、父サムと明るく暮らしていた。普段は明るい父、だが不眠症に悩んでいた。時にクリスマス。それに気付いていたジョナは何とシカゴのFMラジオ番組に電話をかけた。そしてDJの精神科医に“パパに新しい奥さんを!”と訴えた。そのDJの口車に乗ったジョナによってサムが電話に出てしまう。ラジオは全米に中継されている…。サムは最初は悪態をつくものの、妻への消せない愛を語った…。
それを聞いていた全米中の女性からサムへ手紙が届くようになる。それは恋人と婚約をしていた女性アニーもだった。
家に手紙が届くのはジョナがラジオ局に住所を教えたから。サムはある意味“困った”。会社の同僚もラジオを聴いていた事からはやし立てられる始末。サムは妻を亡くしてから一度も他の女性とデートをしていなかったのだ。同僚ジェイの推薦もありとある女性ヴィクトリアとデートする事になる。
ジョナはヴィクトリアが好きになれなれなかった。彼女の笑い声がバカみたいだったから。それにアニーからの手紙がとても気になっていたのだ。サムとヴィクトリアのデートを邪魔しようとしたりする。
そうそう、ジョナはジェシカという恋人持ちであった、8才ながら。サムが女性とデートをしようと思ったのも息子の影響があるみたいだ。
サムに手紙を寄越した婚約中のアニー。メリーランド州ボルチモアにある新聞社に勤める彼女の婚約の相手とは同僚のウォルターであった。彼には綽名がない、面白みというのはチョット欠ける!?それにスゴイ数のアレルギー持ち。でもスッゴく気が合う。アニーはラジオでサムの声を聴く前はウォルター一筋だったのだが、心が“風邪をひいて”サムに手紙を出したのであった。
その手紙を出す事を勧めたのは彼女の同僚ベッキー。ベッキーに持ち上げられてアニーの“恋心”も盛り上がり、シアトルに“出張”と称して向かうアニーがいた。
シアトルの空港でヴィクトリアを送るサムが目を留めたのはアニーであった。アニーはその視線に気付かない。サムもアニーの事を“手紙を寄越したアニー”だとは知らない。彼女を見失って残念がるサムがいた。
だがアニーはシアトルにいる。しかも目的はサムである。
彼女はサムの家に来た。コンピュータで調べたり、探偵さんに頼んだり…。家に行った初日は会えなかったものの、次の日も行ってみたアニー。だが家の外にいるサムは親友であるスージーという女性と抱き合っていた。それを見たアニー。もちろんサムにとっては只の挨拶のハグ。アニーは誤解した。でもね、サムとアニーは初めて視線を交わらせたんだ。もちろんサムはアニーの素性は知らない。アニーは誤解。その時はお互いに“ハロー”と言葉を交わすだけで終わった…。
アニーの恋心も冷めた…。でもジョナはアニーとの以前のFAXのやり取りで知っている。彼女がニューヨークに行くと。そしてアニーも知っている。“サムがエンパイア・ステート・ビルに来る”というジョナの“願望”を。
バレンタイン・デー。それはサムとアニー、お互いがエンパイア・ステート・ビルで“めぐり逢う”と運命づけられた日。
どうしてもニューヨークには行かないというサムを奮い立たせようと8才のジョナはシアトルから一人でニューヨークに向かった。居なくなったジョナに動揺するサムであったがジェシカに聞いて彼もニューヨークへ向かう!
ニューヨーク、ニューヨーク。それは運がある人には優しく、運がない人には冷たい街。
ジョナは一人エンパイア・ステート・ビルの展望デッキに居た。アニーが来ていると思って、手当たり次第に女性に声をかける。
一方、アニーは婚約者ウォルターと話していた。指輪を渡す誠実なウォルターを“裏切っていた”彼女は今までの事を告げて指輪を返した。そしてエンパイア・ステート・ビルへ向かう!
展望デッキで独りぼっちのジョナに声をかけたのは追ってきたサムであった。抱き合う親子。そこにはアニーは居ない…。エレベーターで地上へと下った…。
結末・ラスト
だがアニーはビルに来ていた。営業時間を過ぎるビルだったがアニーは“映画「めぐり逢い」によって”展望デッキに行く事が許されエレベーターで向かう!
“彼ら”が乗るエレベーターは別々のもの。アニーが展望デッキに着いた時はサムとジョナは居なかった…。“1分だけ”、彼女は“忘れ物”を見つけた。その持ち主は…。
サムとジョナが展望デッキに何と戻ってきた!忘れ物を取りに戻ったのだ。“めぐり逢う”サムとアニー。これぞ運命の瞬間であった!
サムとジョナ、そしてアニー、彼らの未来に待ち受けるものは、きっと3人で協力し合って乗り越えられるであろう…。
レビュー・感想・解説・評価
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トム・ハンクス、メグ・ライアンの「ジョー、満月の島へ行く」に続く共演作品で、恋愛ものの映画だ。
はっきり言って彼らの息は最高にぴったりだと思った。それぞれの魅力をたっぷり魅せてくれたなって感じ。こんなロマンチックな映画って良いなぁって心からうれしくなりますね。
トム・ハンクスの私生活のパートナーでもあるリタ・ウィルソンも共演している。
1999/02/22
なお16年ぶりの蛇足となるが「ジョー、満月の島へ行く」、今作、「ユー・ガット・メール」、そしてメグ・ライアンの初監督作品で4度共演する2人。(その作品についてはコチラの米国Wikipediaをご覧頂こう。)「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」でネタにされていました(汗)
2015/10/28
拙いレビューだったので16年ぶりに書き直す。
監督は2012年に逝去した女性監督・脚本家のノーラ・エフロン。「シルクウッド」、「恋人たちの予感」、そして今作「めぐり逢えたら」で3度アカデミー脚本賞にノミネートした偉大なる脚本家である。
主演コンビはトム・ハンクスとメグ・ライアン。前レビューの重複となるが、彼らにとって「ジョー、満月の島へ行く」に続く2作品目の共演作品である今作。後の「ユー・ガット・メール」、そしてメグの初監督作品で4度目の共演という“映画界のベストカップル”と呼ばれる2人だ。彼らの作品等についてはそれぞれのT's Theater内のリンクを参照して欲しい。ただ女優オンリー作品「明日の私に着がえたら」、男であるtoikunにとっても良い作品であって2008年制作作品、つまりメグの年齢は…47歳前後。それでも凄くキュートだった。
なお、監督のノーラとメグはノーラが脚本を担当した「恋人たちの予感」で一緒であったし、ハンクス、メグは「ユー・ガット・メール」でも一緒に組んでいる。彼らが皆ベストカップルと言える。
他に今作と同年の「冷たい月を抱く女」でニコール・キッドマンに酷い仕打ちを受けて今作でも…のビル・プルマンがメグの婚約者役。数年後の「インデペンデンス・デイ」では大統領になったのだからビックリです、ハイ。
ハンクスの奥さんリタ・ウィルソンも親友役(兄の妻役ではないよね!?)で共演、ラブラブ。
息子ジョナ役には愛すべき子役ロス・マリンジャー。「サドン・デス」ではジャン=クロード・ヴァン・ダムの息子さん役だ。
他に有名どころを箇条書きで。
・「プリティ・リーグ」でハンクスと共演した演技派(と、toikunは思っている)ロージー・オドネル。
・素晴らしく育ったギャビー・ホフマン。
・そして「パーフェクト・カップル」等俳優としても活躍するが、本職は監督、「ア・フュー・グッドメン」でアカデミー作品賞にノミネートしたロブ・ライナー。T's Theaterでのレビューしているライナーの監督作品は「ノース ちいさな旅人」、「アメリカン・プレジデント」、「ゴースト オブ ミシシッピー」、「最高の人生の見つけ方」等がある。
・アニーがラジオを聴いて行ったレストランのウェイトレス、ハリーを演じているのは後にサミュエル・L・ジャクソン(「キングスマン」)の奥さんとなるラターニャ・リチャードソン・ジャクソン。「逃亡者」のスピンオフ「追跡者」で連邦保安官として活躍する。
冗長的な作品紹介はこの辺にして。
現状、toikunは「めぐり逢い」は未見であるので申し訳ないのだが今作で参照されるのは「めぐり逢い」のセリフであり映像である。いかにこの時代の大人が「めぐり逢い」を好きだったのかを物語る今作。他にもイロイロと作品名称が登場するので監督ノーラ、及び関係者の映画への愛を感じる事が出来る。
また今作では数々の楽曲により見る者の心を和ませてくれるがそれらも「めぐり逢い」の曲だという。それでもアカデミー歌曲賞にノミネートした『A Wink and a Smile』も、やはり素晴らしい。(この楽曲のYouTubeへのリンクはコチラからどうぞ。またサントラを手に取りたいと思ったのならコチラからどうぞ。)
ロマンティック・コメディ。これは正に今作の事を端的に表す言葉。作品の数々の描写がロマンチックであり、コメディックなのである。特にニヤけさせるのはギャビー・ホフマン嬢の“N・Y”といった略した言葉と、お金をかけていないと感じさせる“飛行機移動の描写”である。
toikunがもし1993年に映画に目覚めていて、恋人がいたのなら絶対に劇場に見に行った作品であろう。色あせる事のない素晴らしい作品である。
再レビューになるのに言いたい事を上手く言い表せていないのが情けないのだが最期に…。
映画に乾杯!
2015/11/09
2016/05/24
by toikun.
映画ファンの口コミ・レビュー
No.1 tafu さん
レビュー日時:2017/05/14 08:30:25
評価:9点/10点満点中(最低点1点)
★★★★★★★★★☆
NY初旅行にあたり23年ぶりにTUTAYAで借りて見直しました。再び感激しました。さていざ確認するとシアトル~ニューヨークへ飛行機で追いかけ父子が再会できるか?と考えてみたら時差3時間の西海岸から東海岸に行く飛行時間は直行便でも6時間。さらに反対ならともかく西海岸→東海岸へは時間が3時間進んでしまう、、、。なので9時間以上かかる訳で、、、、。てなわけで『有り得ない』という結論でした。そんなツッコミは夫の一言『映画だから』で笑って終わりでした。(^_-)次回はユーガットメールを見直したいと思います。
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『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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