映画「ドク・ソルジャー/白い戦場」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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多くの負傷兵を抱える退役軍人病院の院長は予算を守る事に固執して患者の命を省みない。対してリーダーのスタージェスや新米医師のモーガンは患者を守るために法を犯してまで病院と対立する…。
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ストーリー・ネタバレ
アメリカでは、軍人は戦場で負傷した場合、退役証明書さえあれば後の面倒は国が全て看てくれるという。朝鮮戦争で負傷して帰還したパット・トラヴィスは、身体の調子がおかしくなり、初めて退役軍人病院を訪れた。
そこは丸で戦場のよう。恩給が欲しい元負傷兵に対して、99条をたてにして厳格に運用する病院側。特に、病院の院長であるドレイファスは酷く、傷痍軍人のために裂かれた予算を別の分野に割り当てられないかを探っていた。その為に、医師の中でもリーダー格のサージェス医師は四苦八苦していた。
この病院に新米の医師であるピーター・モーガンが赴任してきた。新米だから舐められないようにと口髭を生やすモーガン。だがそんなのは医者にもナースにでさえも通用せずに、ある意味、扱き使われていた。
サージェス医師以外にもベテラン医師は2人居てシド・ハンドルマン医師とルディ・ボブリック医師であった。彼らは病院が禁止している手術では、患者は助からないと、無断で手術を行っていた。挙げ句、手術削減だけではなくて、患者の削減まで考えていた院長。そうなれば莫大な経費の削減に貢献できて、憧れのワシントンD.C.行政区に一歩でも二歩でも近づけるのである。
トイレで咳き込んでいるトラヴィスに気付いたのは長年病院に通っているポラスキーであった。彼にはトラヴィスの知らない99条というのが適応されて手術が行われるらしい。99条というのはこうだ。
退役軍人管理局はあなたを有資格者と認め、医療特典を保証します。ただし、今回診断された症状は軍務と直接関係ないため軍人病院での治療は受けられない…。
(※:この内容は映画の字幕に現れた内容であり、不確かなものです。)
ポラスキーはトラヴィスを車の外に置いて自分だけ乗り込むと、病院に向かって突っ込んでいった。彼なりの怒りが相当堪っていたらしいのだ。病院に突っ込んでも何度も前後して被害を拡大させるポラスキー。そして彼はマシンガンを片手に車から出てきた。マシンガンをぶっ放し挑発をするポラスキー。ここはベトナムと何が違うのであろうか…。
サージェスが何とかポラスキーの前に出て説得を試みる。そして上層部に電話をかけるフリをして、やっとみんなでポラスキーを取り押さえるのであった。
この騒ぎに駆け付けたマスコミへの対処に大わらわとなった院長ドレイファスがいた。
ドレイファスが精神病棟に監禁された頃、まだ大病院の忙しさに慣れずにミスを犯すモーガンがいた。モーガンは何か時に賭けてくれる女医のロビンを思うようになっていた。しかし、それは病院だけの関係と割り切られてしまうのであった。
病院に新たな検査器械が導入されることがサージェスたちに伝わった。サージェス、シド、ボブリックの3人はその日の深夜の内に鍵の閉まった保管庫に侵入をして新たな検査機器をゲットするのであった。だが、ここには監視カメラが取り付けてあり、3人の行動は筒抜けであった…。
結末・ラスト
その画像を見た院長がサージェスを院長室へと呼び出した。“お前だけが辞めるか?それとも仲間を犠牲にするか?”こう問うてきたドレイファス院長。仕方なく、サージェスは仲間には詳しいことを話さずに“長期休暇”に入った。
野戦病院とも言えるこの病院で、患者を維持するためには、死んだ患者の場所に生きた患者を置くという手立てしかなかった。
病院の真の状況を知ったピーター・モーガンは医師生命をかけて告発に及ぼうとドレイファスを脅した。そして撮られていたビデオテープを持ち去り、サージェスへと渡す。これで“休職中”のサージェスの心は決まった。
みな、夜間なのに病院を訪れて、“屈しない”など横断幕を掲げて病院を囲んだ。医師たちはほぼ無休で患者の手当てにいそしんだ。これが次第に院長側の人間であった病院スタッフの心を引き込むことが出来て、皆をして負傷者の手当てをする。また院長のドレイファスは、連邦の管理下のビルであるためにFBIを呼ぶが、余りに彼が意地汚いために、協力を拒否したFBIの上層部。やがてドレイファスはワシントンの審問会へと呼ばれて罰せられるであろう。
マスコミを通じて全てが明らかになったこの病院にドレイファスが戻る事はない。
新院長の元で、必ずや社会のために役立ってくれるであろう…。
レビュー・感想・解説・評価
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あぁ懐かしい、昔、テレ東の木村奈保子さんの解説で観たなぁ、(確か)。題名として、若干ピアース・ブロスナン主演の「殺人調書101」と似通っているなぁと、内容は忘れているけど。
今を時めくハリウッド俳優たちが多数出演。監督を務めるのは「ゲッティング・イーブン」などのハワード・ドゥイッチ。ドゥイッチの作品は今回が初レビュー作となる。
作曲にはこれまたハリウッドで時めくダニー・エルフマンを起用して、抜け目がない。
キャストを。
・トップクレジットだったのがサイコ役が多いレイ・リオッタ。「コップランド」、「ジョンQ-最後の決断-」など多数レビューしているのでお探し下さい。
・W主演とも言えるがキーファー・サザーランドが新米医師を演じている。『24』という刑事ドラマも今は昔か、第1シーズンの2話までしか観られなかったのは何度書いたことか。レビュー映画は彼のページを参考にして欲しいけど、「フォーン・ブース」や「気まぐれな狂気」なんか面白いんじゃないかな?
・後の後、「ラストキング・オブ・スコットランド」でとうとうアカデミー主演男優賞を受賞したフォレスト・ウィテカーがベテラン医師を演じている。他に「スピーシーズ 種の起源」、「大統領の執事の涙」などもよろしい。
・リー・トンプソンがキーファーと恋仲になるのかならないのかを演じるが、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズが懐かしい。他に「トム・クルーズ/栄光の彼方に」など。
・キャシー・ベイカーは旧作を最近よく観ているなぁ。「ジェニファー8」や「サイダーハウス・ルール」など。
・他にベテラン医師にジョン・C・マッギンリーが扮しているが「ザ・ロック」のテロリストである。
さて。
アクションが様々盛り込まれていてジャンルには含めなかったものの楽しめる。同じくジャンルでIMDbではコメディと書いてあったがtoikunは否定をしてみた。シリアスなドラマじゃん?
イマイチ、99条のことを理解していないことは内緒だよ☆
俳優対決・演技対決としてはまだまだ皆若すぎて物足りないと言わざるをえない。なんかこうジョン・マホーニーじゃなくてもっと一本通る人が居てくれたら作品として重厚感が違ったと思うのだがねぇ。
昨年・一昨年と、「アメリカン・スナイパー」や「TAKING CHANCE/戦場のおくりびと」を観たのだが、本作は足下にも及ばない印象であった。
2017/06/13
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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