映画「冷たい月を抱く女」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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学生部長のアンディは彼の大学の女を狙った相次ぐレイプ事件に頭を悩ませていた。それに加え、妻トレーシーの原因不明の腹痛にも困っていた。
そこへ偶然会った高校の同窓生で有能な外科医のジェッドに相談する。ジェッドは彼らの家の空いた部屋に住むことになった。また、アンディはレイプ魔だと疑惑をもたれる。そんな折り、トレーシーが腹痛で倒れた。ジェッドが執刀し腹を見てみると一つの卵巣がダメになっていた。もう一つも悪い兆候がでていてダメかもしれない。ジェッドはアンディの了承を得て摘出する。また妊娠四週間だったが助からなかった。
だが検査の結果、その卵巣は何の問題もなかった。ジェッドはそのことを隠しておけず、訴訟になる。トレーシーはジェッドに2千万ドルを要求、保険金が下りることになる。トレーシーはアンディの元を離れる。ある時、アンディは自分が無精子症だと知る。そんな自分に子供ができるわけがない。不審に思った彼はこのことを調べていく。
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説明:
ストーリー・ネタバレ
大学の学生部長をしているアンディ・セイフィアン。起きられないからテストを受けられなくて落第するのはイヤという生徒からの話で秘書にモーニングコールを頼むなど手を焼くが人が良かった。
そんなアンディにはトレーシーという美しい妻がいた。ただ彼女は最近腹痛に困っており自動車で長い時間をかけてデイヴィッド・リリアンフィールと言う医師の元に通っていた。
妻の腹痛に加えアンディには困ったことがあった。彼の大学の女学生を狙うレイプ事件が頻発していたのだ。犯人はレイプ後女学生を殺してしまうと言う事件。アンディは妻の外出に気をつけるように言う。
そんなアンディが偶然から高校の元同窓生で今は医師をしているジェッドと再会した。ジェッドはアンディの住む街に赴任してきたのだ。ハーバード大卒のジェッド。高校時代はフットボールで女学生の人気を集めた。アンディとジェッドは酒場で話して意気投合する。アンディは建築の趣味があり古い家を買ったがその保守費用がバカにならなくて困っていた。妻トレーシーと話して開いている部屋を誰かに貸そうという話になっていたので、ジェットに対して家に住まないかと言う。
家に居るアンディとトレーシー。ジェッドに家のことについて話したことを話すアンディ。トレーシーはジェッドのことに対して難しい顔をするが。でもそんなこんなでジェッドも同居することになった。
ジェッドは女性を頻繁に連れ込んだ。アンディとトレーシーは辛かった。大音量で音楽をかけるし、自分たちの寝室の真上でジェットが女性と事をしているのだ。言うか言わないかで困っていた。
再びレイプ事件が起きた。発見者はアンディであった。問題の多い生徒だったから訪れたら死んでいた。警察に連絡するアンディだが旧知の刑事デイナに“精子を鑑定させなければ逮捕せざるを得ない”と言われ渋々応じる。
アンディはトレーシーのことをジェッドに相談していたのだが、トレーシーが一人で自宅に居るときに倒れ病院に運ばれる。執刀はジェッド。アンディは警察から病院に向かった。ジェッド等チームが手術を行っていたがトレーシーの容態は良くない。実はトレーシーは妊娠していたが手術には耐えられなかった。腹痛の原因は1つの卵巣の破裂のため。そしてもう片方の卵巣は壊死しているかも知れなかった。だが深夜で病理チームはいなく直ぐには病理検査が出来ない。外で待つアンディに会うジェッド。トレーシーの妊娠、卵巣の摘出許可をアンディに求めるジェッド。摘出しなければ命が危ないと言われアンディは承諾。トレーシーは助かったが子供の産めない身体になった。
翌日。ジェッドに卵巣の病理検査をした男が話しかけた。卵巣は捻れて表面だけが壊死していただけで中は問題が無かったと告げた。病院とジェッドを案じた男は“握りつぶしてもいいぞ”と言うが、ジェッドは正義感からかそのことをトレーシーとアンディに伝える。
子供好きのトレーシーはジェッドに対して訴訟を起こすことになった。また卵巣摘出許可を与えたアンディに幻滅して家を出て行った。
訴訟の前のトレーシーとジェッド、それに彼らの弁護士での話し合い。ジェッドは執刀前に酒場で飲酒をしていた。また、彼のハーバード大での恩師の話からジェッドは“神錯覚=ゴッドコンプレックス”だと分かる。トレーシーの弁護士デニスの挑発から“自分は神である”などと傲慢に言ってしまうのであった。結局訴訟になり和解金としてトレーシーは2000万ドルを得た。
トレーシーが離れたことに失意のアンディは大学の仕事に没頭することしか出来なかった。深夜まで残った時に電灯が切れた。電灯を代えようと校内を歩くと校内職員レスターの持ち物があって気になったアンディは見る。それには切り取られた髪の毛があった。“確かレイプされた女性は髪の毛を切り取られていた…”そう思っていた矢先レスターが現れ言い訳され、しょうがなく去ろうとするとレスターに襲われたアンディ。アンディはレスターをボコボコにして警察に突き出した。署でデイナと話し合うが彼女から思いがけないことを告げられる。アンディは無精子症だったと。つまり妻トレーシーの妊娠の相手はアンディではない。
怒りによりアンディは調べ始める。トレーシーの弁護士デニスにトレーシーの居場所を聞くが守秘義務により教えられないデニス。デニスの言葉からトレーシーの妻が生きていることが分かったアンディ。トレーシーはアンディに対して“母は死んでいる”と言っていたのだ。調べて母ケンシンジャーを訪ねるアンディ。分かったことはトレーシーは彼女の父に似たのか詐欺師であると言うこと。玉の輿にのろうとして失敗したことなど。ケンシンジャーの話しからトレーシーが通っていたリリアンフィールドという医師が怪しいと感じたアンディは一計を思いつき“リリアンフィールド”の住所を知る。
アンディがリリアンフィールドの住居に忍び込むと中には誰もいなかったがトレーシーの荷物があった。とそのところに人の気配が。トレーシーとリリアンフィールドが帰ってきた。アンディは隠れて見ているとトレーシーと一緒に現れたのはジェッドであった…。リリアンフィールド=ジェッドであった。驚くアンディさんは家からそっと出た。
トレーシーとジェッドが、アンディが家に侵入したことに気付いた。アンディにバレたと知ったトレーシーは会うことになる。
レストランで会うアンディとトレーシー。“何が望み?”と聞くトレーシーに“2000万ドルの半分”と言う。また隣人の子供がジェットが妊娠促進薬をトレーシーに打つ所を見たと脅すのだった。妊娠促進薬は過剰投与すれば卵巣がダメになる。
トレーシーとジェッドの企みはこうだ。ジェッドを医療裁判で訴えて金を得る。ただし保険に入っているために大部分がそれによって賄われ、病院からも金を得ることが出来る。ジェッドは医師の職を失うが大金と交換できれば問題ない、ジェッドにとっては医師とはそんな類のもの。
家で話し合うトレーシーとジェッド。1000万ドルをくれてしまえと言うジェッド。だが“自分の身体を粉にした金”を上げることは考えられないトレーシー。ジェッドにアンディの家の隣家の男の子の口封じを頼むがジェッドは受け入れられない。子供は手に掛けられないという妙な正義感があった。またトレーシーには子供を殺したら警察に行くと言う。トレーシーは拳銃を撃ちジェッドを殺すのだった。
結末・ラスト
トレーシーは“会いましょう”とアンディに電話をして、アンディは出かけた。それをアンディの家の外で見ていたトレーシーは隣家に押し入った。座っている男の子に近づくトレーシー。窒息させようとビニールを手にして男の子を見ると人形だった!そして現れたアンディ。彼がハメたのだ。トレーシーは怒りにより殺そうとすると2人は階下に転落してしまう。ソコに現れたのはデイナ刑事だった。
逮捕されたトレーシー。パトカーに乗り込もうとする彼女が見たのは隣家に入る盲目の少年だった…。散々だったアンディを励まし酒に誘うデイナ刑事がいた…。
レビュー・感想・解説・評価
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サスペンス。おもしろいのだが少々難あり。トレーシーはお金ほしさでそこまでやるかというものである。こんな展開は予想できない。ちょっと現実味がないような。またレイプ事件は複線を引き出すものであまり関係ない。でもまあなかなか巧いと思う演出もあり、まあいっか。だまされるアンディに人の良さそうな顔立ちのビル・プルマン。彼の一発逆転にはスカッとするね。悪が勝ってはもやもやが残るし。ポーラという殺される大学生役でグウィネス・パルトローが出ています。ここではあまり輝きを放っていません。でも発見ですね。
1998/09/16
とまあ17年前に軽くストーリーを書いてレビューしたわけだが本日今作を見たので追記を。
監督は「シー・オブ・ラブ」や後の「マーキュリー・ライジング」、「訣別の街」などのハロルド・ベッカー。いい作品をとっているのだが転載が許可される写真が無かった。
そして大好きなアレック・ボールドウィンと、トム・クルーズの元奥さんと言う必要の無いニコール・キッドマン共演作。良い人役にビル・プルマン。ご存じの方は多いが今作の3年後に彼は大統領になる、「インデペンデンス・デイ」で…。
その他として「奇跡の人」のオスカー主演賞女優アン・バンクロフトや「パットン大戦車軍団」のアカデミー主演男優ジョージ・C・スコットがチョイチョイと出ている。刑事デイナを演じているビビ・ニューワース、「バグジー」でイタリアの伯爵夫人を演じていました。顔白いよなぁ!
他の他としてレイプ犯に「ザ・ファーム 法律事務所」で怖い役を演じたトビン・ベル。
嘘書いていてゴメンなさい。ジョセフ・ソマーが弁護士の一人を演じている。「刑事ジョン・ブック/目撃者」の悪徳刑事や「天使のくれた時間」など。
しかーし、ホーント怖いよなぁ?皆さんは気づけましたか?アレックがニコールの仲間だったと。toikunは無理です。小説読まないからなぁ…。オンリー映画、はぁ。
酒場でジェッドがアンディに“片手を幾らで落として金をもらう”とかの話しの伏線が思えばデカすぎる程だったのにね…。まぁいいんだけど。
確か17年前はテレ東の木曜洋画劇場で見たんだっけかなぁ?誰だったっけ?あの解説者のお姉さん…って木村奈保子さんだった。彼女、チョットエロイ雰囲気だったなぁ…なんて。でも素晴らしい人。
蛇足として「~女」のニコール出演作品として「誘う女」がある。そしてシャロン・ストーン版の「悪魔のような女」も「~女」繋がりとして、toikunの青春の「~女」ムービーズだ!
アナタは騙されましたか?
変な追記となるが「交渉人」でケヴィン・スペイシーが演じる役がクリス・セイビアンという名前なのだが今作のビル・プルマンの役名はアンディ・セイフィアン…似ているなぁ…。
なお、本作の原案及び脚本を担当したアーロン・ソーキンだが、彼が脚本を担当した「ア・フュー・グッドメン」と「アメリカン・プレジデント」にカメオ出演しているのでT's Theaterのページを参考に見つけてみて下さい。
2015/10/01
2015/10/28
2016/06/03
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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