映画「マーズ・アタック!」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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アメリカは火星人による大飛行集団を宇宙に発見。タカ派の将軍デッカーは攻撃を提案するが、デイル大統領はケスラー教授の火星人友好説を支持しネバダ州に彼らを歓迎するが、なんと彼らは詰めかけたアメリカ軍や国民を攻撃し始めた。中継に出ていたGNNのナタリーは連れ去られ、首から上を犬の胴体につけられてしまう。
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ストーリー・ネタバレ
5月9日のアメリカ・ケンタッキー州。火に包まれた牛の群が舗装されていない道を走る…それを見ていた住民は見送るしかなかった。そして未確認飛行物体=UFOと思しき円板がソレを見て去って行った…。
アメリカ合衆国大統領デイルに火星からの飛行物体が地球へ飛来しているという一報が入った。集まったアメリカ軍の将軍達に宇宙研究者の教授ケスラー。大統領に進言する意見は一致しなかったものの、ケスラーの説=“宇宙人は人類と友好を結ぶ為にやってきた”を信じた大統領。混乱しないようにとテレビでアメリカ国民を前に火星人飛来を語る大統領に不安なのみ受けられなかった。このテレビを見たアメリカ人もまた大統領のトコロに集まった権威達のように一致した意見など持ちえなかった。
地上に降りる前に電波ジャックをした火星人がテレビを乗っ取った。自身の姿を見せて通じない言葉を話す火星人をアメリカ人はこう思った“ウゲッ”。ケスラー教授は何を調べたのか火星人が友好の為にやって来ていると自信を持った。まぁ彼の言う“火星人は窒素で呼吸をする”というのは合っているのだから、インチキ学者というわけではないが…。そしてある研究者は開発した翻訳機を取り出すと、テレビをジャックしたときに火星人が語った言葉を翻訳した。文章になっているが理解しがたい…。
火星人の話題で持ちきりのアメリカ。ある田舎にこの物語のキーになる家族ノリス家がいた。青年リッチーと老人ホームに入っている彼の祖母フローレンス、だが彼らの活躍はまだ先…。
いよいよ火星人の乗るUFOが地球、アメリカへ降り立つことになった。アメリカ軍はサバンナに戦車を集めて火星人を歓迎。そして多くの市民がもまた取り囲んでいた。火星人のUFOが着陸して火星人達が出てきた。どちらも敵意はない…ワケではなく火星人はレーザー光線を撃ち集まった人たちを殺していった。この大混乱はもちろんテレビ中継されていて大統領は青ざめるが、ケスラー教授はコミュニケーションを優先事項と進言。タカ派の将軍は核爆弾を使うべきだと言い放った。大統領はまだ対話を試みようとする。ケスラー教授に翻訳して貰って宇宙にいる火星人に友好の挨拶をする大統領。火星人のボスはそれを嘲笑っていた…。
再度火星人が地上に立った。先のこともあり軍が待ち構えるが火星人は何もしなかった。彼らを信用したアメリカは議会へと招いた。ケスラー教授も立ち会うが、アメリカが“大使”と呼ぶ火星人が議員達を撃つと部下も発砲して大混乱…。火星人は一先ず宇宙へと引き上げた。
大統領は軍の指揮官を集めた後、テレビで国民に向けてメッセージを発した。“現実的な選択を迫られるだろう”
火星人は地球の女に化け大統領の報道官に接触して“身体をちらつかせて”誘惑された報道官によってホワイトハウスに侵入。大統領を殺そうとするもその火星人はシークレットサービスにより倒されて事なきを得た大統領。しかしモニターでコレを見ていた火星人はカンカンに怒って武装、侵略をしようと“全軍”を挙げてアメリカへ!!!
無数のUFOがアメリカ上空に飛来。大混乱の市民!火星人は再びホワイトハウスに押し入りファーストレディを殺害。大統領は核爆弾を撃ち込むことを決断し、核は宇宙船目掛けて発射されるも、爆発は文字通り“吸収”されてしまった。火星人を目の前にして大統領は必死で演説をする!その威厳に聞き入った火星人だが直ぐに大統領は殺されてしまった…。
アメリカ、いや世界は絶対絶命!
結末・ラスト
しかし先の青年リッチーと祖母のフローレンスが火星人の弱点を見つけた。それは“1951年のウェスタンソング「インディアン・ラブ・コール」の周波数”(from WikiPedia)だった。偶然にも音楽を聞いた火星人の脳が爆発するのを目撃したリッチーとフローレンス。リッチーは祖母を車に乗せて「インディアン・ラブ・コール」をかけながら街中を走り弱点を知らせる。「インディアン・ラブ・コール」はラジオからも流され、次々と火星人が倒れる!
宇宙にも流された音楽によりUFOはコントロールを失い墜落。火星人の侵略=マーズ・アタックは幕を閉じた…。
大統領の娘タフィにより勲章を受け取ったリッチーは集まった観衆を前にスピーチをした。誇らしげに孫を見るフローレンスがいた。
復興の道を歩み出したアメリカ。トム・ジョーンズはどこかで陽気に歌うのであった…。
レビュー・感想・解説・評価
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久しぶりリレビューシリーズは第何弾?まずは前の!
奇抜な映画を作るティム・バートン監督による宇宙人もの映画。大統領など2役をこなすジャック・ニコルスンなど多彩なスターが登場する。
ファンにはそれを見るだけでも十分楽しめるのだが、映画としての出来も素晴らしく良い。劇画的演出により登場人物がおかしな人になっている。まあ、そりゃあ火星人がマンガチックだからそうしないと変になると言えばそうだが。
一番ウケたのが大統領が翻訳機がないから言葉が通じないはずなのに火星人に大演説をうつところ。ニコルスンの迫力のためか、火星人は感動して涙を流す。これはバートン監督の痛烈な皮肉に写ったのだが。クレジットされてないが、バートン監督は脚本もかねている。
1999/06/13
デマ言っていてスミマセン…。2016年のデス。
オープニングクレジットにTHE TOPPS COMPANYのProperty(財産)と出てくる『Mars Attacks!』を元にしたSFアクション・コメディ映画。
監督を務めるのは鬼才ティム・バートン。バートンの1つ前の監督作品「エド・ウッド」と「アリス・イン・ワンダーランド」をウチに載せている。バートンはアカデミー賞では「ティム・バートンのコープスブライド」と「フランケンウィニー」でアカデミー長編アニメーション賞にノミネートしている。ジョニー・デップはベストパートナーなのはご存じの通り。
DVDに監督ティム・バートンの思いなどが分かるPRODUCTION NOTEがあるので最後に記載する。
キャストを。
・大統領とホテルのオーナーという二役を演じたのはジャック・ニコルソン。「カッコーの巣の上で」、「愛と追憶の日々」、「恋愛小説家」で3つのオスカー演技賞を持つ名優。彼が主演したホラー「シャイニング」はtoikunにとって面白かったが原作スティーヴン・キングは気に入っておらず、後に自分で監督をした。ニコルソンの他の作品としてどちらもアカデミー賞にノミネートした「ア・フュー・グッドメン」と「アバウト・シュミット」。ノミネートはしていないが「最高の人生の見つけ方」も超感動作品!
・大統領夫人=ファーストレディを演じたグレン・クローズは現在のところ6作品でアカデミー賞にノミネートしている。「運命の逆転」、いいねぇ。
・2015年末~toikunがスゴク気に入ったアネット・ベニングがストーリー欄では書かなかったがニコルソンの二役目の妻役。「グリフターズ/詐欺師たち」、「アメリカン・ビューティー」、「華麗なる恋の舞台で」、「キッズ・オールライト」で4度アカデミー賞にノミネートしている今や名優。ラブ☆
以下、大変申し訳ないけど長くなっちゃうので挙げるべきキャストと出演作だけ…。
・ナタリー・ポートマン(「コールドマウンテン」)、ピアース・ブロスナン(「おとなのワケあり恋愛講座」)、ルーカス・ハース(「刑事ジョン・ブック/目撃者」)、ジャック・ブラック(「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」)、パム・グリア(「ジャッキー・ブラウン」)、リサ・マリー(「エド・ウッド」)、ロッド・スタイガー(「気まぐれな狂気」)、クリスティナ・アップルゲイト(「ホール・パス/帰ってきた夢の独身生活<1週間限定>」)、ジョー・ドン・ベイカー(「007/ゴールデンアイ」)、マイケル・J・フォックス(「アメリカン・プレジデント」)、サラ・ジェシカ・パーカー(「エド・ウッド」、「ローマ発、しあわせ行き」)、ダニー・デヴィート(「L.A.コンフィデンシャル」)、マーティン・ショート、シルヴィア・シドニー、ジム・ブラウン…そして歌手のトム・ジョーンズなど。
色々と本当にゴメンなさい。
根強いファンがいる本作を久しぶりに観てオールスターキャストと敢えてチープなSFに惚れたtoikun。
色んなスターが本当にアメリカ市民の一人としてチョコマカ動いてそれぞれソレナリに内面が描かれる。特にルーカス・ハースの一家やジム・ブラウンとパム・グリアの一家にフォーカスがあたり活躍する。軍じゃなくて官僚じゃなくて、活躍するのは一般人。こう言うのってパニックアクションの大作でも見られるけど、一般人である映画ファンとして一番楽しめるよねぇ。心得ているバートン。
俳優さん、皆を好きになっちゃう。特にグリングリンなシルヴィア・シドニー。本作が遺作のようだが彼女の若かりし頃の作品観たい!
チャチャってなったけど、以下、DVDのPRODUCTION NOTEより。
・ティム・バートンは「エド・ウッド」の後、二本立ての低予算映画が頭に浮かんだ。
・バートンは50年代のSF映画のファン。それは“馬鹿でかい頭の火星人が出てくる”映画を観てきて染みついたから。
・ワーナー・ブラザースと話しているウチに「マーズ・アタック!」のトレーディングカードを思いだした。(絵柄の幾つかが問題になり全国で販売されることなく数ヶ月後に発売中止)。
・ワーナーがトップス社から権利を確保。
・美術監督のウィン・トーマスが語るに“ティム・バートンは映画をレトロ調にしたかった。”
・バートンは語る。“この映画に時代設定はない。時間を超越している。色々なスタイルをごちゃ混ぜにした。”
本作を観て、アナタも昔遊んだカードゲームなどに手を出したくなりましたか?
2016/06/27
2016/07/28
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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