映画「素顔のままで」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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元FBI勤めの現職はストリッパー。不仲のダメ夫との離婚裁判中の女は娘の親権を勝ち取り生活の基盤を作る為に働いているのだ。そんな彼女が働く店に下院議員がやって来て暴力沙汰を起こす。議員は女に惚れるが女は警察から証言を求められる。議員は“娘と生活させないぞ”と圧力をかけてきて…。
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説明:
ストーリー・ネタバレ
アメリカ東南部のフロリダ州フォートローダーデール。
ストリップ劇場をお忍びで訪れたのは下院議員のディルベック。目的はモチロン視察…なワケではなくタダのお楽しみの為。ディルベックが気に入ったストリッパーはエリンという黒髪長髪の女性。彼女はFBIに秘書として勤めていたがダメ夫ダレルが原因で辞めるハメになったのだ。そんな夫とは離婚協議中であり娘アンジェラの親権はというと取り敢えず夫預かりという事になった。そんなエリンは生活と裁判費用捻出の為に踊っていたのだが、ディルベックが酔っ払ってビール瓶で客を殴ってしまった。騒ぎになりサングラスをかけたディルベックに気付くことなくエリンは引っ込むが、取り巻きに促されてこの場から引き上げようとするディルベックを客のジェリーは分かっていた、ジェリーもまたエリンに惚れていたから後に騒動に…。
娘アンジェラとは隔週に1度しか会えないエリンは楽しみにしていたが夫ダレルがアンジェラを連れて姿をくらました。ダメ夫は娘を連れて車イス泥棒を働いていたのだが。義理の姉の家を訪れたエリンは手紙を盗んた。そしてダレルの家の場所を訪ねるがもぬけの殻。娘を思いながらも出勤するしかなかった。勤務後の深夜、帰宅しようと車に近づいたエリンにジェリーが近づいた。次回の裁判で力になるというジェリー。それは下院議員ディルベックを脅して判事に圧力をかけて貰うと言うことだが、議員の弱みが何であるかまでは知らないエリンだった。
ジェリーはディルベックが滞在するホテルを訪ねた。ディルベックの警護官であるマルコムはご立腹。部下なのにご立腹と表現するのはマルコムの方が力を持っていそうだから。“丸め込め、出来なきゃ終わりだ”と言うマルコム。ディルベックはジェリーと面会するがお馬鹿な下院議員が人を丸め込む頭があるワケもなくマルコムがジェリーを…。
オカチョービ湖で家族と静養中のマイアミ市警刑事ガルシアは湖に浮かぶジェリーの遺体を発見した事からこの事件に関わることになる。
手紙からダレルとアンジェラの居場所を知ったエリン。楽しく面会をするが時間だとダレルはアンジェラを連れて行ってしまうのだった。
一方、ディルベックを揺すろうと考える者は未だいて、写真を見た弁護士モルデカイはストリップ劇場の用心棒シャドにそれを話すのだった。
ガルシア刑事が劇場のエリンを訪ねてジェリーの遺体写真を見せた。そして溺死は溺死でも人の手による溺死だと調べて分かったことを伝えた。エリンはジェリーが何かしようとしていたと言う事を告げた。
砂糖業界にコネクションのあるディルベックが再選の為に老人施設を訪れると、モルデカイが声をかけた。そして写真を見せて脅すが、ディルベックは写真のエリンに目が止まった。事件の日にエリンに惚れたが酔っ払っていた為に誰に惚れたのか理解できずにエンジェルとぼやく馬鹿者はやっとエンジェルが誰かを理解できたのだ。この弁護士もまたマルコムの手によって…。
エリンはガルシアから“判事が死んで裁判は半年先になる”という事を聞き、娘アンジェラを連れ去った。帰宅したところを遠くから愛おしそうに見るディルベックが居て、変態にもディルベックは部下にエリンがコインランドリーに忘れた洗濯物をゲットさせた。部下さん、やってらんねぇ…。そんでディルベックは大きな砂糖会社の社長と何やらよからぬ…なんて頭はディルベックにはなく、社長に“殺しては?”と言われるのはマルコムであった。
ある夜、娘アンジェラを連れて劇場に出勤したエリンだが娘にストリップを見られてしまう、あぁどうやって撮ったのよボヤキ…。んで、ディルベックはと言うと変態行為に嫌気がさした部下に辞められるがイベントで演説を行った…身体にはワセリンが…バカ。
シゴト終わりのエリンを待ち構えていたダレルだが、エリンの危機を察知した用心棒シャドによって左腕を折られてしまう。そして警察を呼ばれ連行されるダレルだったが、ガルシアは法を犯すなとアドバイスをした。また男共の写真を見せるがエリンはディルベックの写真であの時の男だと気付いて、その事を告げるのだった。そして帰宅したエリンは“1時間踊ってくれたら2000ドルを渡す”と書かれたディルベックからの手紙を見た。“子供の為にもストリッパーはやってられないので、手っ取り早く稼いで職を代えよう…”と考えたエリンはガルシアにそうすると伝えた。
バカ下院議員を訪ねたエリンはストリップをするがディルベックの求めは拒絶した。帰りにマルコムから“娘の為にも協力した方が”と言われるのだが。エリンはその事でガルシア刑事から言われていた証言をすることを躊躇うようになった。用心棒シャドはと言うとガルシア刑事にモルデカイの死体を見せられて嘔吐するという繊細な一面を見せた。
脅されたエリンは娘と自分の生活を守る為に対決することを決意した。それはディルベックに失言をさせてテープに録りマスコミの前でぶちまけると言うこと。その為にマスコミにコンタクトをとったエリン。
エリンはディルベックからの再度の仕事の為に用意されたリムジン(?)に乗り込んだ。それをつけるダレル。そしてまたエリンが元FBI勤めと言うことと事件に関して警部補ガルシアと会っている写真を手に入れたマルコムはそれをディルベックに見せた。“オレへの愛は?”とボヤくバカ議員だがそんなもの彼女にあるハズもなく、マルコムはエリンを殺すべく…。
結末・ラスト
エリンはディルベックの乗る大きなボートに乗ってストリップを披露する。この時ダレルは鉈ではなく斧でマルコムを殴り、エリンとディルベックの前に現れた。エリンは銃でダレルとディルベックを脅してマスコミが来る手はずの砂糖会社の倉庫にやって来た。そしてこの場にはアンジェラ、ガルシア、シャド、子守をしていたストリッパー達が集合する、おい、大人数過ぎない?
“娘の親権をエリンに譲る”というメモをダレル書かせることが出来たエリン。残るはディルベックから彼がアホだという…じゃなくて色んな主犯であるという証言をだけ。巧く証言をテープに録るとやって来たガルシアやシャド、そしてダレルのmuchおバカによって迫り来るマルコムを倒すことが出来てディルベックの前にマスコミが現れた。
ディルベックは逮捕されて下院議員の座は1つ空いてエリンは娘アンジェラと幸せな暮らしを送ることが出来たとサ。チャンチャン。
レビュー・感想・解説・評価
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最近toikunの中で上がってきたデミムーの評価を下げようと…というワケではなく昔観たおバカ映画を愛そうと思って手に取ってみました☆
Carl Hiaasen(カール・ハイアセン)の小説『Strip Tease(ストリップティーズ)』を「ハネムーン・イン・ベガス」や「あなたに降る夢」のアンドリュー・バーグマンが映画化したおバカコメディ。コメディと言ってもエディ・マーフィ系のコメディではない。コミカルな音楽は一切流れずお馬鹿なキャラと展開…というコメディ。それにスリラー要素が加わる。
キャストを。
・主演のストリッパーを演じるのはtoikunが長い間苦手にしていた女優デミ・ムーア。「幸福の条件」、「Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼」、「スカーレット・レター」のレビュー・リレビューで変わったか!?「スカーレット・レター」なんて5点→8点にしちゃったよ!
・共和党下院議員の役で出演する名優バート・レイノルズは「ブギーナイツ」でオスカーにノミネートしているが、それは本作の翌年1997年のこと。まだレイノルズの作品は本作しかレビューしていないのが残念だなぁ。
・ポジションはフレッド・ウォード的な刑事(要するに地味)、そんなイメージのアーマンド・アサンテが警部補を演じる。1995年版「ジャッジ・ドレッド」や「トゥー・フォー・ザ・マネー」など。
・旦那役ロバート・パトリックはアーノルド・シュワルツェネッガー主演の「ターミネーター2」のT-1000がアマリニモ有名。本作の主人公デミムーとは彼女がエンジェル達の敵を演じた「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」でも共演。またデミムー、娘アンジェラを演じたデミムーとブルース・ウィリスの娘ルーマー・ウィリス…と来たがブルース・ウィリスとは「ダイ・ハード2」や前述「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」で共演しているので、まぁ、何と言うかスゴイ。んでシルヴェスター・スタローンとは「コップランド」で共演しているからパトリックは3大アクションスターと共演しているとも言える、すげぇ。
・用心棒シャドを演じたのは中々味のある脇役俳優ヴィング・レイムス。「ミッション:インポッシブル」、2、3、「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」、「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」と「ミッション:インポッシブル」シリーズに出突っ張り。他に「パルプ・フィクション」も。
・娘役の前述ルーマー・ウィリスは父親ブルース・ウィリスとは「隣のヒットマン」や「ホステージ」で共演。近年の日本公開作品はないのかなぁ?
・そしてこの人ポール・ギルフォイルさんが議員の右腕として物語全般にわたって登場する。「L.A.コンフィデンシャル」の力を持ったマフィア(…正しオープニングだけ)だったり「交渉人」の殺されちゃう主人公の相棒などで魅せてくれた。
さて。
映画の内容を知らない人は必ず“何この映画?”と存在自体に疑問を持つ…と思う。だが中盤以降必ず笑みや苦笑いが漏れるのでそのお馬鹿さは実は侮れない。無駄に裸が出てくるのはストリッパーが主人公だから仕方がないとして…(あぁクソ映画「ショーガール」をレビューするゾ…)。
で、“無駄”を更に使うとスリラー要素は無駄、無駄、無駄ァと某漫画の4部を用いたくなる程。あろうがなかろうが本作はクソなのだ。初見の90年代に記事を書いていたら絶対2/10をつけていた、何故なら最低映画でも「ショーガール」は1/10をつけていたであろうという思いから。それが2016年のレビューで本作に3点をつけたんだからtoikunは丸くなったものだ。
観て何が残るか?何も残らない。でもネ、そんなクソ映画を愛そうよ!え、偉そうtoikun。そして“fucking”という卑語で繋げると、初めて聞き取ることが出来た“Jesus fucking Christ!(キリストに形容詞fuckingを使わないで…「神様メール」のJCが怒っちゃう…)”とセリフをのたまった「いとしい人」のベット・ミドラーさん、チャンチャン。
2016/06/18
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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