映画「ブレイブ ワン」あらすじ,ネタバレ,レビュー
原題:
邦題:
原題訳:
製作年:
製作国:
上映時間:
ジャンル:
監督:
主演:
あらすじ
この映画にはtoikun以外のレビューはまだありません。
女DJが恋人と共に襲われる。彼は死亡。警察の捜査が進まない中、彼女が手にしたのは銃だった。恋人を失った悲しみが犯罪に対する嫌悪に変わり女は“法”として生まれ変わった。
主演の恋人を亡くし恐怖に苛まれる女性を演じるのは「告発の行方」と「羊たちの沈黙」の2度のオスカーウィナー、ジョディ・フォスター。
「マイケル・コリンズ」のニール・ジョーダンが描く衝撃の問題作!もしアナタの恋人が殺されたら、アナタは彼女を責められますか?
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]
ストーリー・ネタバレ
アメリカ・ニューヨーク。それはそれは世界一安全な街。
ラジオDJをしているエリカ・ベイン。彼のデイヴィッドとソロソロ結婚…そんな幸せな時期を過ごしていた。デイヴィッドとデートをして犬のカーティスを連れて公園に行ったエリカ。カーティスを放し飼いにしていると酒でラリった男達に因縁を付けられた2人。やがて因縁は強迫・カツアゲに変わり、ソレも又直ぐさま暴行へ変わった…エリカとデイヴィッドは病院へ運ばれた…カーティスは男達に…。
病院には刑事のマーサーが相棒と来ていた。エリカの事件では無く、マーサーが追っている裏稼業を営むマローの妻が殺害された件で来ていたのだ。マーサーは瀕死のエリかを一瞥した。
3週間後。やっと目覚めたエリカはデイヴィッドの死を知る。身体の傷が癒えたジェーンは退院するが彼女には心の傷が深く残った。怯える日々。警察に捜査状況を聞きに行くが事件はとても難しいもので進んでいなかった。受付担当の素っ気ない態度にエリカは警察署を後にした。
彼女はふと待ちの銃砲店を訪れた。恐怖心に耐えられないために銃が欲しくなったのだ。しかし彼女には拳銃の携帯許可が無いため30日待たされる。店を出たエリカに男が声をかけた。ライセンスの無い銃の販売。9mmのオートマチック銃を手に入れるエリカだった。
一方、マローを挙げる為の切り札を失ったマーサーはマローの連れ子の養子申請をするよう元妻に頼んでいた。マーサーはどうしてもマローを挙げたかった。
銃を手に入れた夜、エリカはコンビニに立ち寄った。運が悪いところに店主の夫が銃を持って押しかけてきて店主を殺害した。エリカは隠れるも直ぐに見つかった。彼女は手にした銃で男を撃ち殺し監視カメラのビデオを持ち去った。エリカには言いようのないモノがこみ上げていた。
事件の捜査にマーサーが相棒と来た。“第三者”が居ることは立ち所に分かるが金が盗られていないことを不思議に思うマーサー達が居た。
エリカはDJを務める『ストリート・ウォーク』の為にWNKWへやってきた。番組プロデューサーのキャロルに出演を懇願するがキャロルはエリカの傷が癒えていないと中々首を縦に振らなかった。だがエリカは押し切り久しぶりの『ストリート・ウォーク』放送。最初彼女は言葉に詰まるが次第に自分を取り戻した、番組内容は犯罪に関することにシフトしたが…。それを聞いていたマーサーが居た。
夜に電車に乗るエリカ。電車には黒人の親子、音楽を聴いている白人青年、そして黒人青年2人組。黒人青年が白人青年にイチャモンを付けた。黒人親子の父が一喝するが青年達は聞かず3人は次の駅で逃げていった。黒人青年2人が電車に残るエリカに目を付けた。それはそうだ、逃げなかったから。卑猥な言葉で脅してくる青年2人を撃ち殺すエリカが居た。
事件捜査にまたマーサーが来た。使われたのは同じ9mm銃。犯人が同じであることは簡単に分かってしまったのだった。
エリカの番組。前回の内容シフトにより視聴者から好意的な反応が来ていた。ソレを持ってキャロルはエリカに対して番組自体をシフトしようと言いだした。
放送局を出るところで待っていたマーサーがエリカに声をかけた。話すのは2回目、マーサーにとって会うのは“3回目”。まだマーサーに彼女への疑いは無かった。刑事と報道インタビュアーとして話す2人。匿名刑事としてその事を番組でながすエリカだった。
深夜歩くエリカが目を留めたのはとある車だった。運転席に男、後部座席にラリって瀕死の女。彼女は声をかけて何と車に乗る。女は売春婦で男に監禁されていた。男に脅されるエリカだが逆に銃を突きつけ女を解放させ女のためと金を全て奪った。男が怒り狂い車でエリカ等を轢こうとするがまたも撃ち殺したエリカだった。そして彼女は女を置いて場を去った…。
エリカにとって刑事マーサーは心の支えとなっていた。何度かあって仲良くなる2人。エリカはマーサーが心血をかけて追うマローのことを聞いていた…。そして行動に移した。途中不安になりマーサーに電話するエリカ。マーサーにはエレベーターの到着音が届いていた…。そしてマローをビルの屋上からバールでぶったたいて転落死されるエリカが居た。彼女自身もマローにより傷を負ったが病院には行けない…同じアパートに住む女に助けられるエリカだった。
警察内部、特にマーサーの心境は複雑だった。追っていた人物が何者かに殺されたのだから。だが現場でのエレベーター音からマーサーはエリカに疑いを持った。それはそれは小さなモノだったに違いない…。
やがてエリカと恋人の事件捜査が進展し指輪がエリカの元に返ってきた。マーサーに面通しを求められてそれをするエリカだったが思い当たる人物は居なかった…。またマーサーはその小さな疑いから、エリカが助けた女が入院する病院にエリカを連れてきた。相対する2人だったが女は何も言わなかった。
結末・ラスト
次第にエリカへの疑義を深めるマーサー。エリカは戻ってきた指輪から独自に捜査をしていた。中古品店を調べると犯人に行き着いたエリカ。あの時犯人が撮影した暴行ビデオを見たエリカは決意をする。そしてそれをマーサーに送る、GoodByeの文字と共に…。
恋人の敵の家。中には連れさらわれたカーティスも居た。エリカは犯人を9mm銃で撃ち殺した。残り1人。だが抵抗されて逆に殺される!そこへやってきたマーサーに救われた。銃を取り犯人に突きつけるエリカ。マーサーはそれを許さなかった。だがエリカが銃を捨てると逆に自分の銃をエリカに渡したマーサー。エリカは犯人を撃ち殺して終わった。マーサーはエリカのために策を巡らし、自分の銃でエリカに自分を撃ってもらい負傷。逮捕を願う彼女を逃がして、“襲われたために自分が撃ち殺した”ということにしたマーサー。
法の下に裁かれる者。“法を逃れた裁く者”。きっとエリカは銃を取ることはもう…。
レビュー・感想・解説・評価
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]リンクについて
~~~(矢印と破下線のリンク)は、T's Theaterでレビューしている映画作品や紹介している俳優等、全て内部リンクです。
Roderick Taylor(ロデリック・テイラー)とBruce A. Taylor(ブルース・A・テイラー)の原案を元に彼らとシンシア・モートが脚本化したもので何というか、違う意味でもう見たくは無い、見ていて胸が痛くなる、そして胸くその悪くなる問題作品。監督するは「クライング・ゲーム」でオスカー脚本賞受賞、監督賞ノミネートの高い評価を受けたアイリッシュ・ニール・ジョーダン。自身のアイデンティティを追った様な「マイケル・コリンズ」が深く印象に残るtoikun。
主演の難しい女性を演じるのはジョディ・フォスター。彼女のオスカーに関することを挙げると長くなるが、「タクシードライバー」の助演賞ノミネート、「告発の行方」、「羊たちの沈黙」の主演賞受賞、「ネル」の主演賞ノミネートと大変輝かしいモノとなっている。toikunは年をとった彼女が好きで「フライトプラン」は特に好きだ。また同作では精神異常を疑われるが「幸せの1ページ」では“ソンナ”感じの可笑しな女性作家を演じている。
もう一人のキーが「ハッスル&フロウ」でのアカデミー主演賞ノミネート経験があるtoikunの好きなブラックアクター、テレンス・ハワード。ハワードはスターたちがこぞってチョイ役出演した実話を元にした「大統領の執事の涙」にも出演。口は災いの元とはよく言ったものだがねぇ…な役でした。
なーんかね、チャールズ・ブロンソンかクリント・イーストウッド主演の映画かと形容したらとても今作に悪いが、そうとってもらっても間違いの無い映画。うむ、これは共感する人って少なくなる様な描写だよな。
自身がこう言う状況になったら…確かに分からない。toikunはこうならないとは言えない。これって「アメリカン・スナイパー」とかで挙げた様な教育というかそう言うモノでは無いよなぁ。重要なファクターではあるが。それを考えさせるには方向性が違うのかもしれない。
映画として違った終わり方になっても、容易にソレが想像できてソウであっても十分納得できる作品なのに…作り手の思いなのかな。
面通しは名作「ユージュアル・サスペクツ」を思い出したtoikunが居た。
toikunの適当な小話を2つ。
冒頭のジョディのラジオでの言葉から、やっぱりホテルに住むってあるんだなぁって改めて認識。淀川長治先生は晩年ホテル住まいだったって追悼番組であったしなぁ…。
そしてチャッチイ映画で英語。監視=surveillance。色んな作品に出てくるけどTOEICには必要で“handle surveillance system”という使い方でtoikunは覚えた。似た様な語句で「ミッション:インポッシブル」であったstay onと言う表現もある。
うむ、いい作品に出会いたい…。冒頭の“プラザホテル”という言葉に「ミッション:インポッシブル」の“プラザホテルに泊まったのか?”、“シカゴのドレークホテルだ”を思い出して思わず本を引っ張り出したtoikunがいた。(んなスゲーホテル泊まったことないから…。)
2015/10/08
「完全なる報復」をレビューしてみた。同作も“復讐”というのがテーマで今作とは規模が違う。相手犯人のみならず警察行政と司法へも復讐する。スリラーという点ではとてもイイものであったが、後味の悪さという点ではかわらなかった。
2015/11/21
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
ホームページ
コメント:
(コメントをどうぞ。)
T's Theaterへのお問い合わせフォームはコチラ(別ページで開きます)