映画「ミッドナイト・ガイズ」あらすじ,ネタバレ,レビュー

ストーリー･ネタバレ

アメリカ。28年ぶりに娑婆に出た男ヴァレンタイン。通称ヴァル。罪状殺人。殺した相手はギャングスターである自分のボスのクラップハンズの息子だ。まぁアクシデンタルなものだったのだが…。

そんな彼をギャングを引退した親友のドクが迎えた。お互い老い先短い老人であるヴァルとドク。昔を懐かしんだ彼らはそれもソコソコ、売春宿に向かった。これはもうやる気マンマンのヴァル。ドクの前から消えたのも束の間、直ぐに戻ってきた。“勃たない…”、そりゃあそうだおじいちゃんだもの。(ごめんなさい。)

彼らはドラッグストアに向かった。夜だから勿論開いていない。昔の手癖が治らないドクがピッキングして中に入ると、クスリを漁る。高血圧、緑内障、白内障、そんなに薬を飲んでいるドクに対して驚くヴァル。そして28年前には無かった勃起薬を見つけてそれをヴァルに渡すドク。本当は1錠で良いものをヴァルは大量に…。

売春宿で楽しんだヴァル。次はバーに繰り出した。昔はイケていたギャングスターだったのであろう、ヴァルは女性達を“誘う”。でも時代は変わったし彼は老人、…だった。それでもドクの協力もあってダンスだけは踊れたのだが。

ギャングを引退したドク。だが彼は密命を帯びていた。それはクラップハンズからでヴァルを殺せという命令。親友を殺す為に拳銃を携帯し助手席で寝るヴァルに向けるが撃てないドクがいた。

“精力的なお薬”を大量に飲んだヴァルだったが、流石にヤバくなってきた。そりゃ当然。ドクに病院に連れて行って貰うと、一人のナースの名札に見覚えのある“ハーシュ”という名字があった。彼女の名はニナ・ハーシュ。ヴァルとドクの親友リチャードの娘だった。ニナからリチャードは老人ホームにいることを知らされる。(…あぁヴァルはぶっとい注射針をアソコに…おぅ、痛いよ…。)

ヴァルはドクが命令を受けていることを分かっていた。刑務所ではクラップハンズの部下に襲われるでもなく、でもクラップハンズは赦すことのない男。“娑婆に出た後に…だろう。”ヴァルはドクにどうやって殺すかなど尋ねた。親友に殺されるなら本望だ。ドクは苦い顔をする。“逃げろよ”、“逃げられるもんじゃあない”…。

彼らは老人ホームに向かった with その前にスーパーカーを“拝借”。肺気腫で体調的には悪いハズのリチャードが迎えた。そしてリチャードを連れ出すヴァルとドク。リチャードはスピード狂で尚且つ凄腕ドライバー。何年ハンドルを握っていないか分からないがスゴかった。ハイウェイパトロールを巻いたり…。

そして“パーティ”の続き。先ほどの売春宿に向かってリチャードは楽しんだ☆本当にスゴかった彼。

またスーパーカーを駆るとトランクから物音が聞こえる。彼らが開けると中には縛られた女性シルヴィアが。男達に拉致られたという。それに怒りを感じた3人は男達の居所に向かった。居城にヴァルとドクが入ると男達を締め上げた。そしてシルヴィアが現れた。男達のその後は彼女に委ねられヴァルとドクが車に戻るとリチャードは逝っていた…。

それを病院のニナに伝えに行った2人。そして彼らは葬った。ヴァルの弔辞に感動するニナがいた。

ドクにとって残された時間は無かった。あと数時間でヴァルを殺さなければいけない。ドクが足繁く通うレストランに再度現れた2人。ヴァルはそこのウェイトレスのアレックスがドクの孫娘だと気付いた。ドクはそれを彼女には明かしてはいないのだ。だが状況は変わった。クラップハンズと電話で話したドクは、アレックスの名を言われたのだ…。ドクは伝言と鍵をアレックスに残した…。

結末･ラスト

まだ開いていない早朝のスーツ店。スーツをお互いに選び合うヴァルとドク。だがそこにクラップハンズの部下がやってきたのだ。“私にも言い分がある”、何とその部下に攻撃したドク。次いでヴァルも。彼らはボスに言えと部下を追い出した…。

一張羅のスーツがスータブルなヴァルとドク。ドクが自分の家に電話をするとソコにはアレックスがいた。ドクのメッセージに気付いて彼の家にやって来たのだ。そして貯めていたお金まで見たアレックスは素直に感謝するのだった。

もうやるべき事など1つしかない。“パーティ”の〆だ。ヴァルとドクはクラップハンズの居城に向かう。お互い両手に拳銃、二挺拳銃だ。凄まじい銃撃戦。彼らに青春が戻っていた…。