映画「隣人は静かに笑う」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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FBIの妻を亡くした大学教授の家の隣に家族が引っ越してきていた。その家族の父親は16才の時に爆弾事件を起こし少年院に。息子同士仲良くなり良い隣人関係を築いていくことに。疑わしいと感じた教授はFBIに調べてもらうことに…。
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説明:
ストーリー・ネタバレ
ジョージ・ワシントン大学(GW大学)で犯罪学を教えている教授のマイケル・ファラデーはFBI捜査官であった妻レアを亡くし、もう直ぐ10才を向かえる息子のグラントを男手で育てている。彼には教え子のブルックと言う恋人がいたが、マイケルはまだ妻のことを引きずっており、それはグラントも同じ事であった。
そんなマイケルが、アーリントン通りを挟んで向かい側の家の少年ブラディが怪我をしているのを病院に運んだ。この事があり、彼らが越してきてから2ヶ月も全くつきあいのなかったオリバーと妻のシェリルと近所づきあいをはじめる事になった。オリバーの長男ブレディとマイケルの長男グラントは仲良くなり、ブルックを交え楽しい隣人関係を築いていった。
オリバーはカンザス大学出身だと言っていたが、とある時、郵便の誤配でマイケルのポストにオリバー宛にペンシルベニア大学からの同窓会通知が来ており、マイケルはそれを持ってオリバーに渡すモノの、オリバーは“違う人物だ”と言って直ぐに捨ててしまった。それが少し気になったマイケルであった。
まだオリバーに関して気になることがあり、それは建築家でショッピングモールの建設をしているというオリバーの図面を見るとどうもそれはモールには見えず、彼はあわてて隠してしまったのだ。どうも不審に思ったマイケルは、友人関係にある亡き妻レアの元相棒のFBI捜査官ウィットに事情を話し、オリバーの過去を調べることにする。ウィットはFBI捜査官という事もあり深入りはせず、マイケル自身が調べていくと、オリバーの本名はウィリアム・フェニモアと言って、16歳の時に爆弾事件を起こし少年院に入れられていた事が分かる。
あのモールと話していた“ビルの設計図”からどこかで爆弾テロを考えているのではと考えるマイケルは、ブルックにも“オリバーは疑わしい人物”だと言うが、疑いすぎだと相手にされなかった。マイケルは、ウィットにオリバーのことを調べるようにキツクと言うが、まだ相手にはされないでいた。
マイケルが自分の過去を調べていることを知ったオリバーは、16才の時の爆弾事件は父親を自殺に追い込んだ行政への恨みで、今は深く反省していると話した。名前を変えたのはその過去を息子達に知られないためだとマイケルに告げた。納得したマイケルは、疑った自分がバカだったと納得し今まで通りの隣人付き合いをする。
ある時、ブルックが、宅配便業者のところにいるオリバーを見つけ、声をかけようとしたのだが、業者達に不審な荷物を送るようオリバーが指示していたのを見たことから、マイケルの疑っていたことが本当であると確信、その場を離れマイケルに、公衆電話から電話をするがあいにくマイケルは留守であり、留守電に自分が見た一部始終を残したブルック。その時シェリルと“偶然”出会うブルック。お互い“買い物をしていた”と言うが…。
のち留守電は何者かに消され、彼女は“交通事故死”してしまった。妻に続き、再び愛する女性を失ったマイケル。彼をオリバー夫妻は“親身”になぐさめる。まだこの時は、マイケルはブルックの死についてオリバーを疑ってはいなかった。
あるときウィットからの電話で、自分の留守番電話が誰かに消されていたことを知るマイケル。すぐにその犯人はオリバーだと確信する。そして以前起こった大規模な爆発テロの犯人とされた男の父親スコビー博士に会いに行くと、それにもどうもオリバーが関わっているらしい。その爆弾事件はスコビー博士の息子による単独の事件として処理されていた。
今、グラントはブラディと共にキャンプに行っている。“息子が危ない!”そう思ったマイケルはキャンプ場に電話を入れ、急いで向かうが、息子グラントはすでにいなかった。マイケルは直ぐに向かいのオリバーの家に向かうと、彼らは隣人を集めてパーティをしていた。マイケルはオリバーに詰め寄るが、逆にオリバーはマイケルに告げる。“自分は爆弾テロをする、そのことに気づいたマイケルを殺さなかったのは息子のブラディの命を救ってくれたから、だが、今度邪魔をすればグラントは殺す”、と。
このまま、みすみすオリバーの凶行を黙ってみていて良いのか?そうはいかない!マイケルは行動を開始し、グラントの顔が見えた宅配便の車を追いかける。そこにオリバーの邪魔が入る。気を失いオリバーに捕まるマイケルだが、隙をついてオリバーを殴って外に出る。この時にオリバーが“妻の敵を討ってやる”と話していた事から、オリバーの狙いがFBI本部のビルで爆弾テロのターゲットになっていると知ったマイケルは車で急いでFBIへ向かう!
結末・ラスト
しかし爆弾を積んでいると思われる宅配便の車は正規の入館許可証を所持しておりFBIの地下駐車場に入ってしまう。マイケルも後を追ってウィットの静止を振り切り強引に中に入り、ウィット達にすぐに逃げるように言う。ウィット達捜査官が宅配便の車を開けると、そこには…何もない!マイケルは思った、“なぜだ???”
マイケルはふっと思いつき、自分の乗ってきたレンタカーの所へ急ぎ、トランクを開けると…ドッカーン!!!マイケルやウィットは死亡、かつてない大惨事になった。
そう、気絶させられたときに爆弾はマイケルの車のトランクに積まれたのだ。そしてオリバーはわざと倒されたふりをして、マイケルをFBI本部に向かわせたのだ。そしてオリバーは仲間に合図を送り、リモコンで爆発させたのだ。
今回の爆弾テロは、マイケルが妻を失ったことでFBIを恨んでの単独犯行であり、“マイケルがおかしかった”と生徒たちがインタビューに応じる報道がテレビを賑わせていた。
マイケルの一人息子であるグラントは親戚に預けられ、“隣人のラング家”は新たな地を求めて引っ越していった。
レビュー・感想・解説・評価
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ググると本作は“レンタル禁止”なんて出てきて、内容から致し方ないのかなぁ…何て思っていたけど普通にレンタルしてるじゃん!ビデオだったけど…。って17年ぶりの観賞・レビューです。
監督には「プロフェシー」などのマーク・ペリントン。
では挙げるべきキャストを。
・「クレイジー・ハート」で遂にアカデミー主演男優賞を受賞したジェフ・ブリッジスが救われない大学教授マイケル・ファラデーを演じる。可哀想すぎです、ハイ。レビュー作品としては彼が殺人犯を演じた、「ザ・バニシング-消失-」のアメリカ・リメイク「失踪 妄想は究極の凶器」など。
・爆弾テロ犯を演じるのは「デッドマン・ウォーキング」(アカデミー監督賞ノミネート)など監督としても活躍し、「ショーシャンクの空に」の名演が忘れられないし、「ミスティック・リバー」でアカデミー助演男優賞を受賞したティム・ロビンス。レビュー映画作品として「宇宙戦争」(2005)など。
・きっと夫の正体は知らないであろう、オリバーの妻シェリルを演じるのはキューザック姉弟のジョーン・キューザック。「ワーキング・ガール」と「イン&アウト」のオスカーノミニーの他のレビュー作品として「ヒーロー 靴をなくした天使」、「コリーナ、コリーナ」など。
・マイケル・ファラデー教授の教え子として登場するのはホープ・デイヴィス。ほぇぇ、調べると「ホーム・アローン」にも出ていたか、今度また観てみよう。他に「アバウト・シュミット」、「ミスター・クレイジー 殺したい男」など。
・そして、FBI捜査官ウィット・カーバーに扮するのは「ザ・インターネット」などのロバート・ゴセット。“のほほん”な捜査官ですなぁ(苦笑)
・マイケルの息子として登場するスペンサー・トリート・クラークは「ミスティック・リバー」でティム・ロビンスと再共演。近年の活躍も頼もしいところだ。
さて、2000年の感想をまず。
「隣人は静かに笑う」、この邦題から「パシフィック・ハイツ」系のスリラーを想像していたけど、まさか隣人がこれほどの爆弾テロの首謀者だったとは!すっごいびっくりである。序盤のホームドラマ的な感じから疑いが生じサスペンスへと移行する、お見事!教授マイケルの妻を失った苦悩を巧く出した演出が、ラストで更に役に立っている。2度おいしい描写だ。
しかしラストにも驚いた!まんまとtoikunもやられちゃった感じがした。ただこういう哀しい終わり方だと、自分の身でこう起こったことを想像するから、更に寒気が襲ってくるほど怖い。ジェフ・ブリッジズ、残念でしたぁー、かわいそーって思った。
さて、あなたの隣人は???
2000/02/19
とまぁ書くべき事は17年前にほぼ書いちゃった感じだけど。本作をもう一度鑑賞しようと思ったのは、2週間程前にティム・ロビンス監督・主演の「ボブ★ロバーツ」を観たからです!
細かく観ていくと、“報道は怖い”よねぇ。今まさにこの日本の状況ってのもあるんだけど、テレビニュースや新聞だけ出なくて、ネットも発展しているから、色々なところはソチラも取り入れて下さいナ。
で、「ザ・バニシング-消失-」だか「失踪 妄想は究極の凶器」でも書いたような気がするけど、コレのジェフ・ブリッジスの気持ち悪さを知っていると、凄ーく本作が楽しめると思う。だってキモイ犯人だもの。本作は巻き込まれ役。映画ってこう、順番だったり過去or未来の役どころで印象変わったりするから何度も美味しいのだ。
そんで、ウチの映画レビューで結構やっている“役の入れ替え”だけど、ジェフ・ブリッジスとティム・ロビンスの入れ替え、「失踪 妄想は究極の凶器」があるから、やはりこれで良かったのでは?しつこく感じちゃうしね。
ジョーン・キューザックも彼女のバックグラウンド的に、“知っているor知らない”という確信が持てないのが面白かった。
「デビル」(1997)、「完全なる報復」、「ブレイブ ワン」何て“復讐モノ”をレビューしているが、本作は毛色が違う、怖い恐い作品だ…。
2015/11/21
2017/05/17
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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