映画「すべてをあなたに」あらすじ,ネタバレ,レビュー
原題:
邦題:
原題訳:
製作年:
製作国:
上映時間:
ジャンル:
監督:
主演:
あらすじ
この映画にはtoikun以外のレビューはまだありません。
負傷したドラマーの代わりにバンドに参加したドラムニストにより、バンドが大成功を収めビルボード誌でも上位に。
バンドの成功は続くのか?
トム・ハンクス初監督作品。
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]
説明:
ストーリー・ネタバレ
1964年アメリカ。
パターソン電気店の一人息子ガイ・パターソンは跡取りとして老いた父親たちの手伝いをしているのだが、彼には趣味が…いや趣味と行っては甘い程本格的な趣味であるドラムスが出来るのである。かつては仲間と一緒に弾いていたものの近年はバンドを離れ、一人時間を見つけてはドラムに打ち込んでいた。
夜になり店を閉めると、憧れのドラマー、デル・パクストンのレコードを傍らに置いて店の地下のドラムセットで練習をするガイ。
そんなガイにはバンドをやっている友人たちがいた。リーダー的なジミー、他にレニーやベースプレイヤー、ドラマーのチャドなどだ。ジミーにはフェイ・ドーランという彼女がいて、まだバンドが有名ではないからグルーピーとは言えないだろうが、サポーターとして献身的に支えていた。
今、ジミーたちのバンドの目下の目標はバンド名を決めることだ。だが、その前に、不幸にもドラマーのチャドが事故って腕を折ってしまったのだ。これではドラムは弾くことは出来ない。ジミーたちはガイに頼み込んで弾いてもらうことにした。ついでにバンド名も、“ONEDERS(ワンダーズ)”に決まった。どうもこの綴りだと“オニーダーズ”なんて読めそうだが…。
演奏は、大学での演奏。『That thing you do!(すべてをあなたに)』の楽譜を直ぐにマスターしたガイは、ジミーたちが求めていたテンポよりもとても速いテンポを刻んだ。そのお陰で他のバンドメンバーは演奏に精一杯になったが、観客たちは曲にノって踊れて大はしゃぎ!!!見事、彼らは優勝したのだった!まぁ、“オニーダーズ”なんて呼ばれたが…。
この演奏を聴いていたイタメシ屋“ヴィラピアノ”店の店主が雇うから弾いてくれとまで言ってきた。それ程、素晴らしい彼らの“すべてをあなたに”だった。
実際にワンダーズが弾くと店は大評判になり、彼らにはボーナスまで出る。この盛り上がりで、レコードまで出そうという話になった。『すべてをあなたに』を1枚1ドルでこの店で売るのだ。
彼らは誰にも恥じる事のないクオリティのレコーディングをしてレコードを店に並べると、次々と売れていった。
レコードはパターソン電気店にも置かれるようになっていた。その電気店にヴィラピアノでの演奏を聴いたフィルがやってきた。もっと大々的に売り出せば売れると、ジミーやレニーたちも読んで、自身の当時としては立派なキャンピングカーで手料理を振る舞いながら話しかけていた。
フィルの要点はこうだ、彼とマネージメント契約をして、彼が見つけてきた大々的な会場で演奏して、お互いに儲かる…と言う事。
契約をしたが、直ぐに活動が出来るわけでは無い。ガイたちはアルバイトをしながら、レコードが売れるのを待っていた。すると、ラジオを聴いていたフェイが、“オニーダーズ”の『すべてをあなたに』がかかったことを聞いて大喜びして騒ぎ出した。街のラジオで楽曲がかかったのだ、そこら辺のステージでの演奏とは格が違う!まぁ“オニーダーズ”だが…。
フェイやジミーたちは、ガイが働く実家のパターソン電気店にやって来るとラジオを大音響で流し喜びを噛みしめるのであった。
夜。その日だけで3回ラジオで流れたという『すべてをあなたに』。その事について喜びの電話を彼女であるティナにするガイであった。
次のワンダーズの照準はヴィク・コスのロック・イベント係だ。イカした司会者が大勢の観客を盛り上げてワンダーズの開演を待つ。そしてとうとう出番だ!“オニーダーズの登場!”…掛け声と共にちょっとしたマイクのトラブルがあり、彼らにとっては初めての失敗のステージとなった。
翌日。マネージャー的存在のフィルがガイを連れてきた店に居たのはプレイトーン・レコード社の上層部ミスター・ホワイトだった。たまたま街によって音楽を聴き、自分のレコード会社でレコードを出したいと思ったのだという。それでフィルに声をかけたのだ。ミスター・ホワイトとの契約が決まれば、フィルとは離れることになる。つまりフィルには利益が入らなくなる。だが彼にとってはワンダーズをもっともっと有名にしたいという夢があったのだ。だからミスター・ホワイトに紹介したのだ。
バンドのメンバーも契約を交わし、間違いやすい“ONEDERS”よりも、ビックリ仰天の“The Wonders”にしようとミスター・ホワイトから提案があった。また大掛かりなプロジェクトには支障があるベースプレイヤーの軍隊入隊というのが決まっていた。それまでは4人で活動だ。
ミスター・ホワイトのレーベルが製作したレコードがバンドに手渡された。とても喜ぶ彼ら。だが、そこはライブ会場であり、有名歌手が大勢居る。彼らにとってはワンダーズは無名に近い存在であり、ウザがられていた、まだこの時は…。
いざ、ワンダーズの開演。ガイはサングラスをかけて“サングラスをかけたドラマー”というコスチュームでの売り出し。お揃いの赤のスーツで演奏する4人。
この後、ミスター・ホワイトからビルボード誌を渡されると、93位にランクインするという快挙を果たしたワンダーズだった。これだけには留まらず、全米でパフォーマンスを行い、ヒットチャートを駆け上っていくワンダーズ!
それだから顔も広くなったワンダーズ。“大物たち”とも堂々と渡り合えている。そしてあろう事か、ビルボード誌で7位というレーベルで一番のヒットとなったのだ!
結末・ラスト
もうワンダーズは誰もが羨むアイドルだ。次に彼らがやって来たのは大きなホテルだった。ミュージシャンなのに映画の撮影をやるというのだ。ミュージシャンのワンダーズにとっては乗り気ではないものの、ミスター・ホワイトには逆らえない。ツマラナイ撮影を終わらしたのであった。
有名になればなるだけ、メンバーの心が離れていく中で、ガイ・パターソンが出掛けていったのはバーだった。そこで知り合った女性マーガレットの話しを聞くと、何とガイが過去に憧れていたデル・パクストンととのセッションが行われることになるかもしれないらしいのだ。偶然店に来ていたデルに挨拶をするガイ。バンドの隆盛を語るガイだが“何れバンドは解散をする”と語るデル。そして頑張れよと言って店を出るのであった。
8月に軍隊入隊のメンバーに代えての新メンバーと顔合わせ。そして今までのメンバー4人での全米中継の音楽番組だ。みな、最高のパフォーマンスをするのであった。
楽屋にて。演奏前に“ジミーとフェイは婚約中”と放送されたことについて、フェイが激怒していた。何千回もキスを重ねても、まだ婚約をする気分ではなかったフェイ。彼女はバンドを離れていった…。そして、彼女のみならず、次々とメンバーがレーベルを離れていき、最後に残ったガイ・パターソン。バンドもこれっきりと、ミスター;ホワイトはガイを置いて出て行ってしまった。
残されたガイは最期にと、ドラムセットでドラムを叩いていると、デル・パクストンが偶然やって来た。そしてガイの演奏を聴いたデルはジャムをしようと言い出したのだ。これで、バンドは解散をしてもガイの道は開けた。
ホテルのバーで話しているガイとフェイ。それぞれの今までの最良の相手だったのか?など。そして、フェイは一人故郷へと戻るためにホテルを出た。ガイはそれを見送ろうとホテルの外に出ると、従業員ラマーの“手助け”もあり、もう一度フェイに声をかけた。
そしてキスを交わした2人。“早くこうなっていれば”ね☆
レビュー・感想・解説・評価
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]リンクについて
~~~(矢印と破下線のリンク)は、T's Theaterでレビューしている映画作品や紹介している俳優等、全て内部リンクです。
「フィラデルフィア」、「フォレスト・ガンプ/一期一会」で2年連続アカデミー主演男優賞を受賞するなどアカデミー演技賞常連のトム・ハンクスの劇場用長編映画初監督作品。彼はミスター・ホワイトとして出演もしている。
作曲はとても多くの映画の作曲をしているハワード・ショアであり、「素顔のままで」、「ゲーム」、「セブン」などレビュー作品も多数だ。
では、キャストを。
・主人公のドラマーに、いつの間にかベテランの域のトム・エヴェレット・スコット。本作が劇場用長編映画デビュー作品のようだ。
・2nd・クレジットとしてリヴ・タイラーがバンドサポートを演じる。何か本作の彼女のお顔は何時もと違ったように見えたなぁ。「アルマゲドン」なんて大スペクタクル作品で魅せてくれたけど。あーもう一度「魅せられて」が観たいゾ!Stealing Beauty☆
・男としてどうかと思う役柄のバンドマンにジョナサン・シェック。「キルトに綴る愛」が懐かしい。
・バンドの中じゃあ一番ハンサムだったのがスティーヴ・ザーン。「リアリティ・バイツ」や近年は「ダラス・バイヤーズクラブ」など。
・主人公ガイがパブに言った時に出会った女性はご存じ、トム・ハンクスの奥さんリタ・ウィルソン。「めぐり逢えたら」でも共演している。他、「プリティ・ブライド」など。因みに「ブラックサイト」などのコリン・ハンクスはトム・ハンクスと前の奥さんとの子供だ。
・アンマリ目立たなかったがシャーリーズ・セロンが出演。「ディアボロス/悪魔の扉」なんて怖かったよねぇ。ほか、「サイダーハウス・ルール」は近親相姦という設定が気持ち悪かった。
・そして腕が折れちゃったドラマーに名脇役ジョヴァンニ・リビシ。「プライベート・ライアン」でトム・ハンクスと共演。ほか、「コールド マウンテン」など。
・大御所のビル・コブスが大御所のピアニスト?として登場。とても作品が多いので観たことがある人も多いだろう。ここでは敢えて挙げません。
・最期。「ユージュアル・サスペクツ」のケヴィン・ポラックが会場を盛り上げる司会者の役として登場。他に「ア・フュー・グッドメン」など。
さて
あぁ、懐かしいコメディだなぁ。レビューは書いていなかったのだが、先日コリン・ハンクスの「ブラックサイト」をみてハンクス繋がりで観たくなったのだ。ということは、リヴ・タイラー繋がりで次は「魅せられて」を観るかも!?そーんな、“繋がり的見方”をするのも映画って面白いよねぇ。
本作、作品としてはごくありふれた展開で、成功して、それが終わって、新たな展開のところで終わるという。まぁそれでいいんじゃないかな。
ワンダーズとかバンド名の読み方の下りはつまらなかったけど、アレ、いらんでしょう?
…ベトナム戦争ですかね!?
とても素晴らしい作品、お粗末様でした。
2017/05/29
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
ホームページ
コメント:
(コメントをどうぞ。)
T's Theaterへのお問い合わせフォームはコチラ(別ページで開きます)