映画「フローズン・グラウンド」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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1983年。凍てつく大地アラスカで女がレイプされ市警察に駆け込むも娼婦だと取り合われなかった。だが群警察が調べると男には過去にもレイプを…。そして数十人の女性が行方不明になっていることで…。
重大事件だと日本じゃあ捜査一課とか所轄じゃないのがドラマで出てくる。アメリカじゃあ、大体警察からFBIの管轄になる。それで“イザコザ”が…。あくまで映画を見てのtoikunの感想。でも、今作では同じ警察の上庁的な州警察が出てくる。toikunにとって新たな“管轄問題”となった。
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ストーリー・ネタバレ
1983年。アメリカ合衆国アラスカ州アンカレッジ。凍てつく大地。
一人の女性がホテルに手錠をかけられて怯えていた。アンカレッジ市警察が駆けつけ彼女を助けた。
女性の名をシンディ・ポールソンと言う。市警察の上層部は彼女が娼婦だと言うことから取り合わなかったがシンディを助けた刑事グレッグは納得がいかず州警察へ介入して欲しいと資料を送付した。
一方、州警察のジャック・ハルコムと警部補ボブ・ジェントは熊に食べられたことにより発見された女性の遺体に関して記者会見を行い調べることにする。発見された遺体は二体目。現場には.223型の薬莢。状況からして発見されたのは奇跡で犯人は発見されないと思い薬莢を片付けることをしなかった…。そんなジャック達州警察にグレッグからの資料が渡った。ジャックは妻と約束したより良い待遇のための敵湯会社への転職を2週間後に控えていたが、女性の敵を挙げようと本気になった…。
まず市警が取り合わなかったシンディに話しを聞いたのだ。彼女は自分に起こったありのままを話す。レイプをされた…。自家用機で移動させられた…。
このアンカレッジにロバート・ハンセンという男がいた。パン屋を営む妻子持ち。吃音障害があるこの男には“過去”があった。女性をレイプしたという…。ロバートは精神に病気を持っていたこともあり裁判にかけられてもそれ程重罪には処されず現在は安穏と暮らしていた。ロバートは自家用機を所有している…。そして街で見かけた娼婦を連れ去り山中で…。
ジャックは過去のロバートの犯罪から彼に目を付けた。再びシンディに話しを聞くジャック。23歳と行っていた彼女もまだ高校生。色々と話して彼女は叔父に虐待されている過去が分かり、ジャックもまた妹を事故で亡くしたことを話すのであった…。だが心は開かれなかったが…。
シンディがポールダンスの酒場で客を誘っていたところ客としてきていたロバートを目撃する。ロバートもまた彼女に気付いた。逃げるシンディ。家に戻ったロバートは悪友にシンディを探させる手伝いをさせる…。
恐怖からヨソに逃げようとするシンディをジャックが捕まえた。ロバートを本当に犯人だと信じているジャックは彼を捕まえたかったのだ。その為にはシンディの証言がいる。何とか心を開かせようとシンディを自宅に連れてくるものの妻アリーはいい顔をせず、証言したくないシンディは逃げ出した…。
シンディはポールダンスの酒場で知り合った裏稼業の男クレイトンに連絡をして彼の店にやって来た。再び裏稼業…。だがそこにロバートがやって来てシンディに“手を伸ばす”…だがジャックがシンディを救って一緒に逃げ出した。
現状、ロバートを逮捕することは出来ない。ジャックはライル巡査部長と共にロバートの家の前で張り込んだ。だがそれに気付いたロバートは自家用機で飛び去ってしまったのだ。証拠隠滅…。
そこで家に戻ったロバートをジャックは署に連れてきて話しを聞いた。これで逃せばもう逮捕は出来ない…。ジャック等警察はゆっくり時間をかけて過去のレイプの話しなどを聞く。時間をかけたのは警察官達がジャックの家を捜索していたから。令状はあるのか分からないが…。事件に結びつく証言が得られない…家から証拠も得られない…。.223型の薬莢の薬莢を使う銃がないのだ。そこで頭を使ったジャックはロバートを暴行犯として逮捕した…。
これで時間が出来た。ジャック達はロバートの家をもう一度徹底的に探す。
一方、シンディがロバートの悪友に襲われる…一緒にいたクレイトが抵抗してくれるものの撃たれる…シンディが危ない…だがジャック達警察に助けられるシンディだった…。
結末・ラスト
拳銃も発見できた。だがロバートが撃った確実な証拠がなければ有罪に出来ない。ジャックは最大限に頭を使った。挑発するジャック!取調室からシンディの姿が見える…“殺しとけば良かった!”その一言が決めてとなった。
認めただけで17件の殺し、30件のレイプ。11体しか遺体は発見されなかった。461年の懲役に終身刑が加わった。
転職を止めたジャックは生涯刑事として過ごし刑事局のトップにまで上り詰めたという。
アメリカ本土に渡ったシンディは3人の子供に恵まれたという…。
レビュー・感想・解説・評価
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実際に起こった事件を元にしたクライム・スリラー。監督・脚本を務めるスコット・ウォーカーにとっては劇場用長編映画初監督作品である今作。いつも通りDVDを眺めながらスタッフを書いていたのだがプロデューサーが多かった…製作総指揮なんて書いていたらスゴいことになっていた、それだけ今作に関わりたいと思う映画人が多かったのであろう。
以下、キャストを箇条書きで紹介する。
・ジャック刑事を演じるのは「リービング・ラスベガス」のオスカーウィナーニコラス・ケイジ。えー、いつも言っていますが、今作でもニコラス刑事…。あのフランシス・フォード・コッポラは叔父さんなのはまぁ良く出来た話で…そんなケイジは「アダプテーション」でもオスカーにノミネートしているのだが、toikunにとって彼の最近の作品は余り響かない…。T' s Theaterで紹介しているのは「アパッチ」、「ハネムーン・イン・ベガス」、ショーン・コネリー共演の快作アクション「ザ・ロック」、とても面白いサスペンス「スネーク・アイズ」など。もっとあるので彼のページからドウゾ。
・犯人を演じるのは大スキなお顔真っ白ジョン・キューザック兄。ご兄弟が皆俳優、特にジョーン・キューザックは有名…などよく知られた所であり…最近見たのは古い作品だがアル・パチーノ共演の「訣別の街」。右腕として良い役だった。「大統領の執事の涙」じゃあチョイ役だけどニクソン大統領を演じるまでに…作品の良さも相まってファンとして嬉しいところだ。そういやぁキューザックはとても良く出来たアクション映画「コン・エアー」でケイジと共演していたな…。あ、「アイデンティティー」怖くて良い映画です!また「グリフターズ/詐欺師たち」では母アンジェリカ・ヒューストンが詐欺師だったから…で自分も詐欺師になって、恋人アネット・ベニングも詐欺師だった…でラストが悲運だった…良作☆
・toikunにとって初見となったヴァネッサ・ハジェンズが狙われる女性シンディを演じる。綺麗な女優さんだ。
・ジャックの相棒的ポジションの刑事を演じるディーン・ノリスは良く見るベテラン助演俳優。名作「交渉人」など。
・チョイ役でケイジ刑事の奥さんを演じるラダ・ミッチェルはキーファー・サザーランドが声だけで怖かった「フォーン・ブース」でコリン・ファレルの奥さんだった。ジョニー・デップ主演の「ネバーランド」など。彼女がジェラルド・バトラー演じるシークレットサービスの奥さんとして出演している「エンド・オブ・ホワイトハウス」、2013年に公開され大ヒットしたがその続編「エンド・オブ・キングダム」が2016年5月28日より公開される。ラダは身籠もる妻役だ。
・そして面白い髪型の男を演じるのは何という名前で呼んだ方がイイのかな、50セント、カーティス・“50セント"・ジャクソン、カーティス・ジャクソン…。アル・パチーノとロバート・デ・ニーロ共演の「ボーダー」も良い映画だったしまだレビューはしていないがアクション映画「大脱出」は面白かった。シュワちゃんが睨んだシーン、笑っちゃうよ!
直ぐに犯人が分かっちゃうので別にミステリー要素はない今作。それならばヴァネッサ=シンディをthreatenさせるスリラー要素はどうだったかというと、別に普通。そんなレベルの作品。
映像的に何か凝ったものがあるかというと、題名は忘れちゃったけど大自然の時が止まったヤツみたいな映像は見られる(=雄大な映像)のだが別に響きはしない。コレって題名“凍てつく大地”ってことで映したんだよなぁ?“frozen”て怖くて凍えちゃうって意味も含んでいるのだろうが、題名の付け方としてどうだったんでしょう?
エンドロールに流れる曲がとても宜しかったのはGood…二重肯定…Double Positiveって言葉あるのか?
そのエンドロール直前に事件の犠牲となった女性達の写真と名前が表示されている。監督ウォーカーの思いってのが伝わるのだが、正直悲しくて直視は出来なかった。
最後シリアルキラーって事で「シリアル・ママ」ってブラックコメディを最近見たのだが、ジャンルが違うのに比べるのもアレだが同作のキャスリーン・ターナーの方が怖かった…。
2015/12/17
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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