映画「エンド・オブ・キングダム」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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イギリス首相ジェームズ・ウィルソンの葬儀で40ヶ国に及ぶ首脳が集まったイギリス・ロンドンでテロが勃発し新しい英国首相と米大統領を除く38人の首脳が死亡。その中には日本の首相T・ナカシマも含まれていた。アメリカ大統領ベンジャミン・アッシャーの行方は本国から掴めなくなっていた。
テロリストの目的は米国大統領の惨たらしい殺害シーンをYouTubeでライブ中継すること。2年前にG8各国はテロ組織に武器を融通して暴利を貪る“死の商人”の殺害を決定しアメリカが殺害作戦を実行。それに巻き込まれて死んだのが、人生で一番充実した日である結婚式を迎えたテロ実行犯リーダーの妹だった。民間人だったその男は強い反米感情を抱いた。そしてアメリカの作戦で死ななかった武器商人も復讐の為に男の復讐心を利用した…。
側近で唯一生き残ったシークレットサービスは時に盾に時に矛となり大統領を守り抜く!
大ヒットアクション映画「エンド・オブ・ホワイトハウス」の続編。任期中に二度も大きなテロに巻き込まれる大統領(=アーロン・エッカート)を守るのはこれぞ“タフガイ”、ジェラルド・バトラー。
今年の夏が暑くなるのはテニスプレーヤーのせいではない。この映画がまき散らす2016年上半期最大火力の爆熱のせいだ!
今夏、熱中症必死!公式サイトで一足先に熱くなれ!!!
と、2016年8月に公開が終了した本作、如何でしたか?T's Theaterの初めての画像を用いた新作紹介作品となりました。9月21日(水)よりレンタル開始の告知がTSUTAYAの店頭でありました。
そして本作の主人公を演じたジェラルド・バトラーがこの秋は悪役へ…それも神の…「キング・オブ・エジプト」で暴君セトを演じ、エジプトのみならず世界も混乱に陥れるぞ!
配給:ショウゲート
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ストーリー・ネタバレ
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息をつく間もなくテロが世界の平和を脅かす21世紀。
パキスタン・パンジャーブ地方を行く一台の車に乗るのは暗躍する武器商人アーミル・バルカウィの息子である。彼が着いたのは地元の若い男女の結婚式が執り行われる式場だった。先に着いていた父バルカウィと合流して夫婦を祝う息子。そこにアメリカのスパイが潜入していた。彼がバルカウィの出席を確認すると空からドローンによって爆弾が落とされた。G8各国はテロ組織に重火器を提供するバルカウィの殺害を決定していた。アメリカ軍によって落とされた爆弾によって花嫁を初め多くの民間人が死亡。だがしかし肝心のターゲットは…。
2年前にホワイトハウスで起こったテロの時に在任していたベンジャミン・アッシャー大統領は二期目、6年目を迎えていた。その2年前に大統領を救ったその時は元シークレットサービスであったマイク・バニングはSSとして復帰し大統領と一緒にジョギングをする姿があった。彼が帰宅すると向かえたのは妊娠中で2週間後に出産予定の妻リアであった。“男の子ならベンジャミンと名付けたい”と言うマイクだが女の子だろうと思っている。そんな彼は上司であるシークレットサービス長官リン・ジェイコブスに名付け親になって欲しいと頼んでいた。大統領を守る事と子供の為に部屋を設える事が目下の彼の仕事。だが妻と子供のことを思ってパソコンに向かい辞表届けの理由を書くマイク。心なしかタイプするスピードは遅いように見えた…。
執務室の大統領に急な電話がかかってきた。英国首相ジェームズ・ウィルソンが急逝したという。イギリスはウィルソンの葬式に28人の首脳と12人の元首、合計40にも及ぶ各国のリーダーを招待した。危険だと感じたジェイコブズ長官やマイクは英国訪問を止めるように進言するが大統領は英国行きを決断した。執務室を出るマイクは休暇から戻ったトランブル副大統領と彼のバカンスについて話した。
マイクは荷物を整える為に帰宅した。抱擁を交わしたマイクとリア。そしてリアとお腹の子供を来ていた彼女の母親ドリスに託すと3日間の予定でイギリスへ向けて旅立った。
ジェイコブズ長官とマイクは大統領と一緒に動く。大統領、マイク、ジェイコブズの乗る大統領専用機Air Force Oneはロンドン・スタンステッド空港に着陸した。マイクは考え得る最高の警備で大統領を守る。
この厳戒態勢のロンドンの治安を守るのはロンドン警視庁長官のレイトンである。部下達を前にスピーチをして彼らを鼓舞するとロンドンと首脳達を守る為に行動を開始した。
セントポール大聖堂、バッキンガム宮殿、ウィンストンミンスター寺院。大統領は次々と訪れるべき場所に立ち寄る。各国首脳は川辺でボートに乗ったり大聖堂の屋上に上がったりでさながら観光のようだ。だが彼らの“気分”は直ぐに変わった。自動車の底に仕掛けられた爆弾を警戒する警察官が何かを自動車に取り付けた。その自動車が走り去ると爆発!それを合図に警官や近衛兵などが拳銃・マシンガンを撃ち始めた!それはその職に化けていたテロリスト。正規の警官達は敵に応戦!銃声を聞いたマイクは直ぐに臨戦態勢に入る!凄まじい銃撃戦だ!そしてまだ集まっていない各国首脳に対してもテロが行われ日本の首相T・ナカシマの乗る車も破壊された橋と共に海の藻屑となった…。
黒のランドローバーに大統領を乗せたマイク。車は直ぐに安全な場所へとスピードを上げたが大統領を確認したテロリストは仲間に指令を出し、テロリストの乗るバイクが幾重にも大統領の乗る車を追いかける。マイクを中心として危機をくぐり抜ける。ヘリに乗り換えると大統領の乗るヘリを編隊を成して守る他のヘリ。この時ロンドンの歴史的建造物の大半は元の姿をとどめては居なかった…。
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ロンドン全域がテロリストによって停電となった。英国新首相は全世界に向けてテロリストに屈しない記者会見を行った。それをテレビで見たリアは夫マイクに連絡を取ろうとするがマイクは電話に出られる状況ではなかった。
このニュースを受けアメリカでは副大統領トランブルを中心としてアメリカ統合参謀本部議長、副主席補佐官、国防長官が集まり事態の収拾に急ぐ。
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イギリスでは逃げる大統領を乗せたヘリだがスティンガーミサイルで撃ち落とされた。乗っていた大統領とマイクは無事であったもののジェイコブズ長官はヘリの破片が刺さり絶命した。彼女の最後の言葉は“子供の為に生き抜いて。テロリストには償いを”だった…。生きているのは大統領とマイクのみ。追っ手がバイクで忍び寄る気配を感じた2人は走って逃げる。
この時、テロを仕掛けたのが中東に居る武器商人アーミル・バルカウィである事を把握したアメリカ。その時あろう事かバルカウィから副大統領に電話があった。大統領を素直に渡せば他に余計な血は流れないだろうと言うバルカウィに毅然とした態度で立ち向かう副大統領だった。
マイクは追っ手を倒して彼らの持っていた武器で武装すると旧知のMI6エージェントの隠れ家へ向かおうと大統領と共に歩みを進める。テロの影響で止まっている地下鉄構内に入る大統領とマイク。だがテロリスト達も入ってくる。追っ手を倒していると追っ手の持つ無線が鳴った。負傷しているテロリストの兄カムランだと名乗った男。彼は2年前にアメリカ軍の作戦で死亡した民間人花嫁の兄だったのだ。武器商人アーミル・バルカウィが用意した重火器で武装する実行犯のリーダー、カムラン。固く妹の復讐を誓うカムランの狙いは“アメリカ大統領の惨殺現場をYouTubeで中継する”と言うこと。シークレットサービスのマイク・バニングは大統領を守り抜くことを誓う…。
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ストーリーは序盤まで。この後、YouTubeに中継される大統領の首には敵の大剣が…。結末は劇場で!
2016年5月28日(土)、新宿バルト9ほか全国ロードショーが決定!公式サイトはコチラ!
この夏、映画館はより一層“熱く”なる。マイク・バニング=ジェラルド・バトラーは大きなグラスいっぱいの水を一気に飲み干しているが、アナタの喉はそれ以上に渇くことだろう…。
レビュー・感想・解説・評価
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「トレーニング デイ」や「ザ・シューター/極大射程」のアントワーン・フークワ監督がメガホンをとって大ヒットとなったアクション映画「エンド・オブ・ホワイトハウス」の続編。ホワイトハウスを2回壊すわけにもいかないので「エンド・オブ・ホワイトハウス2」とはならなかった。前作のネーミングセンスB級だなぁて呟いたtoikunだが超A級作品に間違いない。
今作の監督を務めるのはイラン生まれのスウェーディッシュ、ババク・ナジャフィ。スウェーデン演劇学校でドキュメンタリー映画の製作を学んだナジャフィは短編映画で注目を集めるとデビュー作「セッベ」でスウェーデンのアカデミー賞と呼ばれるゴールデン・ビートル賞を受賞した。その後ベルリン国際映画祭でも賞を受賞したナジャフィにとって初めてのアメリカ映画監督作品となった。
何時も通り挙げるべきキャストを紹介するが一番初めに“テロの首謀者”を。
・武器商人アーミル・バルカウィを演じるのはイスラエル生まれのアロン・モニ・アブトゥブール。「ランボー3/怒りのアフガン」、「ミュンヘン」など出演作が多い。そんなアブトゥブールが演じる武器商人はアメリカ本部と電話で話したり犯行声明を出したりするが、それは中東の隠れ家=安全地帯から。憎たらしい!
前作から主要キャストは続投。大統領の死んだ妻を演じたアシュレイ・ジャッドはアーカイブとしても出演はなく、また大統領の息子を演じたフィンリー・ジェイコブセンの出演もない。息子についての話しがチラっと出るだけだ。では前作から続投したキャストを。
・“この男、THE愛国心”、主人公のシークレットサービスを演じるのはイギリス人俳優ジェラード・バトラー。彼は前作でも製作を務めていた。「完全なる報復」、納得はいかないがド派手な復讐劇。「幸せの1ページ」では一人二役、その内の一人は妄想の産物だが…。「英雄の照明」という作品はシェイクスピア悲劇を現代に大胆にアレンジした作品。字幕がすごく文学的であったのはきっとセリフもそうだったからであろう。
・名前ではなく大統領と連呼してごめんなさい…その大統領を演じるのは「ペイチェック 消された記憶」、「エリン・ブロコビッチ」などのアーロン・エッカート。今作では拳銃をぶっ放して敵を倒す強き大統領だ。“6年ぶりの運転なんだ。勘弁してくれ”なんて言って派手な運転技術を見せつけるが笑いどころだ。“6年目”という表記があり大統領は二期目と分かる。もし次回作があるのなら2年以内に…!?
・そして前作ではアメリカ下院議長という職であったモーガン・フリーマン演じるトランブルは副大統領になった。前作でペンタゴンに集まったときにチョット狼狽えたのか、余裕をカマしたかったのかコーヒーを拘りを持って注文していたが今作では狼狽えることもなく魅せる。「ミリオンダラー・ベイビー」のオスカーウィナーだ。「虚栄のかがり火」なんてトム・ハンクスとブルース・ウィリスという二大俳優共演作品に出演。「ショーシャンクの空に」で仮出所後の住居で“BROOKS IS HERE(ブルックス此処にありき)”とあった鴨居に“SO WAS RED(レッドも此処にありき)”と彫ったシーンは“名作の名シーン”であろう。他に「グランド・イリュージョン」など。
・シークレットサービスの身重の妻を演じるのはラダ・ミッシェル。「フォーン・ブース」というスリラーではコリン・ファレルに浮気をされていた。「フローズン・グラウンド」なんてサイコスリラーではニコラス・ケイジの妻役。
・惜しくも死んでしまって次回作があっても出演するとしたらアーカイブだろうシークレットサービス長官を演じたアンジェラ・バセットは「TINA ティナ」のオスカーノミニー。有名ブラックアクター達が出演している「ボーイズ'ン・ザ・フッド」は評価が高い作品。「ザ・クリミナル 合衆国の陰謀」では新聞社の編集長だった。同作は実話にインスパイアされた考えさせられる作品。
・前作でホワイトハウスから命からがら出てきたときは“この長官は続投するの?”なんて思ってしまったが「ザ・ファイター」のオスカーウィナー、メリッサ・レオも続投。ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノ共演作「ボーダー」や「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」なんて作品にも。
・アメリカ統合参謀本部議長を演じたロバート・フォスターは今回はモーガン・フリーマンに叱られることはなかった。「ジャッキー・ブラウン」のオスカーノミニー。
以下今作から加わったキャストを。
・MI6女性エージェントを演じたシャーロット・ライリーはトム・ハーディの奥さんだ。トム・クルーズ主演作の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」など。
・アメリカで副大統領と共に詰めていた副主席補佐官には「リトル・チルドレン」のオスカーノミニー、ジャッキー・アール・ヘイリー。ほぇぇ、トム・クルーズの消したい過去?な日本ではDVDが出ていない?「爆笑!?恋のABC体験」に出演していたんだね。今度もう一度観て発見してみる。VHSで持ってます☆また彼の初監督・出演作品「クリミナル・ミッション」を観たが大変小気味良くお洒落な映画だと感心した。
さて。公開まで大分先なのに結末に触れるのは申し訳ないので限定レビューとなる。前作でも“敵も味方も、敵に非情”であり特にSSマイク・バニングは血も涙もない。敵を殺すシーン爽快!プロダクションノートにあるが“身体を鍛えて柔軟な身体であることを心がけた。戦い方を沢山学んで観客に新鮮な驚きを与えられるように心がけた”通り魅せてくれます。
この映画、ど派手なドンパチとジェラルド・バトラーの映画と思われガチだが大統領=アーロン・エッカートに見せ場も。彼が拳銃を撃って敵を倒すのだ。前作には確か彼が直接手を加えた描写はなかったはず。強い大統領だ。
見せ場としてセントポール大聖堂、ロンドン・ブリッジの破壊、そしてバッキンガム宮殿は血に染まる。お前等、次回作があったら何を壊すの?
2016年5月28日(土)より新宿バルト9ほかで全国ロードショーした本作も8月で上映終了!未見の皆さん、レンタルやセルDVDで是非!ストレスはぶっ飛びきっと汗だくになるから…。
2016/03/09
2016/05/09
2016/07/09
2016/09/02
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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