映画「ノーバディーズ・フール」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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子供が1歳にも満たない時に妻と離婚した初老の男。小さな街で仲間と共に生きていた。ふと孫と関わることになり、息子にすることのなかった“子育て”の様なものを体験。小さな街の小さな出来事を描くドラマ。
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説明:
ストーリー・ネタバレ
アメリカ・ニューヨーク州、ノース・バス。
観光も産業も無いこの小さな街に初老のサリーは住んでいた。彼は息子ピーターが1歳になる前に妻と別れていた。妻と一緒になったことを悔やんでいる様だった。また彼の父親が家族に対する扱いが酷くサリーはいい思い出を持っていなくて相続した家にも寄りつかずに税金滞納で差押えという状況、別にどうでも良かった。
サリーは、ベリルというお婆さんの家に寄宿していた。彼女には銀行に勤める息子クライブがいるが、何かというと老人ホームという話を出すので余り良くは思っていない様だった。
サリーはこの産業のない街で、父親の家業を引き継ぎ何でも屋的な店を営むカールに仕事をもらっていた。少し前にカールの仕事で膝を痛めたサリーはその事も含めてカールのことを良くは思っていないが、働かなければ食っていけない。何とかカールの元に通って仕事にありつく日々。
そんなサリーが車がイカれたためにヒッチハイクをしていると偶然息子ピーターが運転していた車が止まった。彼は“元大学教授”。久しぶりの親子再会で失業を話せていない。車にはピーターの妻と2人の幼い息子が乗っていてサリーにとっては孫と初めて会ったというコトになった…。
カールにはとてもイイ嫁さんのトビーがいた。彼女は街の中でもいい女。サリーが彼女の家、つまりカールの家に来るが、トビーは“ピストオフ”していた。それは夫カールの浮気に対して。その気があるのか無いのか分からないが、サリーはトビーに誘いの言葉をかけるのであった。
な~んにも無い街。サリーの楽しみはと言うと酒場でカールや、自分の弁護士や、警察の“上の方の人”や親友のラブ等と共に賭けポーカーをすることだった。果たしてそれが楽しいのかどうか…。
だがしかし息子ピーターと、その息子つまり孫と会ったことでサリーの平凡な生活は微妙に変わってきたのかも知れない。
ピーター等と接する内に失業を打ち明けられて、カールの仕事をラブとやっているワケだが、その仲間に入れてあげたり。ラブは親友を取られたみたいで、又気に入らないアダナのことでピーターのことは嫌いだったが。
平凡な日々。
サリーは“ジョン・ダニエル”を飲んではトビーと夜長語り合ったり、カールの除雪機を奪ったり…。寄宿する家のベリルには使われたり…でもベリルは脳卒中で倒れたり…軽かったが。ベリルの息子がサリーを追い出そうとするが、逆に投資話のせいで彼自身が音信不通に…。
そんなサリーが街の警察官レイマーと“ケンカ”した。っても、歩道を車で走ったのを見つかって、静止する様に言われたけどレイマーに向かって車を動かし…レイマー威嚇発砲…んで怒ったサリーは殴り飛ばした…。
暫くの間“別荘地”に行く事が決定したサリー。楽しみにしている万馬券も買えやしない。
結末・ラスト
別荘地から戻ったサリー。ピーターは妻と仲が悪かったがサリーが取り持った。そして孫とも心が繋がった。ピーターは妻の元に帰っていった。
そんなサリーにカールからの思いがけないプレゼントがあった。ドーベルマンだ。そしてベリルが、サリーが税金滞納していた生家の金を払った。これは街の人々の感謝なのであろう。
平凡な日々は平和だからおくれるもの。寝付くサリーのタバコの不始末がイケないとベリルは火を消して、また日が過ぎるのであった…。
レビュー・感想・解説・評価
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「ドライビング Miss デイジー」でアカデミー主演女優賞、実に80歳という最高齢で受賞したジェシカ・タンディの遺作となり彼女に捧げられている今作はRichard Russo(リチャード・ルッソ)の小説を映画化したもの。脚本・監督を務めるのは「クレイマー、クレイマー」でのアカデミー監督賞・脚色賞、そして「プレイス・イン・ザ・ハート」でのアカデミー脚本賞という3つのオスカーをもつロバート・ベントン。先日は彼の監督作品「ビリー・バスゲイト」をレビューした。
・主演の初老の男性を演じるのは「ハスラー2」で忘れて来たオスカーをゲットした故ポール・ニューマン。「ハスラー」、「ロード・トゥ・パーディション」、「トワイライト 葬られた過去」なんてニューマン含めて3大アカデミー賞俳優共演作!それとやはり「スティング」かなぁ☆
・そして大好きなブルース・ウィリスが「ビリー・バスゲイト」に引き続きベントン作品に出演してニューマンに“色を添える”。
・他にも「ワーキング・ガール」で際だった、イヤ“極だった”という表現が適切であろうメラニー・グリフィス。「虚栄のかがり火」でブルース・ウィリスと共演している。他にシルヴェスター・スタローンが出演した非アクション映画「シェイド」など。
・酒場の女マスターを演じたマーゴ・マーティンデイルは「ザ・ファーム 法律事務所」ではふっくらした秘書さん。アカデミー賞など高い評価を得た「ミリオンダラー・ベイビー」ではヒラリー・スワンクのスッゴい嫌なママだった。←とーっても印象的!
・最近…イヤもうチョット前かな、亡くなった「カポーティ」のオスカー主演賞男優フィリップ・シーモア・ホフマン。まだ若かったtoikunはアル・パチーノが好きで(今もね!)彼がやっとこアカデミー賞を獲った「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」でホフマンは校長先生の車にイタズラするボンボンの高校生だった。あの頃はホフマンのことを気にも留めなかったけど…。2015年にtoikunが鑑賞した映画でベスト1となった「あの頃ペニー・レインと」では良いライターさん!そして近年の「25年目の弦楽四重奏」では引退を口にしたチェリスト=クリストファー・ウォーケンの楽団で第2バイオリンだったが第1バイオリンになろうとした!あぁアカデミー賞にノミネートした「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」や「スーパー・チューズデー ~正義を売った日~」。そして大ヒットアクション映画シリーズ「ミッション:インポッシブル」シリーズの第3弾「M:i:III」なんかも。
・見てるとムキー!ってきちゃう銀行家に扮するジョセフ・ソマーは「天使のくれた時間」ていうファミリー作品…ってかファンタジー作品では会社社長!「冷たい月を抱く女」では弁護士役。「刑事ジョン・ブック/目撃者」ではハリソン・フォードの上司だ。
内容に触れる前にホフマンの映画デビュー作である「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」とは2年しか離れていない。確かあの時はいや~な高校生役だった様な…!?面白いね…ってか「ビリー・バスゲイト」に「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」見たいってレビュったが、何か今作…誘われるものがあったのかな?toikunは…。
内容に触れるがホント静かな作品。静かな街で老人が主人公、当たり前なのかも知れないが。後の「ストレイト・ストーリー」的な何かがあっても良かったのかもしれない。まぁそれが息子との再会、警官を殴るってコトなのかも知れないが。それが“起伏”なのかな。
あっても良かったのかも知れない、イヤ、無くても問題は無かった。人間ドラマで魅せてくれる。本当に良すぎなんだよ!
…起伏はヌードかも!?
ジェシカ・タンディが箒の先っちょでトントンと天井を突く、とても微笑ましかった、和んだ。ベントン、流石の演出、そしてそれに答えるジェシカ、彼女がやるから笑いが顔を包んだのだ。はぁ、イイねぇ。
補足しておくがオープニングクレジットでブルース・ウィリスの名前を見つけられなかったので、キャスト欄には記述はしていなくて主要登場人物に入れた。こう言うのは良くあることで…。
老人の作品と言っては語弊があるが、toikunはこう言うのが大好きです。
追補足。ストーリー欄の“ジョン・ダニエル”ってのは確か「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」でアル・パチーノがジャック・ダニエルの事をそう言った様な…で今作ではジャック・ダニエルかは判別がつかなかったがラベルが似ていたのでtoikunが愛着を込めてソウ呼んだ。因みにアル中で断酒12年目の今月です。
2015/10/18
2016/02/15
2016/06/03
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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