映画「ナチュラル・ボーン・キラーズ」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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父親と不仲である女性を救った男。救った方法は彼女の両親の殺害…。結ばれた男女が行く先々で殺人を繰り広げ彼らは一種のヒーローのようになる。逮捕され服役する彼らを訪ねたテレビのインタビューアーのせいで…。
主演のバイオレンス男に扮するのはウディ・ハレルソン。大ヒットしたイリュージョンムービー「グランド・イリュージョン」で馬鹿にされていた感があるが、続編「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」にも続投!!
ハレルソンのイメージって、90年代には決まっていたよねぇ…。
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説明:
「シルバラード」などよく見る俳優さん
ストーリー・ネタバレ
マロリー、通称マルは父親と不仲…いや父親だけでなく母親ともである。理由は父親の暴力的な言動であり母親はそれを許容しているから。
ある時にミッキー・ノックスという男がマロリーの家を偶然訪ねた事から知り合ったミッキーとマロリー。付き合う内にマロリーの父親への思いを知ったミッキーはゲス野郎の父親と母親を殺してマロリーと彼女の弟ケヴィンを“解き放った”のだ。マロリーはミッキーと共に宛てのない殺戮の旅へ踏み出すことになった…。
旅に出ると直ぐにミッキーはマロリーへ求婚した。互いの掌をナイフで切って手を合わせると結婚の誓いをするミッキーとマロリー。彼らは夫婦となった。
ミッキーとマロリーは行く先々で犯罪、特に殺人を犯す。最後の一人に対して“ミッキーとマロリーの仕業”と警察に言わせるという手口で彼らは有名となった。アメリカのみならず日本でもミッキーとマロリーの熱狂的なファンが出来た。
ある時ガソリンが尽きた2人は恵んで貰おうととある家に入るとそこにいたのはアメリカ原住民=インディアンの男だった。男はガラガラヘビを飼っており他にも異様な雰囲気。今まで何の気なしに殺人を犯してきたミッキーだったが些か神妙な気持ちになる。しかし男が泊めてくれた際に夢にうなされたために男を撃ち殺してしまうと逃げ出すミッキーとマロリー。だがマロリーがガラガラヘビに咬まれたためにミッキーはマロリーを連れ薬局へやって来た。
血清を探すミッキーだがソコには警察がやって来ていた。指揮をするのは作家兼刑事のスカグネティ警部。スカグネティはマロリーを人質に取るとミッキーは直ぐに拳銃を捨て、3週間に及ぶミッキーとマロリーの旅は52人を殺害したことで終わった…。
1年後。
ボトンゴ刑務所というマクラスキー所長が統べる刑務所で服役するミッキーとマロリー。マクラスキーは手を焼く囚人達の脳みそを手術で改造して大人しくさせるという事で恐れられている。ミッキーとマロリーを逮捕したスカグネティがここを訪れたのは何よりも女性であるマロリーを忘れられなかったから…!?
マクラスキー以外にも“大物”が訪れた。それはテレビリポーターのウェイン・ゲールという男であり目的はモチロン視聴率。全米のどのシリアルキラーよりも有名なミッキーをテレビに登場させてゲールがインタビューをする…。ゲールのミッキーとの交渉過程を見ているスカグネティとマクラスキーは認めさせなければ良いと言う。ミッキーはOKを出したために全米生中継のインタビューが行われることになった。
インタビューの日であるNFLスーパーボウルが開かれる日。
危険を感じたのかスカグネティが刑務所にやって来る。ミッキーは頭を丸刈りにするとゲールとのインタビューに臨んだ。ゲールは殺人に至ったミッキーの少年時代や倫理観について尋ねる。ミッキーは原住民と会った時に殺人を止めようと思ったことを話す…。このインタビュー放送は刑務所内でも囚人達が見ていたのだが触発されたのか囚人達が暴動を起こす!
連絡を受けた所長であるマクラスキーはインタビューを中断させると暴動を鎮圧するために戻った。スカグネティはと言うとマロリーの房に入り彼女とコトをしようとしていたのだがマロリーに反撃され、怒り狂ったスカグネティはマロリーに銃口を突きつけていた。
マクラスキー所長が去るとミッキーは刑務官の銃を奪い次々に殺していく。ゲールを含めテレビのクルーは1人の犠牲だけで済みミッキーをカメラに捉える。そしてそれが全米に中継される。
結末・ラスト
ミッキーはマロリーの房にやって来るとスカグネティに銃を向ける!スカグネティもミッキーを狙うがマロリーがスカグネティを倒しミッキーとマロリーは1年ぶりのキス…。
暴動を鎮圧できないマクラスキーが逃げようとするミッキーを制圧しようとするが出来なかった、それはゲールが人質として捉えられたから。
雑木林に逃げ出したミッキーとマロリー、そしてゲール。命乞いをするゲールにミッキーとマロリーは銃を向けると殺してしまい、この事も全米中継…。
逃避行中にマロリーは男の子と女の子を産み、ミッキーの運転で旅を続けているとか…。
レビュー・感想・解説・評価
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toikun青春の映画達…と言ってもレビューは初となりますが…。
オープニングクレジットで“STORY: Quentin Tarantino”と表示されるが原案を考えたのはクエンティン・タランティーノ。(「パルプ・フィクション」、「ジャッキー・ブラウン」)
そんな鬼才の原案を鬼才であるオリバー・ストーンが共同脚本家と共に脚本を書いて映画化した本作はWikiPediaによれば“タランティーノがストーンの大幅ストーリー改変に怒った!”という曰く付き…。ストーンの監督作品として「7月4日に生まれて」、「ワールド・トレード・センター」について記述している。
キャストを。
・主演の男を演じるのは「ラリー・フリント」と「メッセンジャー」で2度アカデミー演技賞にノミネートしている実力派俳優のウディ・ハレルソン。先日レビューした「幸福の条件」ではラジー賞を受賞してしまったがtoikunは悪いとは思わなかったな。ダスティン・ホフマンとロバート・デ・ニーロという二大俳優共演の「ウワサの真相 ワグ・ザ・ドッグ」もいいが、「ダイヤモンド・イン・パラダイス」のお間抜けなFBIもオモシロイ。ととと、本作の時期くらいから貯めに貯めたハレルソンのイメージがマジシャン映画「グランド・イリュージョン」で馬鹿にされる事に…。
・同じく主演のマルを演じるのは「ケープ・フィアー」のオスカーノミニー、ジュリエット・ルイス。本作の1年前製作のブラッド・ピット共演作「カリフォルニア」での彼女の印象は本作と似ている。ジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオという2大カリスマ俳優と共演した「ギルバート・グレイプ」はファンが多い映画であり「夕べの星」はアカデミー作品賞を受賞した名作「愛と追憶の日々」の後日談を描いた作品。
・この人も個性派、作家兼刑事を演じるのはトム・サイズモア。ストーン監督の7月4日に生まれてが映画デビュー作だと言うがホンの小さな役であった。問題作かも知れない「真実の瞬間(とき)」では非常に恐い役。他にアカデミー作品賞受賞作「プライベート・ライアン」では“主要な兵士”だ。
・刑務所所長役には「逃亡者」でアカデミー賞を受賞したトミー・リー・ジョーンズ。当たり役ジェラードを主人公とした続編「追跡者」が作られた。本作のマッドな所長は「バットマン・フォーエヴァー」のトゥーフェイスに通じるものがある。爺さん映画「スペース カウボーイ」では宇宙に旅立ち自己犠牲…。彼が監督・主演した「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」は中々宜しいですよ、人気はないようですが…。
・リポーター役のロバート・ダウニー・Jrは「チャーリー」と「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」のオスカーノミニーで活躍はご存じの通りだと思う。「追跡者」でトミー・リー・ジョーンズと再共演。
・カメオじゃなくて下積み時代のエイドリアン・ブロディがテレビクルーの一人として登場。118分版のメディアでは75分30秒すぎなどでオレンジ色の…何て言うのかわからないがドライヤーみたいなのを持っている。「戦場のピアニスト」のオスカー俳優だ。
・「シルバラード」などよく見る太った脇役俳優ジェームズ・ギャモンがカウボーイハットの男としてカメオ出演。他に「ザ・セル」や「コールドマウンテン」など。
さて。
前回見たのは20年近く前だし全く覚えていなかったけど多分同じ感想、それは“意味が分からない”。タランティーノが関わった映画だと「シン・シティ」や「パルプ・フィクション」と似たような“絵的なモノ”なのだが、主人公の目的不明瞭。
劇中何度か“子供時代に虐待”とか過去のシーンが出てきたりするけど、ストーンは“これが殺人の原因”としたかったのかな?そりゃ虐待は大きいけど本作でのスペース的に小さくてこのミッキーはどうしてこんなバイオレンスに育ったのか分からない。
「ラスベガスをやっつけろ」は大監督のテリー・ギリアムの作品だけどコレも意味が分からないドラッグコメディだった。監督の主義主張?
上述した“タランティーノが怒る”だけれども絵的に彼の作品に似通っていてそれはOKだったんだろうけど、どこのストーリー改変がいやだったのかな?toikunはタランティーノの「レザボア・ドッグス」はよく見て大好きだけれども、ワカランワカラン。
面白かったところ。インタビューシーンで“お前は犯罪を犯してないのか?”と逆質問されるロバート・ダウニー・Jrだけれども、この人にはドラッグ問題が過去にあったからウケてしまった。ストーンさん、狙ったでしょう?って初めての逮捕は96年だから知らなかったのかな?
2016/05/23
2016/05/29
2016/07/09
2016/07/24
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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