映画「バスキア」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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天才画家バスキアは見出されて後アンディ・ウォーホルと友人関係となる。端から見たらアンディがバスキアを利用しているように見えその事を直接言われたり書籍・新聞に書かれたりするがバスキアのアンディを見る目は変わらず…。
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説明:
ストーリー・ネタバレ
1979年。アメリカ・ニューヨーク州ニューヨークシティ。
中流家庭に生まれたジャン=ミシェル・バスキアは画家としての活動と音楽のバンド活動を行いそれは段ボールハウスに寝泊まりするなど“その日暮らし”なものであった。街中でキャンバスとして映える壁を見つけると文字を書き自分なりのアートを示すバスキア。そして署名としてSAMO(セイモ)と記すのであった。
バスキアにはベニーという友人がいる。彼と一緒にカフェテリアにいるバスキアは店員の女性ジーナを見て惚れるのだ。ジーナも絵を描いているのだがまだ芽は出ていない。
偶に精神病院に入院中の母を訪ねるバスキアはその後にジーナとデートを重ねてやがて同棲の様な形を取るのだがそれまもう少し先の話。バスキアが仲間とバンド活動をしている店マッド・クラブを訪ねたジーナとキスを重ね良く言えば“アーティスティックな部屋”、悪く言えば落書きありの乱雑な部屋で一緒に住むようになるのだ。
ある日ベニーとバスケットボールをしていると彼から有名になる為のアドバイスを受けるバスキア。社交界に出ろ、同じジャンルの作品を作り続けろ…。その後ベニート歩いていると有名芸術家のアンディ・ウォーホルと後援者のブルーノ・ビショップバーガーを見つけたバスキアは彼らに自分の描いた絵を売り込んだ。アンディはバスキアの絵を気に入り購入した事が2人の交流の始まりだった…。
内輪のパーティ会場でバスキアが絵を飾るとそれに目を留めた男ルネがいた。ルネは画家のエージェントのような人物でありバスキアの絵を気に入り彼によってバスキアも参加するグループ展が開かれる事になった。1981年の事である。
このグループ展“P.S.1でのグループ展”でバスキアはルネから画商のアニーナを紹介され彼女の展示会に出品する作品を描く事になった。またアンディ・ウォーホルに絵を買ってもらった時に一緒にいたブルーノも来ており、彼と知り合いである事がルネに羨ましいがられるのだった。
アニーナにアトリエを用意されて絵を描くバスキア。そこには画家のアルバートなど様々な人がやって来るようになりバスキアが有名なる様を見るジーナは誇らしくもありどこか物悲しくも…。
ある時ベッドで失神しているバスキアを発見するジーナ。側にはドラッグがありバスキアがソレで失神した事が分かるとジーナの気持ちは…。
少し有名になると友人ベニーはバスキアの態度が気にくわなくなる。
バスキアの初めての個展が開かれるとアンディやブルーノが現れそれはそれは賑やかなモノになった。だがルネにあげたハズの絵をブルーノに“売って”しまった事から彼に激怒され後の有名どころも参加した打ち上げパーティでは酔ったルネに酷い言葉をかけられてしまう。
テレビ取材を受ける程に有名になったバスキア。友人ベニーや自分を見出してくれたルネとの付き合いが減ったバスキアはアンディとばかり連むようになる。また使用する薬物の量が増えたせいなのか顔に出来たできものを気にして妄想などを見るようになる。
この時にはもうジーナとの関係は終わっており彼女は絵を描く事を止めて医師を目指している事を知るバスキア。
結末・ラスト
そしてアルバート・マイロとの食事の後でブルーノからバスキアが聞いたのは“アンディ・ウォーホルの死”であった。
世間からは“アンディ・ウォーホルに利用されている”とまで書かれてしまったバスキアだったがアンディの事を真の友人だと考えていたのだ。その親友の死で彼のビデオを観るバスキアの目は涙で…。
寂しさを埋め合わせる為か深夜に母の入院する精神病院を訪ねて母を引き取ろうとするが拒否されるバスキア。
そして道ばたで寝ているところをベニーに見つけられると彼の車に乗るバスキアの顔は久しぶりに笑顔が見えた…。
アメリカ人画家ジャン=ミシェル・バスキアは1988年8月12日にヘロインの過剰摂取=オーバードーズで死去。享年27歳…。
レビュー・感想・解説・評価
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先日、伊藤淳史が出演しているテレビドラマ「家族狩り」を観ていて彼演じる高校教師がやたら“バスキア”と連呼していたので観てみようと思った映画。(彼の「映画 ビリギャル」も先日観たんだけど良い“塾の”先生だったねぇ☆伊藤淳史には是非第二の金八先生を!って思って彼女にそう呟いたtoikun。)
本作のメガホンをとるのは画家のジュリアン・シュナーベル。WikiPediaに寄れば本作の主人公ジャン=ミシェル・バスキアと交流があったという。シュナーベルの他の作品として「潜水服は蝶の夢を見る」がありアカデミー監督賞にノミネートしている。
原案はLech J. Majewsuki(レフ・マイェフスキ)。
キャストを。
・クレジットは4番目だったが主人公であるタイトルロールのバスキアを演じるのはジェフリー・ライト。「007/カジノ・ロワイヤル」と「007/慰めの報酬」で007シリーズ代々のCIA職員フェリックス・ライターを演じたライト。余りに厳ついライターの印象が強くて本作の身体を細かく動かす=“ナヨナヨ?”は似合わなく感じた。ライトの他の出演作で「スーパー・チューズデー ~正義を売った日~」はオススメのポリティクス映画。
・鬼才の芸術家アンディ・ウォーホルを演じたのは先日死去したミュージシャン兼俳優のデヴィッド・ボウイ。“きっとアンディと面識があったから演じたのだろうな?”などと妄想してみたが情報は見つけられなかった、残念。
・バスキアの友人ベニーに扮するのは「トラフィック」のアカデミー賞俳優ベニチオ・デル・トロ。「21グラム」でもオスカーにノミネートしている彼は「ユージュアル・サスペクツ」の“1/5”でtoikunの目を引いた。他極上スリラーの「ザ・ファン」やジョニー・デップ主演の???なコメディ「ラスベガスをやっつけろ」、「シン・シティ」など。
・アンディ・ウォーホルのパトロンと言って良いのかな?そんなブルーノを演じるのは故デニス・ホッパー。「イージー★ライダー」でアカデミー脚色賞、「勝利への旅立ち」でアカデミー助演男優賞にノミネートした。「スピード」の犯人役で魅せたがそのラストはすごい残酷な死を…。
・「裏切りのサーカス」でアカデミー主演男優賞にノミネートした個性派俳優ゲイリー・オールドマンが画家として出演。「レオン」や「告発」が忘れられないオールドマンは「スカーレット・レター」何かもどうゾ☆ラジー賞ノミネートしまくりの映画で、初見では最悪だったけど、オールドマンのサービスショットもあるよ!
・バスキアの彼女にはクレア・フォーラニ。大ヒットアクション映画「ザ・ロック」ではショーン・コネリーの娘役。
・バスキアを見出したルネに「7月4日に生まれて」に出演していたマイケル・ウィンコット。
・ピンクのスカーフをした女性に扮するはミュージシャン兼俳優のコートニー・ラブ。「ラリー・フリント」や「シド・アンド・ナンシー」など。
・絵を見に来てくれた女性に「ペーパー・ムーン」のアカデミー賞女優テータム・オニール。
・こんなスゴイ人が小さな役どころで…テレビインタビュアーを演じたクリストファー・ウォーケンは「ディア・ハンター」のオスカーウィナーで「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」でもアカデミー賞にノミネート。最近観た「25年目の弦楽四重奏」は非常にオススメ。他に「パルプ・フィクション」、「ミッドナイト・ガイズ」など。toikun大好き☆
・同じくこんなスゴイ人なウィレム・デフォーが画家として活動する業者として出演。「プラトーン」と「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」のオスカーノミニー。「スパイダーマン」の敵であり「スパイダーマン2」でもチョイ役。「7月4日に生まれて」では車イスの傷痍軍人として魅せた。
・バスキアに初めてついた画商の女性に「ダーク・ウォーター」などのエリナ・レーヴェンソン。
・バスキアが描いた街のドアを奪っていく暴漢としてサム・ロックウェルがチョイ役出演。ジョージ・クルーニー初監督作品「コンフェッション」で堂々の主役。他に「チャーリーズ・エンジェル」など。出演シーンは短いし顔の判別は難しいが発見してみて下さい☆
・最後に個展の打ち上げ?でテーブルを囲む男の一人として個性派俳優のヴィンセント・ギャロが出演!彼はクレジットがなくてカメオ。この顔は一度観たら忘れられないからビックリしちゃったよ!WikiPediaには“バスキアとバンドを組んでいた”ってある!へぇ☆キーファー・サザーランドが劇場用長編作品として始めた監督した「気まぐれな狂気」で魅せてくれました☆
さて、キャストが豪華すぎて紹介が長くなりすぎてゴメンなさい。
デヴィッド・ボウイをはじめとしてこれだけの人たちが出演したってのは初監督作品となるジュリアン・シュナーベルの人徳か将又バスキアという人物が愛されていたのか。映画作品として何か“たんたん”と追っていて感動というかそういうのはなかったtoikun。2度くらい空とサーフィンを合成したシーンが出てくるけど“合成が粗い”のはどういう意図があったのだろうか?まさか当時の限界でもあるまいし。あれはバスキアが度々口にした“ハワイに移住したい”が転じてハワイでサーフィンとなったのだろうが。
監督のせいなかデヴィッド・ボウイのお陰なのか非情にアーティスティックな作品でもあるしドキュメンタリーを思わせるようなタッチもある。なんで深くは入り込めなかったのかなぁ…?場面場面で登場する有名俳優に目が入っちゃったせい?
当時からの有名俳優、そして今は有名になった俳優達を総ざらいで(言い過ぎ)観る映画としては大変宜しい、ただそれだけの映画と感じた。
2016/05/19
2016/07/18
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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