映画「スピード」あらすじ,ネタバレ,レビュー
あらすじ
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大金をせしめる為の爆弾事件を刑事に邪魔された犯人が今度はバスに爆弾を仕掛けた。50マイル(80km/h)を下回るとバスは爆発。刑事はバスに乗り込むと犯人の野望を打ち砕くべく奔走する。バス~地下鉄へノンストップアクション映画!
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説明:
別にスターではないですが…
ストーリー・ネタバレ
ビルに爆弾が仕掛けられた。犯人はエレベーターに乗客を閉じこめて金を払わないと爆発させて地面に落下させると言ってきた。だがロス警察爆発物処理班のジャック・トラヴェンとハリー・テンプルの活躍により一人の死者もでないで解決された。自爆した犯人を除いては…。
ある朝ジャックの目の前でバスが爆発した。そして近くの公衆電話のベルが鳴った。ジャックが電話に出るとなんと相手は自爆して死んだはずの例の爆弾魔。彼は“バスに爆弾を仕掛けた。1度50マイル(80km/毎時)を越すと起爆スイッチが入ってそのスピード以下に落とすと爆発する。車から乗客を降ろしてもリモコンで爆発させる。”と言って莫大な現金を要求してきた。
犯人の指定したバスを見つけたジャックは50マイル以上で走っているバスに決死に飛び乗る。バスでは不幸から運転手が怪我をして、スピード違反で免停中のアニーが運転をはじめる。ジャックは警察に連絡する。高速は混んでいたために仕方なく下道に降りる。そして、程なくしてマクマホン隊長が率いる警察チームがやってきて、警察車両の誘導のもと建築中の高速道路に乗ることが出来た。
連絡してきた犯人を説得して怪我をしている運転手だけは降ろして良いことになり、高速走行しているバスから横付けした警察車両に移す。だがまだ問題はあった。その高速道路は途中が15メートル途切れていたのだ。しかし引き返すことは出来ない。バスは決死のジャンプをして危機をやり過ごすのだった。
高速を降りたバスは飛行場に入った。飛行場ならば面積が大きいためにグルグル回っていられるからだ。そして、走行中に解体できないかと爆発物のプロのハリーの助言のもとに試みるが巧くいかないジャック。
一方、ビルで犯人の顔を見たハリーはその犯人が誰かを割り出そうとしていた。爆発物の金時計を使った装置、犯人の親指の怪我、そして犯人が爆発物のプロであるということなどから退職した爆発物処理班の警官のハワード・ペインが犯人だとわかった。ハリー達はハワードの家に行くがもぬけの殻、そして仕掛けられていた爆弾によって命を落としてしまった。
悲しみに暮れるジャック。マスコミを排除したにもかかわらずなぜかバスの中の状況を犯人は分かっているようだ。そこでジャックはバスの中を探すとなんとカメラが仕掛けられていたのだ。それによってハワードは知っていたのだ。ジャックはそのことをSWAT隊隊長のマクマホンに告げて、マクマホンはプレスに協力を求めバスから出ている映像電波を録画してもらいリピートで何回もそれを流す事に。
これによってハワードに知られずにバスから乗客を降ろすことが出来た。自分を勇気づけてくれたジャックに淡い恋心が芽生えるアニー。
ハワードはバスから人質を降ろしたことを知らずに相変わらず身代金を要求してきた。そのことを利用して逮捕しようと考えたジャックたち。ハワードが要求した場所に金を置く。だが、バスから乗客を降ろしたことがハワードにバレてしまった。そして、ハワードは警察を出し抜いて金をまんまと手に入れた。
しかしここで逃がすわけにはいかない。ジャックは発信器の付いた金を追っていくと、なんと犯人ハワードと一緒にアニーがいるではないか。警察官の格好をしたハワードに騙されたアニーは体に爆弾を巻き付けられていた。ハワードはアニーと共に地下鉄に乗る。それを気づかれずに追うジャック。
結末・ラスト
しかし、列車の屋根にいるのがバレて、また金が使いものにならなくなった為に怒ったハワードも車両の上に行くと、高速走行中の列車の上で格闘になるジャックとハワード。そして、見事にハワードを倒すジャックであった。
列車に戻ったジャック。列車を止めようとするがブレーキが壊れていて止まらない。逃げようにも手錠によって繋がれているアニーを置いては逃げられない。ジャックはカーブで列車をワザと脱線させた。そしてアニーと抱き合い助かることを祈った。地下鉄の列車は地上に出て止まった。やっと危機は去ったのだ。そして再び抱き合うジャックとアニーだった。
レビュー・感想・解説・評価
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「ダイ・ハード」など数々の映画での撮影監督を担当したヤン・デ・ボンの初監督作品。彼は続編「スピード2」、そして大スペクタクル映画「ツイスター」等も監督することになる。「ツイスター」は、「ターミネーター2」などジェームズ・キャメロン映画で脇役として活躍してきたビル・パクストンと後の「恋愛小説家」でアカデミー主演女優賞を獲得することになるヘレン・ハントが主演する映画。「恋愛小説家」でのヘレンの相手役ジャック・ニコルソンもアカデミー主演男優賞を受賞しているがテレビ俳優上がりのヘレンを“良くは思っていなかった”という話しが当時あった。
蛇足しすぎたが挙げるべきキャストを。
・主演のSWAT隊員ジャック・トラベンに扮するは今作で何かアクションスター的な役割を“得てしまった”キアヌ・リーブス。後の「マトリックス」はSFアクションだがtoikunは当時劇場で予告=“トリニティ役のキャリー=アン・モスをグルッと廻すようなシーン”を見て鳥肌が立って数ヶ月後に見に行った。リーブスはケネス・ブラナー監督お得意のハムレットもの「から騒ぎ」や、アル・パチーノ共演の“悪魔!”が出てくる法廷もの「ディアボロス/悪魔の扉」など面白い。なお続編「スピード2」には出演していない。2016年には「ノック・ノック」という映画に製作も兼ねて出演したリーブス、同作では今を時めくアナ・デ・アルマスと共演したわけだが、その日本公開から1ヶ月程度のスパンでアナとの再共演映画「エクスポーズ 暗闇の迷宮」がカリコレ2016で公開、「ジョン・ウィック」から続く健在ぶりを示した形となった。
・爆弾犯を演じたデニス・ホッパーは「イージー・ライダー」(脚本賞)と「勝利への旅立ち」(助演男優賞)でアカデミー賞にノミネートしているが受賞することなく2010年に74歳で亡くなっている。
・スピード狂姉ちゃんを演じたサンドラ・ブロックにとっては今作はスターになった記念すべき作品。だからヤン・デ・ボンに恩義を感じて続編「スピード2」にも出たのだろうな。toikun、まさかこの姉ちゃんがアカデミー賞女優になるとは思ってもいなかった。「しあわせの隠れ場所」で主演賞受賞、「ゼロ・グラビティ」で主演賞ノミネートしている。アカデミー作品賞を受賞した「クラッシュ」という作品は面白かったが同作が皆にスポットライトを充てている為にノミネートはなかった。…サンドラ好きの方、「失踪 妄想は究極の凶器」という作品を見てみませんか?彼女は途中退場していますが、「ザ・バニシング-消失-」の監督ジョルジュ・シュルイツァーがハリウッドで自身の作品をリメイクしたサイコスリラーな映画。先にオリジナル「ザ・バニシング-消失-」を見てみると良いかも!あと、「デモリションマン」←トイレで貝殻どうやって使うのさ?
・主人公の相棒を演じたジェフ・ダニエルズ、toikunは両方とも動物映画の「グース」と「きいてほしいの、あたしのこと ウィン・ディキシーのいた夏」をオススメする。両作品ともダニエルズは変わった(?)パパを演じている。「グース」では「ピアノ・レッスン」で当時史上2番目の若さでアカデミー賞を受賞したアンナ・パキンの、「きいてほしいの、あたしのこと ウィン・ディキシーのいた夏」では「チャーリーとチョコレート工場」等のアナソフィア・ロブが娘を演じる。家族と見るとホンワカする良作品!
・SWAT隊隊長を演じたジョー・モートンはアクション映画「エグゼクティブ・デシジョン」や「ペイチェック 消された記憶」なんて近未来ものに出演している。
・高級車ジャガーを運転していたグレン・プラマー、オールスター映画「デンバーに死す時」でギャングスターだった。その取り巻きの一人を演じていたのは「ホテル・ルワンダ」でアカデミー賞にノミネートすることになるドン・チードル、まだ下積み時代かぁ。
・上のカメオみたいな欄に記載したブルース・ライトはテレビリポーターを演じていますがスター俳優ではありません。「交渉人」というtoikunが10点満点をつける極上サスペンス映画でFBI捜査官を演じていたので、つい…。
さて、2000年のレビュー
「スピード」という題名の通り売りはスピードだ。“50マイルを下回ると爆発する”という設定が本当にハラハラさせてくれる。バスに飛び移る、バスの下に潜るなど手に汗握るハードアクションが詰まっているのだ。止まれないバスが終われば今度は止まれない電車…というのもすごい。“スピードで持っている映画”と言えなくもないが、楽しませてくれるのでそれはそれでいいだろう。列車の上でホッパーが頭を吹っ飛ばされて死ぬシーンは映画史に残る残酷な死に方の1つだと思う。食事中に見ない方が良いだろう。
リーブスがしている時計Gショックも有名になったこの映画。続編では彼は出演していなくてサンドラが出ている。「Relationships that start under intense circumstances, they never last.(異常な状況下で始まった関係は決して続かない。)」というセリフその通りになってしまった。
2000/01/07
2016年、久しぶりに見てプチ追記。
上に“映画史に残る残酷な死に方…”って書いたけど、チョットショボイが「ダイ・ハード2」でブルース・ウィリスがやられそうになるとき、氷柱をポキって折って敵さんの顔面に突き刺すシーンも残酷すぎますね!
…映画の感想じゃないなぁ…。バスの乗客について。女性アニーは免停中で仕方が無く、ウザイ白人男性は観光で…。で、他に乗っているのって黒人やメキシカン系と思われる男性、アジア系女性に目がいってしまい、“これがアメリカでバスに乗る中心層?”なんて邪推してしまった。公民権運動のキッカケとなった“モンゴメリー・バス・ボイコット事件”…。両作品ともBased on a true story、「大統領の執事の涙」や「グローリー/明日への行進」を最近観たが…。どうなんでしょ?最近のアメリカの現実は?
Gショックについて触れる。本当に当時流行っていたGショックはこの映画のせい?toikunは違うモデルを親に買ってもらったのだが。6000円くらいだったかな?市民体育館にバドミントンをやりに行ったときに無くしてしまったよ(泣)今はベイビーGショック(?)って言う小さいやつを持ってる。それでもゴツいから使ってないけどね。toikun、本当に腕時計を無くす。それはお店でも何処でも気持ち悪くて外すから。15年くらい前は自分で買った2万円くらいのダークシルバーのソーラー腕時計を飲み屋で無くした。海浜幕張のお店の人、ありましたか…?
2016/03/14
2016/09/21
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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