映画「将軍の娘 エリザベス・キャンベル」あらすじ,ネタバレ,レビュー
原題:
邦題:
原題訳:
製作年:
製作国:
上映時間:
ジャンル:
監督:
主演:
あらすじ
この映画にはtoikun以外のレビューはまだありません。
女性の全裸遺体が発見された。身元はアメリカ軍の将軍の娘エリザベス・キャンベル。軍警察組織のポールは元恋人と共に捜査の任に就く。事件の背後には父・娘という軍における“特殊”な関係があった。果たして犯人とは?父親の関わりは…?
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]
ストーリー・ネタバレ
ジョージア州の軍基地で全裸の女性の絞殺死体が発見された。彼女の名はエリザベス・キャンベル大尉。近く退役し政界にでも進出しようかという陸軍将軍ジョー・キャンベルの娘だった。
友人のケント大佐から捜査の依頼を受けたのは軍隊内部の警察組織に属するポールだった。また、彼のかつての恋人であるレイプ専門の捜査官サラも一緒に捜査することになった。
2人は彼らが憧れる将軍から“犯人のくそったれを捕まえてくれ。”と言われ捜査に全力で取り組み始める。エリザベスの遺体はレイプを偽装されていたのに疑問を持つポールとサラ。エリザベスの家へ行くと隠し部屋からビデオを発見。それには普段の美人で誠実な彼女からは想像もできないような彼女の強烈な性生活が写っていた。このビデオは将軍の身の破滅になりかねないと考えたポールは隠そうと考えるが、家に押し入った何者かに襲われ奪われてしまう。
だが、ビデオに映っていたエリザベスの上司のムーア大佐に会うとどうも何かを隠している。しかも彼女の家から彼の指紋が出てきた。彼が犯人、もしくは共犯だと考えたポールはムーアを拘留。ムーアは殺人は認めず“レイプよりも悪いことが行われた。”と言う。“捜査をしていくと分かるだろう…”とも…。
一方、サラの捜査から士官学校時代のエリザベスのトップだった成績がある時を境に急激に落ち込んだのがわかる。それが何のせいなのか、ポールとサラはエリザベスの士官学校での精神科医スレシンガー大佐に会う。そして驚くべき事が分かる。エリザベスは現在よりも7年前、士官学校時代にもレイプをされていたのだ。それ以来、彼女はおかしくなり警察署長の息子や軍隊内部のほとんどの兵士と性的関係を持つにいたるのだった。
拘留されていたムーアがケントによって釈放された。釈放など聞いていなかったポールは急いでムーアの家にむかうと、彼は自分の頭を撃ち抜いて死んでいた。将軍の右腕であるファウラー大佐はこれをもってムーアを犯人として捜査を終了しようとするが、納得のいかないポールは捜査を続ける。そしてムーアの友人から真実を聞かされる。
7年前のレイプ事件。父であるジョー・キャンベル将軍が士官学校側の要請もありレイプ事件をもみ消したのだ。もみ消さなければ士官学校の全ての兵士が容疑者となってしまう。エリザベス・キャンベルが襲われたのは実戦訓練最中であったのだから…。この件で父親に不信感を抱いたエリザベスは父に自分の身に何が起きたかを知ってもらいたくてムーアに手伝ってもらって自ら全裸となり軍基地に縛られていたというのが真実だ。この時点ではエリザベスはレイプされていない。
このことについて将軍邸を訪ねるとキャンベル将軍は隠していたことを話し始めた。7年前のレイプ事件を当時の上司から軍を守るために公表しないでくれと言われ公表しなかったことを。そのもみ消しのためにエリザベスは父親に大いなる疑問を抱いたのだ。
結末・ラスト
将軍はその事件当夜、軍基地に行くと全裸の娘が自分の思いをぶつけてきたがそれに耐えきれなくなった将軍は娘を縛られた全裸のままで放置して行ってしまった。そのあとは知らないという将軍。しかし、ファウラー大佐の言葉により、その後ケントがエリザベスを殺したのではないかと思ったポールは急いでサラに連絡を取るが、彼女はケントに呼び出され事件現場に行ったと言うことだった。
現場に急ぐポール。そこにはケントとサラがいた。ケントは好きだったエリザベスに愛を拒否されたことによって殺してしまったと告げる。そして彼らを道連れに死のうと埋めて置いた地雷を踏むケント。しかし間一髪ポールとサラは助かった…。
犯人はケントと分かったが、すっきりしないポールのところへ将軍がやってきた。彼の身の保身ばかりを考えて娘のことを省みないひどい父親ぶりに怒ったポールは、事件隠匿の罪で軍法会議にかけると将軍に言う。のち、将軍は有罪となるのだった。ムーアが言った“レイプよりも悪いこと”とは“裏切り”だったのだ…。
レビュー・感想・解説・評価
感想・レビューを書いてみませんか?投稿フォームはコチラ[下にあります]リンクについて
~~~(矢印と破下線のリンク)は、T's Theaterでレビューしている映画作品や紹介している俳優等、全て内部リンクです。
おう、久しぶり☆まずは昔の…。
ジョン・トラヴォルタ、マデリーン・ストウを初め“歴戦の勇士”たちが出演するサスペンス。ポールとサラにこの2人が扮する。
この映画は全米ベストセラーとなった同名小説の映画化だ。ハッキリ言ってわかりづらい映画。1回見ただけでは状況がいまいち理解できない。1回しか見てないから状況をいまいち理解してない。状況が驚くべきほど変化して2転3転するというわけではないのだが、2時間に満たない時間でここまで詰め込むのはどうかと思う。かといって、時間を増やして説明調になるのもダメだし、まあむずかしいところなのだが。
サスペンスと言うことで、もちろんこの映画も“真実を知りたい”という見るものの心を引きつける。ラストはトラヴォルタが将軍(ジェームズ・クロムウェル)に軍法会議にかけると言ってそしてトラちゃんが敬礼して終わる。その後、字幕で“将軍は軍法会議にかけられ有罪となった”と出るのだ。しかし、ただでさえひどい事件でくらーくなる映画なのにこの終わり方ではすっきりしないと思う。映画なんだからビシッとすっきりしてほしかったなぁ。
1999/12/18
再鑑賞・再レビュー。何だ、全く覚えていなかったけどスルッと頭に入ってきたぞ!さてはアル中だったな?(これ、ホント)
大作アクション「コン・エアー」の監督サイモン・ウェストが仕掛けるサスペンス。ウェストはリメイク版「メカニック」のメガホンをとったが続編「メカニック:ワールドミッション」はデニス・ガンゼルに譲っている。本作、最初から将軍が犯人であることが分かるのでミステリーとはしていない。ネルソン・デミルのベストセラー小説『将軍の娘』を映画化した作品である。
キャストを前回よりも深く記述する。
・陸軍における警察組織の“捜査官”ポールに「サタデー・ナイト・フィーバー」(アカデミー主演男優賞ノミネート)で一躍スターダムにのし上がり、低迷後クエンティン・タランティーノ監督の「パルプ・フィクション」(同賞ノミネート)で劇的復活を遂げたジョン・トラボルタ。先日イギリス=ドイツ合作のカーアクション映画「アウトバーン」に行ってきたのだが、彼が出演する映画のシーンが映されていた。6月10日に公開された同作、主演はニコラス・ホルトだがアカデミー主演男優賞俳優のアンソニー・ホプキンス(「羊たちの沈黙」)とベン・キングズレー(「ガンジー」)がガチ対決するシーンが見どころだった。後は2016年に日本公開された「クリミナル・ミッション」という映画だが、大逆転がとても心地よかった。大逆転映画ではないが印象的には「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」に似ている印象。
・元カノのレイプカウンセラーに扮するはマデリーン・ストウ。1998年の『SCREEN誌』での記述はマデリン・ストー…。レイ・リオッタの十八番「不法侵入」など。マデリーンがブランズフォード(=ブラッド・バイヤー)相手に魅せる駆け引きは、これも先日試写した「シークレット・アイズ」でニコール・キッドマンが仕掛ける誘導尋問のように鮮やかだ。なお同作も6月10日公開でジュリア・ロバーツとニコール・キッドマンの初共演作品となるミステリー。アナタは見破れるか?
・将軍に扮するは「ベイブ」でアカデミー助演男優賞にノミネートしたジェームズ・クロムウェル。本作と名作「L.A.コンフィデンシャル」の悪役なクロムウェルを観た後に「ベイブ」を観ると面白いかも!?豚さんの前でのダンスは怪我しそうだったよぅ…。クリント・イーストウッド、トミー・リー・ジョーンズをはじめ、おじいちゃんによる「アルマゲドン」映画、「スペース カウボーイ」ではNASAの嫌な奴!
・実は実行犯のティモシー・ハットンはロバート・レッドフォードの初監督作品「普通の人々」でアカデミー助演男優賞を受賞している。他に1981年製作だが現代のトップスタートム・クルーズ、ショーン・ペンが共演する「タップス」やロバート・デ・ニーロ監督作品「グッド・シェパード」など。
・ムーア大佐に「サルバドル/遥かなる日々」と「ゴースト オブ ミシシッピー」で2度アカデミー賞にノミネートしている性格俳優ジェームズ・ウッズ。リメイク版「ゲッタウェイ」、「ジョンQ-最後の決断-」など。
・タイトルロールの将軍の娘を演じるのは「恋愛小説家」のレスリー・ステファンソン。他にM・ナイト・シャマラン監督作品「アンブレイカブル」など。
・将軍の右腕である大佐役に史実を元にした「大統領の執事の涙」で主人公(=フォレスト・ウィテカー(「サウスポー」6月3日公開))に給仕の仕方を教えたクラレンス・ウィリアムズ三世。
・士官学校のカウンセリングの先生=大佐を演じたジョン・ビーズリーは「飛べないアヒル」や「マイ・フレンド・フォーエバー」など。
さて。
ホント何で前回は頭に入ってこなかったのだろう…?分かりやすいのに感じたが?これと言って特別に魅せてくれた俳優はいなかったけど映画としては満足できるものに仕上がっている。士官学校の先生に“内緒の話だが家の中に入って資料を見ていいぞ”って言われた後にポールとサラが実際に資料を見て“驚愕!”するシーンがあったら更に面白かったかな?
でも軍で逮捕されちゃうと弁護士呼べないとか民間と違うのが面白いよね!でもトム・クルーズ主演でv.s.ジャック・ニコルソン“大佐”の軍法廷映画「ア・フュー・グッドメン」では逮捕された兵士達がトム君弁護士呼んだのにねぇ。何が違うんでしょうか?
前回も書いたけどノンフィクションじゃなければ字幕じゃなくて映像で見せて欲しいと思うtoikunは“パート2”で誰かが将軍の弁護をして軍法会議を…な法廷映画を是非観たかったな!
DVDに付属の特典映像でキャストみな暑かったと語っているが、夏のサバナは気温30度台で湿度100%(!)だったそうですよ!
3つの方法:正しい方法、間違った方法、軍の方法(Right Way, Wrong Way, and The Army Way)…に何を感じましたか?
2016/04/23
2016/09/17
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
ホームページ
コメント:
(コメントをどうぞ。)
T's Theaterへのお問い合わせフォームはコチラ(別ページで開きます)