映画「沈黙の戦艦」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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歴戦の勇士“戦艦ミズーリ”が退役をひかえた中でテロリストが戦艦を乗っ取った。反撃を開始するコック、ケイシー・ライバックは只のコックではなかった…。
Nobody beats me in the kitchen!(キッチンじゃ負けないぞ!)
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ストーリー・ネタバレ
第二次世界大戦における日本戦や湾岸戦争など長い期間にわたり活躍してきた戦艦ミズーリの退役が間近となった。
戦艦ミズーリの艦長アダムスの誕生日も明日という事でコックであるケイシー・ライバックは気合いを入れて料理を作ろうとしていた。しかしクリル中佐はビックリパーティーを開こうと考えていて艦長に内緒でヘリの着艦を計画。それを知ったアダムスはクリルを叱るも大目に見るのであった。
誕生日。ヘリに乗ってやって来たのはストラニクス率いるベール・ジャンパーズとストリッパーのジョーダンで総勢30名にも及ぶ規模。非番の兵士達はジョーダンの美貌に見取れてしまった。この時、ライバックは上官であるクリルに逆らったとして厨房の冷蔵庫に監禁されていた。
ジョーダンは酔った為にクリルから薬を貰いストラニクスのバンドのパフォーマンスが始まると思いもかけない事が起こった。ストラニクスがその場にいた一番の上官を撃ち殺したのだ!そしてクリル中佐はストラニクス側についた…。彼らの目的は戦艦ミズーリに搭載されている核爆弾を他国に売却して金を得る事。ストラニクスは元CIA職員で私設軍隊を持つ程の男であったが上官に危険視され殺されかかった。その復讐の意味合いもあった。またクリル中佐はその言動で誰からも慕われる事はなかった為にテロ計画を考えていたストラニクスを戦艦ミズーリに呼び込んだ…。
銃声を聞いたコックのライバックは監視するナッシュ二等兵に様子を探るように言うが二等兵は何もしない。ストラニクス達は大多数の兵士達を前甲板下に押し込め、数名の兵士達を船室に閉じ込めていてキッチンのライバックと二等兵に気付いて部下を送った。二等兵は殺されライバックも危ない!しかしライバックは反撃をして敵を倒した、只のコックであるはずのライバックが…。
ケイシー・ライバックは実は優秀な元特殊部隊隊員で格闘や爆弾に関する技術など様々な事に長けていたのだが、作戦ミスで部下を失ってしまい降格、彼を憐れんだ戦艦ミズーリの艦長アダムスによってコックとして乗艦していたのだった。
ライバックは殺されたアダムスの遺体に礼服をかけると報復に立ち上がる!
ストラニクス達はアメリカに連絡を入れた。それを受けて非常事態として海軍大将ベーツ提督やガーザ大佐、そしてストラニクスを葬ろうとした上官ブレイカーなど大勢の権力者が集まった。ストラニクスは道化を装って本来の目的である核強奪を隠した。対策本部は攻撃用ヘリのアパッチに兵士を乗せて対テロ部隊として送り出した。
館内ではライバックがストリッパーのジョーダンを発見した。彼女がテロとは関わりのない事を知ると仲間に引き入れるライバック。そして船室に閉じ込められていた数人の兵士達も救出して総勢6~7名による反撃部隊を組織する。敵は自分達が用意した潜水艦に核爆弾を移し替える為に艦内で工事作業をしている。ライバック達は敵の目的を知り少しずつ倒していく。
ケイシー・ライバックがコックではなく恐れるべき相手だとしったストラニクス達。前甲板下に閉じ込めた兵士達をスプリンクラーの水によって水死させると艦内放送で強迫してきた。ライバック達はそれを防ぐ為に急ぐ!
この時、ライバックは対策本部に連絡を入れていた。周りはライバックの存在を訝しがるが彼の素性はガーザ大佐がよく知っている。ライバックを信頼した対策本部の長ベーツ提督は戦艦内での彼の行動を不問に付すとした。
ライバック達はスプリンクラーの水を止めた。ストラニクスは近づいてきたアパッチを撃ち落とした。ここで対策本部は核が渡ってしまう事を避ける為に戦闘機を発進させミサイル爆弾によって戦艦ミズーリを沈める事を考え行動に移した。
敵の用意した潜水艦が浮上しミズーリに横付けされクリル中佐の指揮の下で核爆弾が運び込まれた。ライバックは艦内の電力を止めたり妨害工作をしていたのだが、ミズーリの主砲で潜水艦を沈める決意をする。主砲があたっても核爆弾は爆発しない。ライバックやジョーダン、他の兵士達は一丸となって動き手動と電力によって砲撃準備をして砲弾発射!見事クリル中佐と共に潜水艦を沈めるのであった…。
その間にもミズーリを沈める為に戦闘機が近づいている…。
結末・ラスト
怒ったストラニクスはホノルルに向けてミズーリの核ミサイルを2発放った!市民を守る為に戦闘機がスクランブル発進して撃ち落とそうと試みるが1発が包囲網を突き破りホノルルに向けて飛ぶ!大惨事を避ける為にはミズーリからミサイルへ自爆命令を出すしかない…。
ライバックはストラニクスの部下を全て仕留め、残るはボスであるストラニクスのみとなっていた。対峙するライバックとストラニクス。油断のなかったストラニクスだが踏んだ場数の違うライバックは隙を突いてストラニクスを倒すと対策本部へ連絡!しかしミサイルはホノルル間近!ライバックは本部からミサイルの解除コードを聞いてそれをミズーリのコンピュータに入力するとミサイルは自爆!
危機を乗り切り皆安堵する。戦艦ミズーリの兵士達はコック、ケイシー・ライバックを称え煽てられたライバックはジョーダンと口づけを…。
艦長アダムスの隊葬に喪服を着たケイシー・ライバックは出席、自分を救ってくれた艦長の冥福を祈り凛々しく敬礼する姿があった…。
レビュー・感想・解説・評価
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スーパーリニューアルして初セガール…。
スティーヴン・セガールの当たり役となったケイシー・ライバック(aka KCライバック?)を主人公にしたアクション・スリラーの第一弾。皆さんがご存じのように「沈黙シリーズ」ってのは沢山あるけど、本作の正式な続編は「暴走特急」のみ。安易な邦題の付け方には辟易だよね!?
メガホンをとるは「逃亡者」のアンドリュー・デイヴィス。アクション映画を得意とするイメージのあるデイヴィスはアルフレッド・ヒッチコック監督の「ダイヤルMを廻せ!」のリメイク「ダイヤルM」の監督でもある。
脚本のJ・F・ロートンはジュリア・ロバーツの「プリティ・ウーマン」の脚本を書いていた…というとオモシロイよね☆
キャストを。
・主人公のコックにスティーヴン・セガール。『SCREEN誌』ではスティーヴン・シーガルであり長らくT's Theaterでもシーガルと記述してきた。“彼の”アクションはセガールアクションと呼ばれる。淀川長治先生と絡みがあったなぁ…。続編「暴走特急」でも魅せる。
・元CIAのファンキーなロッカーテロリストに後の「逃亡者」のジェラード警部でアカデミー助演男優賞を受賞したトミー・リー・ジョーンズ。「逃亡者」って日本語で聞くと映画を思い出しちゃうくらいで普通に逃亡している人を“逃亡者”と呼んでいる事はほとんど聞かない(某ニュース番組?)。で、「逃亡者」の原題は『The Fugitive』でありそのまま“逃亡者”なんだけど、続編「追跡者」の原題は『U.S. MARSHALS』の意味は“連邦保安官”でジェラード警部の事。安易っちゃあ安易だよね、“追跡者”って聞かないし。「逃亡者2」と出来なかったのは「逃亡者」のハリソン・フォード程の強みがなかったウェズリー・スナイプスにあって、また主人公が追跡するジェラード警部だったからかな?他に「バットマン・フォーエヴァー」の怪人。そしてシシー・スペーシクがアカデミー主演女優賞を受賞した「歌え!ロレッタ愛のために」、ジェシカ・ラングがアカデミー主演女優賞を獲った「ブルースカイ」ではどちらも相手役。
・嫌われ中佐の役でゲイリー・ビジー。2016年はタックスヘイブンで話題だけどソレが描かれるトム・クルーズ主演作「ザ・ファーム 法律事務所」では探偵だったけど直ぐに…。ジョニー・デップ主演のおバカコメディ「ラスベガスをやっつけろ」では同性愛の警官として登場してジョニデをゾッとさせていた。彼の息子ジェイク・ビジーも俳優で「エネミー・オブ・アメリカ」などに出演している。
・見事のボディを披露してくれるエリカ・エレニアックは「E.T.」が映画デビュー作。
・テロリスト一味として背の小さい縮れっ毛の男を演じたのはコルム・ミーニイ。大スターが集まった「ディック・トレイシー」で一瞬しか出てなかった彼を発見できた時嬉しかったtoikun。まだ下積みだったミーニイ。「ダイ・ハード2」では飛行機のパイロットとして悲しい最期…。で、昨年に観た2009年の大規模復讐劇「完全なる報復」で準主役だったから嬉しかった☆で、2016年の「ペレ 伝説の誕生」ではサッカーの監督!…後半にやっと登場するんだけど…。
・CIA上官ブレイカーを演じたニック・マンキューゾは「暴走特急」にも出演。彼の名前マンキューゾは役名として潜水艦ムービー「レッド・オクトーバーを追え!」でスコット・グレンが演じてたので…戦艦と潜水艦…。
・中南米系のコックから反撃要員として活躍したレイモンド・クルスはデンゼル・ワシントンが悪役を演じてアカデミー主演男優賞を獲った「トレーニング デイ」でギャングスターだった。他に「ザ・ロック」など。
・当時のパパ・ブッシュ大統領がアーカイブとして姿を見せている。
昔の~。
戦艦という密室を舞台にしたアクション。スティーブン・シーガルがシーガルアクションと位置づけられたこのアクションを見せる。
トミー・リー・ジョーンズ演じるストラニクスとのナイフ勝負は息をのむすごさ。
アクション映画の成功の秘訣の一つに“魅力的な悪役”があげられると思う。それをジョーンズが巧く演じている。
ストーリーや人物の配置的によく見られるおきまりだがそれでもスカッとするこの映画はいい映画だと思う。
1998/08/30
2016年の。あぁお暇があったら大して書いていないけど「ケイシー・ライバックシリーズ」でもドウゾ。
アレ、“何でこんなに持たせるの?”“オレはウーマンリブの信奉者でね。女性は男性と同じ権利を持つべきだと思っているんだ”ってセリフなくね?テレ朝オリジナル?toikunは昔このセリフを得意げに使って女性に荷物を持たせ…ゴホゴホ、でも本当に使った事はある!
本作は結構観てるので覚えてる、特に昔の日曜洋画劇場で…。toikunは俗に言う「沈黙シリーズ」は観ていないけどソレより前のセガールは色々観ていたから大好きで実家には続編の「暴走特急」のレンタル落ちのビデオがある、ブルーパッケージの…。
とても見応えがあるアクション。反撃を始めて最初は「ダイ・ハード」ムービーの様な孤軍奮闘と思われるが仲間が加わるアクションになるのだが、これは続編もそうでポーター役のモリス・チェストナットが加わる。でも誰が加わろうが強いのはセガールだけで…ってもチェストナットはケイシー・ライバックの姪御役キャサリン・ハイグルに教わって拳法まがいな事を魅せてオオッ!って思うけど。
右手にナイフを持ってクイックイッって動かして左手も色々動かすのは90年代のtoikunを笑わせてくれて真似までしてたんだけど、2000年代のマット・デーモン主演シリーズ「ボーン・アイデンティティー」、「ボーン・スプレマシー」、「ボーン・アルティメイタム」でも同じ事を見て、あぁこれが戦術なのね…ってビックリした。
えと本作の影響力が若干感じられるのが「ザ・ロック」ってアクション映画でミサイルを自爆させちゃうシーンとかある。まぁ本作より前に何かあったかどうかは知らないけど。
これでもかと敵なしなセガールは不意を突かれてもあり得ない程に反撃できちゃうしソレも魅力なんだけど「エグゼクティブ・デシジョン」では早々にご退場しちゃって“セガール神話”が崩れたtoikun…orz。
しかしこの頃のセガールは凄かった。だって本作ではまだアカデミー賞を獲っていなかったとは言え演技派トミー・リー・ジョーンズが敵さんだし、「沈黙の要塞」という映画では「ハンナとその姉妹」のアカデミー賞俳優マイケル・ケイン(後に「サイダーハウス・ルール」で2つ目のオスカー!)が敵として出るんだもの。イカにセガールに魅力があったか分かるよねぇ。
本作では攻撃用ヘリのアパッチが登場するがトミー・リー・ジョーンズは邦題名「アパッチ」という映画に出演しているよ!
小話2つ。
昔に本作のテレビ放送をビデオに録画したけど誤って消してしまった事がある。で、ふとテレビ欄を見たら深夜に『沈黙の~』と書いてあったので勇んで録画したらアニメだったで御座る…『沈黙の艦隊』。そりゃあゴールデンでやった映画を直後に深夜でやるわけないわなぁ…。
本作の原題『UNDER SIEGE』について、“SIEGE”を使った原題『THE SIEGE』=「マーシャル・ロー」という映画があります。デンゼル・ワシントン、アネット・ベニング、ブルース・ウィリス共演のスリラー!結構考えさせられる映画なので未見の方はレンタル屋さんで!
2016/05/08
2016/05/29
2016/07/09
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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コメント:
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