映画「エネミー・オブ・アメリカ」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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盗聴など全ての情報を管理しようとするNSA。NSAはその法案に反対する議員を殺害するが偶然ビデオに撮られる。ビデオを手に入れた弁護士に襲いかかるNSA…。
ウィル・スミスandジーン・ハックマン v.s.ジョン・ヴォイト!
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説明:
ストーリー・ネタバレ
盗聴などで全ての国民の情報を管理しようという法案を成立させようとしているアメリカの国家安全保障局NSA。そこの実力者レイノルズは、法案に反対している下院議員を部下と一緒に襲い、心臓発作と見せかけて殺してしまう。
その場面を偶然ビデオに収めた写真家のザビッツ。それに気づいたレイノルズはビデオの回収と彼の殺害を部下に命じる。チームを作りザビッツを追い込む。彼も逃げる。ある下着店に逃げ込むと大学の同級生のロバートに会う。ロバートは妻カーラへのクリスマスプレゼントを選ぶために来ていたのだ。ロバートは彼に助けを乞い、店を出るが車にひかれて即死してしまう。
ロバートは凄腕弁護士で、労働問題の件でイタリア系のチンピラギャングスターと話をつけている時だった。そのポウリー・ピンテロは労働者が団結しないように脅しをかけていて、逮捕された。そして労働者に接触しないことを条件に保釈されたが、その条件を破りクライアントの労働者に怪我をさせた。ロバートはピンテロと労働者が一緒に映っているビデオを入手して、これを脅しの材料として労働者達に近付かせないようにさせる。そしてビデオを渡す。
ロバートがザビッツに会ったとき名刺を渡していた。その名刺をNSチームが発見したことからチームはロバートに狙いを付ける。実はザビッツは殺しのビデオを別のメディアにダビングしていて、オリジナルはNSAが回収したがコピーが見つからないためにザビッツがロバートに渡したものだと思ったNSA。
警察のふりをして彼を訪れ“ザビッツから何かもらっていないか?”と聞くが、もちろん実に覚えのない彼は知らないと言う。実はロバートが気づかない間にザビッツがクリスマスプレゼントを入れた紙袋に入れたのだ。しかもそれが携帯ゲームのソフトの形をしたメディアだったために、息子がプレゼントだと思って勝手に出して持っていってしまったのだ。
ロバートや彼の妻子が留守の時に盗聴器や盗聴カメラを家に仕掛ける。そして、出任せの噂を流してロバートの信用を落とす。なぜならば、信用のない人間が何を訴えても信用されるわけはないのだから。
弁護士事務所から強制的な休暇取得の命令=半ば解雇され、妻からも浮気していると思われたロバート。実は浮気相手と思われている女性レイチェルは元恋人ながらも、今は情報屋のブリルと言う謎の男との取引の仲買を頼んでいるだけだったのだ。
家を追い出されたロバート。しかもなぜか自分を狙ってくる奴らがいる。ワケの分からないまま逃げまくるが必ず捕まってしまう。面識のないブリルに直接会って何が起きているか聞こうとする。と、そこにはまた“奴ら”がいて偽のブリルまで用意していた。しかし、本物のブリル自らがロバートの目の前に現れ危機を救う。彼はロバートの衣服などから無数の発信器を発見とりはずすが、これはNSAの仕業だと判断したブリルは協力を求めるロバートの前から姿を消す。
ロバートはなんとか家に戻り、妻の誤解を解く。そして息子から“プレゼント”を返してもらう。それをもってレイチェルのところに行くと、彼女は殺されていた。
しかも、いかにも犯人がロバートのように偽装されていたことから、殺人容疑で追われる。このまま捕まるわけにはいかない。もう一度ブリルに会うロバート。協力を拒むブリルだが、レイチェルの死を伝えると、協力するようになる。彼女はブリルの友人の娘だったからだ。実はブリルは本名をエドワード・ライルという元NSAの一員。作戦で同僚を亡くしたのだがその同僚の娘がレイチェルだった。
そして、彼の隠れ家に行き、ビデオの中身を見て自分が追われるワケを全て知ったロバート。だが、そこにもロバートのミスでNSAが近付いていた。捕まる前にすんでの所で脱出。が、偵察衛星は強力で執拗に追われるブリルとロバート。なんとか振り切り、ブリルのもう一つの隠れ家アパートに行く。
ブリルは元NSAの自分を“捨てた”ことに嫌気がさして辞めた…というか地下に潜ったのだ。そして、正体がばれないように生活してきたそれに気づいた黒幕であるレイノルズは彼を恐れる。。
そのブリルが怒った。彼は自分の技術を駆使してレイノルズを罠にかけようとする。いわゆる“しゃべらせる”というやつだ。しかし、それは巧くはいかず2人ともレイノルズ達に捕まってしまう。
ビデオの在処を聞かれるが、実はビデオは焼けてしまったのだ。そこでロバートは考えた。あのイタリア系のギャングスター、ピンテロの家に行こうと。
着くと、レイノルズは部下とロバートと共に中に入り“ビデオを渡せ!”と詰め寄る。しかし、“ビデオ”はどうしても渡せないピンテロ。NSAの言うビデオは“殺害のビデオ”、ピンテロの思うビデオは“自身の有罪を裏付けるビデオ”。
結末・ラスト
彼らの仲間とレイノルズ達はとうとう銃を構える。そして、一瞬の間にあたりは血の海となり双方は銃弾に倒れる。ロバートは机の下に潜り巧く助かった!
そうだ、ブリルは?そう思って外に出ると、彼の姿は消えていた。そして、濡れ衣をはらしたロバート、法案は見直されることになったのだ。
そして消えたブリルは“粋なメッセージ”をロバートに見せて、彼は微笑むのであった…。
レビュー・感想・解説・評価
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16年前の正月レビューと新旧マゼコゼ、お許しを☆
ヒットメーカーのジェリー・ブラッカイマーが製作をした大ヒットハイテクスリラー。監督を務めるのは2012年に亡くなった事が日本でも大きくニュースで報じられたトニー・スコット。“辛かっただろうな…”って思うのは容易なことだが、本人の辛さは本人にしか判らない、決して…。彼の他の作品でレビューしているのは「トップガン」、「デイズ・オブ・サンダー」(両作ともトム・クルーズ主演)、「ザ・ファン」(ロバート・デ・ニーロがウェズリー・スナイプス演じるメジャーリーガーを脅す名作!)、「ラスト・ボーイスカウト」など。
以下、例によって挙げたいキャストをカジョーガキー☆
・主演を務めるのはウィル・スミス。大作出まくりのスミスは「インデペンデンス・デイ」が一番!?最近(2016年)じゃあ政治家転身の噂もチラホラ…。そんな彼は「ALI アリ」、「幸せのちから」でオスカーにノミネートしている。そう、“静のブラックアクター”をデンゼル・ワシントンと表すとしたら、スミスは正に“動のブラックアクター”!
・元NSA職員を演じるのはジーン・ハックマン。「フレンチ・コネクション」とクリント・イーストウッド版「許されざる者」の2つのオスカーを持つハックマン、名優!「俺たちに明日はない」、「スケアクロウ」、「ザ・ファーム 法律事務所」などレビューしている。
・敵方のボスを演じるのはジョン・ヴォイト。「帰郷」のアカデミー賞俳優。「ミッション:インポッシブル」と同じく“敵さん”、可哀想な最後となった。
・ロバートの奥さん役にはレジーナ・キング。最近再レビューしたトム・クルーズ主演の「ザ・エージェント」じゃあキューバ・グッティング・ジュニアの奥さん役だった!ほぇ、「ボーイズ'ン・ザ・フッド」が映画デビュー作。同作でもキューバ・グッティング・ジュニアと共演している。
・ホントチョイ役なんだけどガブリエル・バーンが偽ブリル役!ビックリだよねぇ、、、って16年前に書いたけど。最近は「自由な女神たち」が面白かった!
・NSAのレイノルズの直属の部下ってか腹心を演じるのは「ビリー・バスゲイト」でタイトルロールを演じたローレン・ディーン。今作では余り光ってないなぁ。
・同じくNSA職員を演じるバリー・ペッパーはレビューはしていないが「ブロークンシティ」を見て、“スッゴい役者になったなぁ”って驚いた。toikun、父親の思いですわ。
・偶然、殺人現場をビデオに収めた男を演じたのはジェイソン・リー。旧作だけれども…って書いて、2015年にtoikunが見た映画の中でベストだった「あの頃ペニー・レインと」でバンドのボーカルさんだった!
・2015年11月~12月にコーヒーのCMでジョージ・クルーニーと共演して、ファンを楽しませてくれたジャック・ブラック、コンピュータ技術者さんです。今は大スターだけれども、「デッドマン・ウォーキング」、「ジャッカル」じゃあ脇でしたなぁ。
・元軍人敵さんの一人を演じるスコット・カーンは名優ジェームズ・カーンの息子。「ミザリー」じゃあお父さん、キャシー・ベイツに…、LOVE キャシー!
カメオ出演などが多い今作だが、全ての人は上に書いたものを見て頂くとして…
・「プライベート・ライアン」で魅せてくれたトム・サイズモアさん、イタリア系のギャングスター!“My Sweet Heartアネット・ベニング”も出演した衝撃の問題作(!?)「真実の瞬間(とき)」、ロバート・デ・ニーロを脅してました!
さて、以下、2000年のレビュー。
いつもながらヒットメーカーのブラッカイマーはファンがワクワクする題材を心得ているのだろう。アメリカ合衆国の情報機関が偵察衛星や盗聴など、全ての手を使って一人の男を追いつめる。そのハラハラ感はすごく伝わってきた。おもわず、ウィル・スミスをがんばれーって応援したくなっちゃう。彼の巻き込まれ役もかなり巧かったな。いつもは武闘派のハックマンは、今回は“頭”も魅せてくれた。まあ、このハラハラ感は“なきにしもあらず”ということからも来ているだろう。折しも日本では“盗聴法”というものが話題になっている時期、他人事ではない感覚を感じるはずだ。
ハイテクで“国家の敵”であるロバート弁護士を追いつめていくこの映画、ラストの展開がまたおもしろい。昔ながらの引っかけがあり、銃撃戦で決着が付くのだ。そのギャップがとてつもなく良いと思う。あなたの生活も監視されているかも知れない…。
んで、今回のレビュー、付け足しだけ。
久々に見て上記レビューと印象は大して変わらないのだが…。“議員殺し”ってので掴んでくれてからのオープニングクレジット、昔の映画って感じがして本当に素晴らしい。“これからどう話しが広がるのだろう?”って心が高鳴るのだ。クレジットの“妙なアルファベット”は置いておこう。
衛星とかハイテクとか幾分か「トゥルー・ライズ」みたいな印象も受けるが、今作のは体温感知ではないだろうが、あんな“何階にいる”っていう兵器が現在は存在するのでしょうか?怖いねぇ。
コメディックな描写も忘れていなくて楽しませてくれるのだが、ホテルでの“ストリップショー”でのウー夫人は…だった。ハリウッドのアジア人の描き方…。
2016年の映画初め、お粗末様でした☆今回の最後に、トニー・スコット、本当にありがとう!
2000/01/03
2016/01/01
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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