映画「エニイ・ギブン・サンデー」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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アメリカ・プロアメフトリーグ。長年チームをコーチとして率いてきたトニー・ダマトは負けがこみ、肝心のクォーターバックが負傷をしてしまったために、全く無名の黒人選手を起用した。それが当たり価値を拾えるようになったが、有頂天になった新QBはチームと対立して、チーム内に亀裂が生じてしまう…。
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説明:
ストーリー・ネタバレ
This story is written by たくや. Modified by toikun.
・QB(クオーターバック)…アメリカンフットボールの花形ポジション。基本的にスターターになれるのは一人。QBはケガをしてしまうと、オフェンスの組み立てが全く変わってしまうため、QBは、ケガをさせないようにルールを含め気を使っている。また、アメリカンフットボールの世界で一番の高給取りでチームのリーダー的ポジション。
・サック…QBが、パスを投げる前に、相手ディフェンスにタックされること。ディフェンスのスーパープレイの一つ。
・ハドル…オフェンスを始める前に、コート上で行う作戦を選手に伝えるもの。基本的にはコーチの指示が無線でQBに飛び、ほかの選手に伝達する。
・プレイブック…プレイによる選手の動きを説明している作戦集のこと。アメリカンフットボールでは、プレイが止まる度に、作戦やメンバーを変えゲームを進めていく。NFLのような世界だと、辞書や電話帳くらいの厚さがあるくらい量が多い。
・オフェンスコーディネーター…ヘッドコーチのほかに、オフェンスのプレイブックを作ったり、オフェンスの支持をするコーチのこと。ディフェンス・スペシャルチームにも同様のコーチが存在する。
・ランプレイ…アメリカンフットボールでは、ランプレイとパスプレイの二つのオフェンスの仕方が存在する。ランプレイはボールを持って前に走るプレイ。パスプレイは、ボールを前に投げて進めるプレイ。パスプレイは1プレイで1度しかできない、さらにスクリメージラインの後ろからしかボールを投げてはいけない。パスプレイのほうが、ランプレイよりビッグプレイが出やすいが、相手にボールを奪われてしまうリスクも高い。
・ランニングバック…アメリカンフットボールのポジション。主に、ボールを持って前に走ることが仕事。
・ファンブル…ボールを落とし、フリーボールにしてしまうこと。
・プレイオフ…レギュラーシーズンが終わった後に行う試合のこと。NPBでいうクライマックスシリーズ。
”男にとって最高の時は 必死に戦い 疲れはて その戦の場に横たわっている時だ 勝利の後に…”かつての名ヘッドコーチ、ヴィンス・ロンバルディはこう語る…。
アメリカ。
アメリカにあるアメリカンフットボールリーグのマイアミ・シャークスのオフェンス時、オフェンスラインのブロックが原因で、チームのスターターQBでありMVPを3回も受賞をしている38歳のジャック・“キャップ”・ルーニーが、激しいサックを受け、立ち上がれないような負傷をしてしまう。試合後の検査では股関節を痛めたことが分かり、松葉杖を使うような大けがを負うキャップ。その後、二番手ののQBタイラーが試合に出るものの、またもやサックされてケガを負い、試合続行が不可能な状態になってしまう。そのため、試合にほとんど出る可能性のない三番手のQBである、他チームからやって来たプロ5年目の全く無名のウィリー・ビーメンが試合に出ることになった。が、極度の緊張のためか、ハドルの最中に嘔吐してしまいそれが全米に中継されてしまう。プレイブックも満足に理解していない状況であり、プレイにも精細をかき、今日の試合はもう厳しいと誰もが思う状況下で、ハーフタイムとなった。
ハーフタイム中、チームが負けていて、且つ負傷が多数出ている状況でチームに帯同する外科医のマンドレイクと殆ど新米の内科医パワーズは対立してしまう。マンドレイクがパワーズを軽視して酷い診察や選手に対して相当雑な対応するのだ、少なくともパワーズにはマンドレイクの診察がそう見えた。マイアミ・シャークスの前のオーナーの時からコーチをしているトニー・ダマトは、オフェンスラインの選手達やや前半のプレイに対して激怒し、チームのモチベーションを上げる檄を飛ばす。確かに選手の士気は上がるものの、その上がった“レベル”と言うのが、かつてのトニーが行った檄よりも上だったかと言えば、否定することになるだろう。チーム内、スタッフ内の不和、最高潮には達しない選手達の士気、チーム状態の良くない状態が明らかになる。
後半戦がスタートした。相変わらず“三番手”という控えのQBのウィリーはピリッとしない。このままでは、敗戦濃厚という状況で、ヘッドコーチのトニーが、“昔プレイしていたダラスの家の前みたいに、リラックスして楽しんでプレイしろ”とアドバイスすると、ふっきれた様に見えるウィリーはその後に素晴らしいパスを通し、才能の片鱗を見せつけてチームは逆転を果たした!
それをオーナーズシートで観ていたのはシャークスの女性オーナー、クリスティーナ・パグニアーチ。オーナーだった父親からチームを譲り受けたまだ若いクリスティーナ。初めて観るウィリーのプレイにスター性を感じていた…。
あとはリードを守り時間を使い切るだけ!!という状態になるものの、ヘッドコ-チは、ウィリーの実力を信用できず、観客席から見ているオフェンスコーディネーターのニックの意見を無視し相手にモロバレのランプレイをコール。見え見えのプレイのため全く進めない状況だったが、ランニングバックが少しでも前進しようとスタンドプレイをし、結果ファンブルしてしまい、ファンブルリターンタッチダウンを許しミネソタに逆転負け。オーナーシートのクリスティーナもふがいないチームの現状に激怒した。今回の敗戦でチームは4連敗となってしまった…。
試合でケガをしたスターターQBキャップは、プレイオフが始まるまで、ケガで戦線離脱になることが確定。ウィリーは、試合で嘔吐したシーンを馬鹿にされるようにニュースに報道され、全米の笑いもの状態になってしまう。
ヘッドコーチのトニーはと言うと、スポーツバーに行って酔っ払うと娼婦まがいの女性マンディにまで誘われてしまう始末。その誘いを断ったトニーは昔からの“戦友”モンローに“俺はなにもない”とぼやいていた。バーのテレビではスポーツ記者ジャック・ローズがぼろくそに批判をしていた…。
マイアミ・シャークスは、前オーナーの娘クリスティーナが新オーナーになっており、チームをロサンゼルスに移動し、その後に売却することを模索している。が、チームの売却値段が安いなどのため決断できない状況。さらに、クリスティーナは現在のチーム状況に対し、ヘッドコーチのトニーを自宅に呼びだし説教をする。しかし、過去の栄光や今の選手を大事にしたいコーチと、新しく派手で人気の出る近代的なチームにしたいオーナーとでは、話がかみ合わず議論は全くの平行線状態。
次の日曜日のシカゴ・ライナス戦、前回ケガで退場した二番手のQBタイラーが先発するものの、全くダメな状態であった。そのため、またもやウィリーが出場する事になった。相変わらずプレイブックは覚えていないものの、足の速さなど、眠っていた才能をを見せ大活躍。ウィリーの活躍によりチームは勝利。しかし、スタンドプレイが目立ち、ランニングバックやコーチに対し不信感を与えてしまうウィリー。
この活躍で、控えQBだったウィリーは一躍スター選手になった。急なスター扱いにウィリーは次第に調子に乗っていく。急に調子に乗り始めたウィリーは彼女であるバネッサと喧嘩をしてしまう。お互いに汚い言葉で罵りあうと、バネッサはウィリーに愛想を尽かし出て行ってしまった。
その後の試合でもウィリーは、大活躍し、順調にスターへの階段を昇っていく。しかし、調子に乗りまくるウィリーは、コーチの指示を無視し、スタンドプレイを繰り返す。そのためチームメイトやコーチ陣とどんどん距離が離れていく。それでもオーナーのクリスティーナはチームの“素材”としてスター選手となったウィリー・ビーメンに多大なる期待をかけていた。
そんなウィリーに見かねたトニーは、自宅に招くと、プレイを改めるよう諭すが、調子の乗っているウィリーは黒人差別問題を引き合いにだして聞く耳を持たない。2人の会話の裏では名作の「ベン・ハー」が流れていたが、主役のチャールトン・ヘストンの声など誰の耳にも届いていなかった…。
チームメイトとのパーティーでも、チームメイトを批判し、孤立してしまうウィリー。ウィリーは過去にいたチームでの仕打ちもあり選手生命の半分を無駄にしてしまっていたのだ。だからその残り半分で一生分の金を稼がなければならない。他のチームメイトは古くからシャークスを率いてきたトニーを尊敬していて、彼の言うチームプレイを守ろうとしていたのだが、ウィリーは金を稼ぐために“スタンドプレイでも勝てば良い。そして自分が目立てば自分の市場価値が上がる”と考えていたのだ。この考えは先のトニーとの面談でも幾らも変わることは無かったのだ。
空中分解寸前のチーム…。
チームドクターで外科医のマンドレイクは、ディフェンスの要であるルーサー・“シャーク”・ラヴェイのケガを軽視してプレイをさせ続けていた。内科医パワーズの求めで行われた検査の結果、シャークは重症だったが、オーナーであるクリスティーナも、ケガをしているシャークを試合に出させるためにマンドレイクに“トニーに嘘を”つくように言うのだ。マイアミ・シャークスはプロのチームであるのに赤字である。“使い切るものは使い切って”使えなくなったシャークはシーズン後に放出する事を考えていたクリスティーナ。
バラバラの状態で挑んだ次の試合では、チームはボロボロに負けしウィリーも全く活躍できなかった。そんな中、シャークのけがの状態をトニーが知る。それはパワーズがトニーに知らせたのだ。シャークが試合に出られる状態ではなかったことを知ったトニーは激怒し、嘘をついていたマンドレイクにクビを言い渡した…。だが去り際のマンドレイクの言葉にも一理はある。選手達は怪我を押してでも試合に出たいと思っているものが多いのだから…。この時、取材に来ていたジャック・ローズを殴ってしまうトニーだった。この事は問題となり、後にマスコミの前で謝罪させられることになったトニーだが、それは本音の謝罪ではないのは誰の目にも明らかだった。
シャークは、それでも試合に出ることを曲げずに、結局試合に出ることになる。これには“チームを法廷に引きずり出さないこと”という約束をさせて訴訟を回避したトニーの苦渋の決断があった…。
元々のスターターQBであったキャップもケガは治るものの、今までの無理なプレイの代償と38歳という年齢から万全ではない状態。キャップの家を訪ねたトニーは、彼から初めて弱音のようなものを聞いてしまうのだ。だがキャップはトニーにとって息子も同然、鼓舞するのだった。
トニーはバラバラの状態のチームを戻すために、プレイオフ初戦、キャップをスターターとして起用することを決める、オーナーのクリスティーナの反対はあったが。
プレイオフの初戦。チームの状態を最高にするべく、トニーは非常に熱い激をとばす。これによりチームの士気は激しく上がる。この試合、キャップは魂を感じさせる熱いプレイを見せ、チームを盛り上げるものの、激しいタックルを受けまたケガをしてしまう。試合前に今シーズンが最後のシーズンになると語っていたキャップの選手としての人生が終わった瞬間…。
そんな試合の最中、クリスティーナは、プレイやチームそっちのけで金儲け話している経営陣に嫌気を感じ、自分の今までが間違っていたことを思い知る。
後半からウィリーをQBとして起用したトニー。キャップのプレイやトニーの言葉に感銘を受けたウィリーはチームメイトと和解。その後、素晴らしいプレイを見せ始める。この試合、トニーのベテランヘッドコーチとしての勘がさえわたり、さらにウィリーもコーチの指示をしっかりと聞き、チームメイトを活かし試合は接戦に。
結末・ラスト
試合終盤、止めなければ試合が終わってしまう4thダウンギャンブルの際、シャークが素晴らしいタックルを決め、4thダウンギャンブルを止める。しかし、このタックルが原因で、シャークは起き上がれない状態に。コーチ・チームドクターが慌てて駆け寄り、最悪の事態を想像するが、なんとかシャークの目が開くと話すことができた。
マイアミ・シャークスの最後のオフェンスに。
試合残り時間55秒。最後のオフェンスで逆転を狙う。ここで、いきなり最高のパスを見せたかに思えるものの、オフェンスラインの反則により無効に。さらに勝ちが難しくなった状況で、トニーがトリックプレイ“コマンチ”をコール。完全にディフェンスの裏をとった、ウィリーはランでビッグゲイン!さらにランニングバッグにトスし、アウトラインを割り残り時間4秒で時間をとめ、残り3ヤードまで攻め込む!
ラストプレイ、プレイアクションプレイをコールするも、レシーバーが開いていない状態。最後には、エンドゾーンに飛び込み、タッチダウンを奪い、劇的な逆転勝利をものにするマイアミ・シャークスであった…。
試合後、トニーはウィリーに、シーズン終了後チームを去ることを話すとコーチと選手として最高の関係になったかのように見えた。ウィリーも肩の状況があまり芳しくない状態を伝え不安を口にするが、その時、トニーはすでに立ち去っていた…。
その後、決勝戦であるパンテオン杯では、ぼろ負けしてしまったマイアミ・シャークス。シーズン終了後、クリスティーナはマイアミ市長のスモールズや大勢の記者の前で、マイアミでチームを続けることを明言。そしてトニーはチームを去ることを発表するのだが、この会見場で、トニーはウィリーをシャークスから引き抜いてニューメキシコのチームで指揮を執ることを発表した。最後は、ブーイングと拍手で見送られながらトニーは去っていった。
ウィンス・ロンバルディの言葉のように、“勝って死ぬ”為にアメフト人生を続けるトニー・ダマトだった…。
レビュー・感想・解説・評価
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うわぁ、すげぇ懐かしい。2002年くらいの映画だと思っていたけど(汗)
社会派オリバー・ストーンが描くリアルなNFL…どうやら本作はNFLではないらしいが…この辺の事情はWikiPediaに少しだけ書いてあるのでドウゾ。
ストーンは「ミッドナイト・エクスプレス」でのアカデミー脚色賞受賞、「プラトーン」と「7月4日に生まれて」で2度アカデミー監督賞に輝くほかノミネートも多数有る。前述したものの他にレビュー作品は「ナチュラル・ボーン・キラーズ」、「ワールド・トレード・センター」など。また製作した「運命の逆転」なども…。
なお、監督さん、NFLのゲーム解説としてほぼ出突っ張りです…カメオって言えないよねぇ?因みにカメオは「7月4日に生まれて」でも。
キャストを。
・これ程までにあのアル・パチーノが“そのままでいい”映画はないだろう。怒りまくって凄い顔して…コーチのトニーを演じている。「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」でやっとこさのアカデミー賞受賞。色々レビューしているが、「ミッドナイト・ガイズ」、「ディアボロス/悪魔の扉」、「スケアクロウ」何かをドウゾ!
・劇中、チャールトン・ヘストンに“若さを持て余している”だっけ?そんな風に言われていたアメフトチームのオーナーに扮するのはキャメロン・ディアス。オスカーのノミネートは同然の事ながら(?)ない。「ラスベガスをやっつけろ」のリポーターとしてのチョイ役は…見せ場なし。他に「バニラ・スカイ」に、「マイノリティ・リポート」のカメオや、名作「愛と追憶の日々」とイメージがダブる「イン・ハー・シューズ」など。
・劇中に年齢が38サイト出てきたQBに扮するのはデニス・クエイド。toikunが持っているイメージでは48歳くらいのQBに見えたが…。レビューしている映画として、ストーリーを記述するのが難しい程に多角的な「バンテージ・ポイント」など。
・外科医として悪いコトはしてしまうが、何か信念のようなものが感じられる…そんなマンドレイクに扮するのは「サルバドル/遥かなる日々」と「ゴースト オブ ミシシッピー」のオスカーノミニー、ジェームズ・ウッズ。言わずと知れた性格俳優。リメイク版「ゲッタウェイ」、「将軍の娘 エリザベス・キャンベル」、「ジョンQ-最後の決断-」など。
・たった1試合でスターダムにのし上がるのはNFLでもそうなのだろう、ストーン監督作品であるから。つけあがるイメージと、黒人が虐げられたというイメージが両立するQBを演じるのは「Ray/レイ」でアカデミー賞に輝き同年の「コラテラル」でもノミネートしたジェイミー・フォックス。toikunは何が何でも納得しない大規模復讐劇の「完全なる報復」など。
・前歯を金色にして登場した選手に歌手でもあるLL・クール・J。
・キャサリンの母親として登場したアン=マーグレットは「トミー」と「愛の狩人」のオスカーノミニー。
・NFLのコミッショナーで登場したシーンは2度、「ベン・ハー」のアカデミー賞俳優チャールトン・ヘストンがNFLコミッショナー役で登場。全米ライフル協会のことは放さないでおこう。「ベン・ハー」を劇中で流したからヘストンに敬意を表して出演させたのかな?レビュー作品としては晩年の「トゥルーライズ」、「アルマゲドン」の声の出演など。
・ジェームズ・ウッズに楯突いたマシュー・モディーン!内科医として登場。大コケした「カットスロート・アイランド」やゴキブリも出てくるスリラー「パシフィック・ハイツ」は面白い。
・娼婦役で出演するエリザベス・バークレーはもちろん「ショーガール」の主演女優。本作でも裸を見せるが…。
・キャップの妻として登場するローレン・ホリーはパニック映画「乱気流/タービュランス」のスチュワーデスさん。
・殴られちゃうスポーツ記者にジョン・C・マッギンリーが扮する。ストーン監督の「7月4日に生まれて」では車椅子を押す役で殆ど顔は見られなかった。他に「セブン」「セブン」、「アイデンティティー」、「バーニング・クロス」なんてどれもサイコスリラーも☆
・ストーリー欄には記述はないが選手の練習を指揮する人に地震もアメフトの選手であったジム・ブラウン。「マーズ・アタック!」では元ボクサーの火事の用心棒として登場。
・そして近年は大活躍のアーロン・エッカートが他チームから高額で招聘された後継者のコーチを演じる。「ペイチェック 消された記憶」、「エンド・オブ・ホワイトハウス」とその続編「エンド・オブ・キングダム」では大統領にまで上り詰めた。
さて。
何か印象は、ストーン監督の「7月4日に生まれて」の様なイメージを持った。それはカメラを通した映像が多かったと言う事も有る←テレビカメラの映像。余り監督では映画を観ないtoikunも、ウディ・アレン、コーエン兄弟、クエンティン・タランティーノに続いて分かりつつあるなぁ。
劇中には『スポーツイラステッド誌』が出てくるけど、日本でも20年くらい前かなぁ?読売新聞の日曜版に記事が取り上げられていた…懐かしい。
全部じゃあないが、結構アル・パチーノの作品を観ているんだけど、本作でやっと理解できた、彼が中空を見るのはアイデンティティーだ。アカデミー賞受賞作「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」では盲目の軍人で全てにおいて中空を見る感じだったが、本作では目が見えるのに…で、特に中空を見るシーンが強調されていた。パチーノ、一つ理解。
それと、本作が150分を超える長丁場という事だが、長いことは全然感じずに苦にはならないんだけど、例えば、ウィリーがピッチに立とうとして終わるとか、ラストのトニーのインタビュー無くして終わったらどうだったんだろうね。そりゃあ綺麗な終わりになったけどさぁ。やっぱり社会派監督、フィクションの中の真実を描きたかったんだろうねぇ。
あぁすげぇ豪華なキャスト達に乾杯!
2016/10/26
by toikun.
映画ファンの口コミ・レビュー
No.1 たくや さん
レビュー日時:投稿日時:2016/10/26 13:59:36
評価:9点/10点満点中(最低点1点)
★★★★★★★★★☆
非常に、面白い映画でした。おそらくNFLがモデルの舞台ですよね。現在のNFLでは、反則になるようなプレイも多い作品で、アメフトのルール変更の歴史を感じます。ケガを押してプレイしていく選手たちが多く、こんな状態であれば、確かにアメフトやらせたくない親もふえるなーとしみじみ思いました。アメフトの試合の一番面白いところをピックアップしていてNFLがますます好きになる映画でした。ウィリーのプレイは、今でいうニュートンだったりを想像させ、あんなQBのいるチームは見ていて面白いなって感じました。実際のアメフト選手、テレルオーウェンズやローレンステイラーが出演していて、びっくりしましたww
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『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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