映画「暴走特急」あらすじ,ネタバレ,レビュー
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あらすじ
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アメリカ横断高速特急をテロリスト一味がジャックした。列車にコンピュータを備え付けた彼らの目的は秘密衛星を使っての金儲けとペンタゴン=国防総省の破壊、そしてペンタゴンを破壊sることによりその地下にある秘密原子炉を壊してアメリカ東海岸に“死の灰”を降らして壊滅させること。
偶然に乗り込んでいたコックで元海軍特殊部隊の男がテロ組織に鉄槌を下す!“Nobody beats me in the kitchen!(キッチンじゃあ負けないゾ!)”
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ストーリー・ネタバレ
アメリカ海軍が研究してきたが開発を諦めた衛星をCIAが極秘裏に開発を進めて打ち上げた。それはただの衛星ではなく大変強力な出力を持つレーザー砲を備えていた。その衛星の名をグレイザー1号(G-001)という。開発を進めた天才の名をほしいままにしたCIA職員は打ち上げを前に自殺をしてしまったという…。
腕の良いコック、ケイシー・ライバックは海軍特殊部隊に所属した元兵士だ。現在は友人と一緒にレストランを経営するライバックだが、忙しい最中休暇を取って姪サラと一緒にアメリカ横断の特急列車に乗る事になった。この休暇は死んでしまった兄、サラにとっての父親の葬式に出られなかった埋め合わせをするためであった。
5年間会わなかった事、そして思春期の真っ只中という事もありサラは叔父ライバックに打ち解けることは難しかったが、ライバックが仲違いをした兄の葬式に出なかったことを謝罪し兄を褒めるとサラはライバックと友達になることを申し出た。
この高速列車にはグレイザー1号の開発に携わった現職員のリンダとトリリングが乗っていた。恋愛関係が御法度のCIAだが2人は付き合っており一緒に休暇を取って乗ったのだ。
この列車を止める男たちがいた。運転士が列車を止めた後男たちに理由を聞くと彼らは運転士に向かって発砲して列車を乗っ取った。少し前にコロラド空軍基地が襲われてヘリと兵器が奪われるという事件が起こった。ボスとして傭兵共を指揮するマーカス・ペンの犯行であり、ヘリに乗ってこの高速列車が止められたところに降りると合流。ペンの傭兵団を雇ったのは自殺したとされたCIAの天才トラヴィス・デインでありデインもまた列車に乗り込んだ。彼らの目的は…!?
傭兵達はペンの命令により乗客達を1箇所に集めた。またデインはリンダとトリリングを捕まえてこさせて、彼らの知る暗号を聞き出した、グレイザー1号の制御機能を手に入れるために。調理室は傭兵達に銃撃されてコック達は死んでしまったがライバックは助かった。彼は乗っ取り犯が何の目的で列車を乗っ取ったのかを調べようと走る列車の外に出るが、リンダとトリリングの無残なしを目撃した。列車内に戻ったライバックはポーターの男ボビー・ザックスを見つけると協力を求めた。ボビーはライバックの実力が十二分に分かっていたのでライバックに従うことにした。
デインの目的は世界の反社会勢力に大金を振り込ませ、彼らのためにグレイザー1号のレーザーを使って彼らの標的を破壊することだった。大金が一番の目的だが、それと同等の目的に自分を見捨てたCIA、アメリカ政府に制裁を食らわせることがあった。まず、グレイザー1号の実力を反社会勢力に見せるために中国の秘密施設を破壊した。CIAは衛星が乗っ取られた時点で緊急時体制を敷いたが、衛星が中国を攻撃した事実を突きつけられ、アメリカ海軍のベイツ提督を招き最高度の対テロリスト体制となった。
ライバックは自分の調べたことをPDAを使って自身のレストランにFAXで知らせた。そしてそのFAXを見たコックが本部に電話してきて、列車が乗っ取られたこと、ライバックが乗っていることなどを知る。
デインは最初は金ではなく…と思いペンダゴンにレーザーの照準を定めた。ペンタゴンの地下には秘密の原子炉があり、レーザーが直撃した場合、風向きによっては東海岸が“死の灰”によって壊滅的な打撃を受ける。発射までには数分あり本部はアメリカを守るためにステルス戦闘機を発射して列車ごとデインの企みを終わらせようとする。
ステルス戦闘機の飛来をまだ知らないデインは金が振り込まれたので反社会勢力の為に動くジェット機をレーザーで破壊した。
ライバックはザックスと一緒に少しずつ反撃していく。“見知らぬ乗客”が傭兵を倒す実力を持っていることに気付いたペンはデインに調べさせると彼らは“ケイシー・ライバック”という名前に驚いた。軍上がりの傭兵達にとってはライバックが彼らの教官だった者もおり、伝説的な兵士なのだから…。ペンは乗客の中から“ライバックの同乗者”サラを見つけて人質に取った。現コックのライバックは混乱を起こして、ザックスに衛星を制御するCDを盗ませた。ライバックが列車から落ちたためにペンは列車を停車させた。その隙にザックスは逃げようとする。結局CDは入れていたポケットが破けていたために敵の手に回収されてしまい列車は動き出してしまった。ザックスは列車に飛び乗り、ライバックもまた何とかそう出来た。
デインは宣戦布告を本部にしていたがステルス戦闘機が近づくのを知ってそれをもレーザーで撃ち落とした…。グレイザー1号には自爆機能が備わっているがデインによって無効化されており、また本部はグレイザー1号を撃ち落とすためにミサイルを発射するが、デインが打ち上げていた囮の衛星を撃ち落とすだけだった…。
結末・ラスト
デインはポイントを切り替えて列車を正面衝突させて“自分達は死んだ”ものと思わせようとした。脱出のために動く列車に近づくヘリ。ライバックは乗客達が乗る車両を切り離すと乗客達は助かった。そしてザックスにヘリを奪取させたライバック。
ライバックはサラを救出しなければいけない。ペンとの実力者同士の戦いになるが彼をやっつけるとサラを救出。ペンタゴンに向けられたグレイザー1号のレーザーのカウントダウンが数秒と迫る中、デインのノートPCを破壊することによりグレイザー1号を無力化させたライバック。そしてデインは銃弾に倒れた。
だが目の前には列車が迫る!高速での正面衝突だ!先にサラをヘリのハシゴに掴ませていたライバック。ザックスはサラを引き上げるとヘリを列車の最後尾につけさせた。ライバックは既に正面衝突していた列車を最後尾に向けて走り抜けてヘリのハシゴを掴むことが出来た!しぶとかったデインは爆風に巻き込まれて死亡…。ライバックが入れたメッセージによって歓声が上がる対策本部であった…。
ライバックはサラと共に墓地を訪れ兄ジェームズ・A・ライバックを弔うのであった…。
レビュー・感想・解説・評価
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先日リレビューした「沈黙の戦艦」は18年ぶり、続編である本作も17年ぶりのブリブリだぞ!まずは前の感想!
スティーヴン・シーガルの当たり役、強いコックのケイシー・ライバックを彼が演じる「沈黙の戦艦」の続編。彼は製作も兼ねている。
今回の首謀者デインを演じるのはなかなかの個性派で一度見たら忘れられないルックスの持ち主であるエリック・ボゴジアン。本当にキレていて良い。舞台は列車になりシーガルがまたまた息をのむアクションを見せてくれる。キッチンで“No body beats me in the kitchen.(台所じゃ負けないぞ)”と、コックでもあるライバックの決めゼリフをかっこよく聞かせてくれた。シーガルアクション、ご堪能あれ
なお、「沈黙(ケイシー・ライバック)」シリーズはここで詳しく紹介している。
1999/10/30
スンマセン、「沈黙(ケイシー・ライバック)」シリーズはアンマリ書いてません…。ゴメンなさい…。では2016年の!
「逃亡者」のアンドリュー・デイヴィスが手がけて大ヒットした「沈黙の戦艦」の続編。“沈黙の~”というスティーヴン・セガール出演作品はいっぱいあるけど、どれもケイシー・ライバックは出てこない。toikunはファンとして嘆いているのですが…。
今作のメガホンをとるのは「ヤングガン」の続編「ヤングガン2」の監督ジェフ・マーフィー。(あぁ「ヤングガン」の間違い正さなきゃ…。)
主演のスティーヴン・セガールは前作に引き続き製作も兼ねている。また同じく製作のアーノン・ミルチャンは中々のヒットメーカーであり製作した映画として「ナチュラル・ボーン・キラーズ」(クエンティン・タランティーノ原案)、「L.A.コンフィデンシャル」(アカデミー賞2部門受賞・他7部門ノミネート)、「Mr.&Mrs.スミス」(ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー共演作品)などがある。
キャストを。
・主演の強いコックさんに扮するのはスティーヴン・セガール。前の感想で“スティーヴン・シーガル”と記述していた理由は“SCREEN誌”がそう書いていたから。一般的にはセガールアクションと言うがシーガルアクション…。現状レビューしている作品は前作「沈黙の戦艦」しかないが、「沈黙の要塞」は名優マイケル・ケイン(「サイダーハウス・ルール」、「キングスマン」)が悪役として出演しちゃうんだから90年代のセガールは凄かった。本作での“飛行機は事故が怖いから…”には笑ってしまう。だって本作とは前後があれ「エグゼクティブ・デシジョン」というスカイアクションでは序盤に死んじゃうから…。
・姪っ子を演じるのは本作がtoikunにとっての初見だったキャサリン・ハイグル。2008年製作の「幸せになるための27のドレス」で久しぶりに再会した時は“セガールの姪じゃん!”と嬉しくなったtoikun。現在キャサリンにとっての最新作「グリフィン家のウエディングノート」はロバート・デ・ニーロ(「ゴッド・ファーザーPARTⅡ」)、ダイアン・キートン(「ゴッド・ファーザーPARTⅡ」)、スーザン・サランドン(「デッドマン・ウォーキング」)という3大俳優共演作!30代となり落ち着いたキャサリンを見ることが出来る。
・狂った天才を演じるエリック・ボゴシアンの本作での“語り”はどこか「トーク・レディオ」のDJの様。鼻に掛かった声が気持ちいいよねぇ。スティーヴン・キング原作の「黙秘」や「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」など。
・“武”の方のボスを演じたのはエヴェレット・マッギル。リチャード・ファーンズワース(「ミザリー」)の遺作となった「ストレイト・ストーリー」など。
・前作に引き続きベイツ提督を演じるのはアンディ・ロマーノ。「天国の約束」や「バグジー」など。「逃亡者」では小さい役ながら判事として登場。
・同じく前作からの登場人物ガーザ大佐を演じたのはデイル・ダイ。チョット表現は違うがベイツ提督の腰巾着的な?大佐。元軍人さんなんだねぇ。「7月4日に生まれて」、「ミッション:インポッシブル」、「プライベート・ライアン」など。
・CIAのおバカな上官トム・ブレイカーを演じたニック・マンキューゾも前作から。“ブレイカー君教訓にするんだぞ!”何て前作で言って欲しかったよぉ。
・ブレイカー君と計画を推し進めたクーパー将軍に扮するのは「誘う女」でお馬鹿なキャスター=ニコール・キッドマンの父親を演じたカートウッド・スミス。「ウディ・アレンの影と霧」など。
・ポーター君はボーイと呼ばれると怒るんだねぇ…そんな荷物係=ポーターを演じたのはモリス・チェストナット。「ボーイズ'ン・ザ・フッド」、「ラスト・ボーイスカウト」など。
さて。
toikunは彼オリジナルと思っていたんですが…セガールのナイフ捌きや両手がフリーになった時に刃物を持つ相手と戦う時に動かす両手、思う存分楽しめる。他のアクション映画だと“何で素手の戦いになるんだよ!”って思っちゃうけど、セガールの場合は彼が素手になっても“セガールアクションのためだ!”と割り切れる。これはジョン・ウー監督作品で二挺拳銃が出てくる時と同じ様な感覚か…!?
このセガールアクション、マット・デイモンの「ボーン・アイデンティティー」、「ボーン・スプレマシー」、「ボーン・アルティメイタム」を観た時に思わず“セガールのパクリ?”って思っちゃったから、それだけ毒されているtoikunなのだ。
変な素材から爆弾を作っちゃうのもジェイソン・ボーンに受け継がれているんだから特殊部隊の人は凄いんだろうねぇ。大人の事情で“この素材”で爆弾を作れるかどうかは調べてません。ゴメンね☆(真似しちゃアレだから無理だろうが…)
また言及しておくが「ダイ・ハード」の様な孤軍奮闘モノでないところも前作と同じところ。ダイハードムービーではないのは何故なんだろうかねぇ…。
そう、DVDに付属のプロダクションノートから記述をしておく。
・本作の列車の名前はグランド・コンチネンタル。
・6週間の撮影のために本物を借りることが出来なかったのでスタッフが作った→リース車両を改造した。
・3000トンの列車の全長は300メートルで前作の戦艦ミズーリと同じ長さ。
・使われていない車両を使ってスタジオを製作した。
・本物の線路を使用した撮影では他の車両の往来に備えて2・3度待避線に移動した。
・クライマックスの激突シーンではミニチュアの列車と線路を作った。ただミニチュアとはいえ、線路は300メートル、グランド・コンチネンタルは37.5メートルで3トンという8分の1スケール。
・ロサンゼルス北のシミ渓谷に60メートルの鉄橋を作った。
・リモコンで動かして時速15マイル=24kmで衝突させた。
ほぇぇ、アレでミニチュア…スケールデカイねぇ!
さてさて。2016年に64才となったセガール。もう続編ないのかなぁ…?
“Nobody beats me in the kitchen!”を聞かせてセガール☆
2016/06/07
by toikun.
『映画ファン』さんのレビュー・評価
投稿日時:20??/??/?? 15:59:46
4点/10点満点中★★★★☆☆☆☆☆☆
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